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10.01.04
年賀状
毎年年末に追い立てられるように書いて送っている
これまでなんとか年内に投函できていたが、今年はついに元旦に投函してしまった。
ああ、やってしまったなあ
そんな気持ちでいた。
ところがだ。
どうやらそもそも年賀状は年が明けてから書くものだったらしい。
確かによく考えたら、年も明けていないのに、
「旧年中はお世話になりました。本年もよろしく御願いします」
なんて書いて送るのはおかしな話だ。
本来なら、正月を迎えて、ちょっと時間の余裕のある三ヶ日の間に、
挨拶に行けないあの人にせめて葉書でも送って挨拶するか、
ってな感じであるべきだ。
今のように年内、しかも25日までに投函、なんていう習慣は、郵政省がつくったものだ。
正月休みたいのに、大量に年賀状が集まってきて日頃よりもむしろ忙しくなってしまうから、
「25日までに出してください はがき自体は10月から予約受け付けますのでお早めに~」
なんてことを言いだしたようだ。
まあ気持ちはわかる。効率化した方が届ける側は楽なのだろうし、送る側にとっても、確実に1日に届けてくれる方がありがたいし、年内に出しておけば正月が楽だ、という気持ちもある。
しかし、よくよく考えたら、そもそもの大切な習慣やそれに付随していた気持ちの部分が追いやられてしまって、本来の発端とはちょっとずれたことになっている。ほとんどの人が年内に書くことに抵抗が無いだろう。さすがに元に戻せとは言わないが、そういう原点や発端はちゃんと知っておきたいものだし、システム化された中で無意識に行っている行為がある、ということを自覚しておきたいものだ。
って、まあ、所詮、年内に年賀状が送れなかった人の言い訳でしかないのだけど。。。
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