4月1日から横浜市で勤務しています

お知らせ

当事務所代表の野田恒雄は、2014年4月1日から、横浜市都市整備局都市デザイン室の都市デザイン専門職として勤務しております。
兼職による勤務のため、当事務所での業務も引き続き行ってまいります。
今後ともよろしくお願いします

法政大学イノベーティブ・ポリシー賞受賞しました/no.d+a

この度、紺屋2023で法政大学イノベーティブ・ポリシー賞を受賞致しました。


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"イノベーティブ・ポリシー賞とは、新機軸の政策を立案・実施している自治体や優れた活動を展開するNPOなどを表彰するものです。法政大学の審査員によって推薦された自治体・団体や取組等を審査のうえ表彰を決定しています。" 
 以上法政大学地域研究センターウェブサイト( http://www.hosei-hurin.net/kou/03.html )より引用 

 今回は大学院政策創造研究科の増淵さまよりご推薦頂き、受賞のはこびとなりました。
本当にありがとうございました。


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写真は先日の受賞式の様子です。 このように紺屋2023を評価して頂いたのも、いつも紺屋に関わって頂いている方々、お越し頂いている方々あってこそです。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。 これからも精進して参りますので、今後とも引き続きご指導・ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願い致します。

Skyline With Flying People in Hanoi, 始まりました

現在、代表野田がハノイのアートプロジェクト

Skylines With Flying Peopleに会場デザインとして参加しています。 


今回number of design and architectureとして会場デザインをさせて頂きました。
その内容は、敷地であるJapan Foundationの建物を、荷物の運搬に使う木製パレットを大量に用いて構成するものでした。

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短い施工日程の中、現地の大工さん、Japan Foundationの方々、アーティストたち等多くの方々との打ち合わせ、デザイン、見積り、施工、が同時進行で行われていきました。延べ3000枚以上にわたるパレットが使用され、今回のための空間が完成しました。

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先日、4日に行われましたオープニングの様子です。
決して気軽にお越しくださいと言える場所ではありませんが笑、会場には代表の野田が22日まで、展示そのものは来年の1月6日まで行われておりますので、もしハノイに行く機会のある方はぜひご覧くだざい。

製作過程も含め当ページでも改めて報告していきます。


展覧会概要

スカイラインズ・ウィズ・フライング・ピープル

Skylines With Flying People


日本とベトナムの若手作家計11組が参加する滞在制作・交流展で、

ハノイにある国際交流基金を会場に開催されます。

野田による「場」の改装から始まり、ベトナム人アーティストを中心に約10名が

施設内に作られたスタジオで公開滞在制作を行います。

その他にトーク、パフォーマンス、展覧会、なども開催され、

日本とベトナムの現代アート関係者が約1ヶ月にわたって交流を行う、

実験的かつ今までに例のないプロジェクトとなっています。


会期 2012年12月4日(火)~2013年1月6日(日)

会場 国際交流基金ベトナム日本文化交流センター(27 Quang Trung, Hoan Kiem, Hanoi)

主催 国際交流基金ベトナム日本文化交流センター

共催 ニャーサン・スタジオ

助成 プリンス・クラウス基金

協力 ゲーテインステテュート・ハノイ/紺屋2023/東北九州プロジェクト

ウェブサイト

http://swfp.org/s/

フェイスブックイベントページ 

https://www.facebook.com/events/301765939942544/?notif_t=plan_user_invited


こちらのページで日本語の詳しいリリースをご覧いただけます
http://jpf.org.vn/jp/2012/12/01/skylines-with-flying-people/


メディアの隔たり

昨今の建築家はある程度有名な人なら延べてどこかの大学で教えていることが多い。
大半が国内の大学だが、少しだけ海外の大学で教えている人もいる。
以前たまたま訪れたシンガポールの大学で、ある建築家が教えておられることをそこで知った。失礼な言い方になるが、けして超がつくほどの有名人ではない。でも建築家の端くれならまず知っているであろうぐらいの方ではある。
しかし、そこで教えておられることは全然知らず、驚いた。正直、最近お名前を見聞きしてなかったので、ここにおられたのか、という印象だった。

しかし、つまりそういうことなのだと思った。

海外の大学に移ってしまったり、海外に事務所を移したりすると、すっかり国内のメディアに登場する機会が減り、国内の人から忘れられてしまうのだ。変わらず作品をしっかり作っていてもだ。
この関係は国内外においてだけでなく、国内の東京内外においても言えるだろう。地方に行ってしまうとメディアから消えてしまう。

これはなんだか変ではないだろうか。

おそらく取材経費がかさむなどの理由があるのだろうけど、何もわざわざ現地に行かなくても出来ることはあるはず。むしろそうした人たちをうまく使って、各地域の情報を集めたりすればいい。様々な地域に飛んだ建築家たちがそこで何を見て、感じ、作っているのか。気になる人は多いし、メディアめ得ることも多いはずだ。シンガポール通信の連載とか、今アジアが注目される中、大変面白いと思うのだが。

しかし、どうもそんなことが起きそうな気配はない。
自分にも言えるが、どうしても人間は物理的距離に思考が影響を受ける。それがおそらく原因だろう。
福岡にいれば、やはり福岡のことや人が近しく感じてよりリアルに想像できるし、関西に行けば関西が、関東に行けば関東が、そうなる。新幹線に乗って博多から京都に移動してると、本当にその思考の変化を面白いぐらい感じるから、これはたぶん間違いない。
だからいくらメディアがグローバルに考えようとしても、所詮人ならが一箇所にしか居ない限り、考えがどうしても及ばないのだろう。

情報技術が進み、どこに居ても情報が得られるようになったが、それが原因で動かなくなってしまったら、元も子もない。特にメディアはむしろより拠点をより増やす必要があるのではないだろうか。

それはメディアだけでなく、自分にも言えることだ。出来る限り自分で見聞きし、出来る限り拠点を複数持つ。そんな状況を目指したい。

空間リテラシーが必要だ

これからの時代は建築家は空間リテラシーが問われると思う。
例えば災害時での対応や災害に向けた備えにしても、すぐに「作れない」状況下でどう「使う」かが重要になる。
使える空間を作らないといけないし、使えない空間を使えるようにしなければならない。














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