1月の観劇ツアー

年開けから怒涛の観劇ツアー中です。

...しかし何故こんなに詰めてしまったのか。
バカだから観劇後のハイテンションで夜中まで飲んでしまい、翌日フラフラになりながら劇場へ行く始末。
途中記憶をなくしそうになる自分との死闘を繰り広げ、終演後は矢吹ジョーのような憔悴ぶり。

耐久観劇レースかよ(だったら飲むな)

という事で、今年に入って見た芝居から3本ご紹介します。
これからツアーが続く芝居なんでポイントだけ。

『ロッキー・ホラー・ショー』

リチャード・オブライエンの舞台をもとに1975年に映画化されてから以降、世界的にカルトな人気を誇る作品です。

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めがねは10年くらい前に再映で映画を観ました。

「映画館で紙吹雪をまいたり傘をさしたり大騒ぎしても怒られないよ」と力説するコテコテファンの友人の勧めで、初見にも関わらずコスプレをして数人の仲間と大騒ぎ。
そういう事をしてもいい回だったはずなんですが、まじめに観ていたお客さんが中盤でついにブチ切れ、厳重注意を受けて全員シュンとなったことも今ではいい思い出です。

その『ロッキー・ホラー・ショー』をあの劇団☆新感線のいのうえさんが演出!
古田新太主演、右近健一出演
と聞いて大興奮。
しかも年末から年明けにかけてキャナルシティ劇場でやってくれる!(単にいのうえさんが里帰りしたかったんじゃないかという噂も)

客席にはサイリウムを持った人やメイド服の女子(筋金入りファン)がチラホラ。
正直に言うと、意外とまじめな『ロッキー・ホラー・ショー』だったんですが、いのうえさんはじめ出演者にもファンが集っただけあって、愛を感じる公演でした。

とにかく古田新太のフルターが美脚!
でも首から上デカっ!
◎ンピースのイワンコフにそっくりなんですけど。

あとニーコがめがねツボでした。
なんか、こう...子供の妖怪のような(酷)常に手足がジタバタしてる不可思議な動きが気になる。
そして声は「家庭教師ヒットマンREBORN!」のリボーンです(あ、みんな知ってる?汗)

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→劇場内限定のポップコーン500円(高い)
もとをとるために開演前5分くらいに出てくる、ボインなメイドさんから買ってみてください。面白いことがおこります。

『うるう』

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キャー!コバケンよ~!(お約束)

私のコバケン好きを差し引いても、今回のK.K.P秀逸でした。
言葉遊び、映像や影絵を使った凝ったアプローチなどの小林ワールドに加え、洗練された舞台美術と徳澤青弦さんのチェロとのコラボで、1本の演劇作品として完成度が高かったと思います。

人間社会から離れて、たった1人森に住む青年・ヨイチ。そこに突然小学生の男の子が迷い込んできます。最初は頑なに人との交わりを拒むヨイチですが、だんだん少年に心を開いていき...。

後半は会場からすすり泣きが。
今回は福岡で6日~11日までたっぷり公演してくれるので嬉しい限りです。
明日も見に行くんだ~うふふ。

『90ミニッツ』

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作・演出:三谷幸喜、西村雅彦、近藤芳正が主演の2人芝居。
『笑の大学』以来15年ぶりの顔合わせとあって、チケットは当然即完。

やった!チケット取れた!と狂喜しましたが、そのあとキャナルシティ劇場で公演決定。

...北九州よりキャナルの方が断然近かった。

...いや、いいんですけどね。全然気にしてませんけど...

交通事故に遭い手術が必要な少年。しかし地域の習慣から輸血を拒む父親(近藤芳正)とその父親を説得する役目をまかされた整形外科の副部長(西村雅彦)。

少年の命のリミットは90分。上演時間も90分です。
軽妙な掛け合いにクスクス笑いつつ、時間と共にあせりはじめる副部長の気持ちに感情移入して、こっちまでハラハラ。
『笑の大学』に通じるシンプルなシチュエーション。
観劇後「うーむ」と考えさせられます。

ちなみに、めがねに身体が2つあったら観てみたいのがこの舞台。
『トンマッコルへようこそ』2月11日(土)福岡・大博多ホール

舞台や映画で活躍するチャン・ジン作。
映画の方は宣伝を担当させていただきました。

あの映画の舞台版というだけでも観てみたいと思うんですが、演出が桟敷童子の東憲司!
チャン・ジンと東憲司かあ~どんな化学反応起こすんでしょうね。
まず間違いなく泣けると思うんですよね~観たいなあ。

でも同じ日に中日劇場『仮面のロマネスク』を観劇予定。
そうです。今年で退団が決まった大空祐飛の名古屋公演です(知ってる前提で話を進めるけど)

あ、そうだ。中日の宣伝もしておこう。
私の大好きな柴田侑宏先生脚本、そして今めがねから絶大な信頼を得ている植田景子先生演出です。

原作は今から200年以上前に書かれた「危険な関係」というフランスの小説。

動乱に揺れるフランス宮廷を舞台に、美貌の青年貴族ヴァルモンと若き未亡人メルトゥイユ侯爵夫人の冷徹で官能的な恋の駆け引き(宝塚公式HPから)

「仮面のロマネスク」というタイトルがぴったり。
大人の女子でもお勉強になる男女の倒錯的な恋の駆け引きが描かれています。
さすがフランス。200年も前からフランスです(偏見)

めがねとちびっこOが敬愛するヨン様が出演した『スキャンダル』も「危険な関係」がもとになってるんです。
...ヨン様はその後、松尾スズキに似てるとか言われてさんざんでしたが(「似てないもん!」と強く言えない)

これがポスターです。

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うおー黒髪ウェーブ!エッロ!(鼻血)
名古屋コーチンも楽しみだみゃー。

福岡のクリスマスイルミネーションです!

天神の警固公園
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キャナルシティ博多
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博多駅前
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どのイルミネーションが好きですか?

『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』

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『ミッション:インポッシブル』シリーズ第4弾
前作から5年ぶりに復活です!

先週の試写で一足先に見せてもらったのですが、
もう満足度150%。
期待をはるかに上回るスリルとワクワクの連続でした。

正直、最初『4』の話を聞いたときには、
「またシリーズもの?いまさらトム・クルーズでもないでしょ」なんて思ってたんですが、私の考えが間違ってました。
トム様、ごめんなさい。

ハリウッド・アクションをしょって立つアクション・スターがどんどん老齢化し、存在感を失っていく中、いまだに衰えないスターオーラと体力で、ゆるぎない"王道ヒーロー"を演じきれるのはトム・クルーズのみ!
ということで、『ザ・エージェント』以来、久々にトムのファンになっちゃいました。

ちなみに監督は、これまで『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』とアニメの演出でその才能を発揮してきたブラッド・バード

1作目の監督がブライアン・デ・パルマ、2作目がジョン・ウー、3作目がJ・J・エイブラムズと、スケール感のある実写アクションで人気の監督が代々メガホンをとってきただけに、「今度はアニメ出身の監督?」とちょっと意外に思いましたが、実写でこれやる?というアニメ的(荒唐無稽な)カット割とスピード感が痛快でイイ感じでした。

予告編でもよくみるドバイの超高層ビル(地上828メートル)での超絶アクションは、高所恐怖症でなくとも鳥肌モノの宣伝文句どおりの見どころですが、それ以外にも見せ場がいっぱい。

むしろ、見せ場じゃないシーンなんてないと言っても過言ではない展開の連続ですよ。
あまりの緊張感に、観終わった後は、どっと肩がこっちゃいました。

スパイ映画にお約束のスーパー・グッズも、「これは近未来SF?」というくらの凄さで、開いた口がふさがらない、ふさがらない。

私が欲しいのは、観たものをスキャンしてコピーできちゃうコンタクトレンズかな。
便利すぎる~。
いや、危険すぎる~!

基本、トム・クルーズ一枚看板の映画ですが、訳ありの分析官ウィリアム・ブラント役がイケてました。
顔はダニエル・クレイグ系列で、細身のスーツが似合う!
ジェレミー・レナーって人です。要チェック。
ジェレミー・レナー情報はコチラ→http://www.mi-gp.jp/

天神東宝、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、T・ジョイ博多ほかにで上映中!

韓国おススメ商品

めがねが韓国でハマっている商品をご紹介します。

→左からシリアル、バナナ牛乳

カリカリした甘いスナックの中にチョコレートが入った「シリアル」。昔日本にも売っていて大好きなお菓子だったので、韓国に行ったら大量買いします。その隣の不思議な形の容器は「バナナ牛乳」。韓国映画で細いストローをつきさして飲んでるシーンを見たことありませんか?
ちなみにその隣はチョ・インソンがモデルをつとめる「ババコーヒー」という新商品。大阪人だったら買わないんじゃないかという商品名。味は...普通でした(当たり前)
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→左からとうもろこし茶と豆乳

最近は日本でも買えるようになった「とうもろこし茶」のペットボトル。コーンのこうばしい匂いがたまりません。日本で本格的に根付いてほしい。その隣が豆乳。このメーカの豆乳に今度の旅行でハマってしまいました。他にもいろんな味があるので、是非お試しください。
余談ですが、韓国のお茶のペットボトルに砂糖が入らなくなったのはつい最近の事です。当時はトマトジュースにも砂糖が入っていて、飲んだ瞬間吹き出しそうになりました。「無糖」を必死に探して飲んでたなあ。今はスタバ系ができて、コーヒーも「基本無糖、砂糖はご自由に」タイプが増えましたが、マクドナルドのコーヒーはいまだに加糖で出てきます。
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→フェイスショップのマニキュア、お洋服

「フェイスショップのマニキュア」は1つ1000W(70円くらい)でカラーが豊富。特に秋の新色はマット系で可愛い色が揃ってます。下の洋服は1枚700~2000円くらいで買いました。南浦洞の国際市場の近くには安くてオシャレな洋服屋さんがズラリ。セールが始まったらもっと安くなります。
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→iPhoneケース

これが今回一番のヒットでした。「パン型のiPhoneケース」です。しかもパンの香りつき。弾力のあるふわふわした"iPhoneパン"からプーンとおいしそうな匂いがただよってきます。お値段は10000W(700円)です。これ売ってた男の子がイケメンだったなあ...
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→エチュードハウスのかたつむりクリームと化粧水と美容液のセット

IKKOのスタンディが店頭にドーンと立っている「エチュードハウス」。めっちゃ若い子向けのピンクピンクしたファンシーな店構えに、入店を拒否されるんじゃないかと不安になります。それでも頑張って買いに行くのは冬にかかせない「moistfull」シリーズの化粧水と美容液を手に入れる為。トドメに「かたつむりパック」でコーティングすれば冬でもツヤツヤの素肌が保てます。化粧品を買うと大量にくれるサンプルのおまけもうれしいですよね。
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→MarketOのブラウニーとカルビソース

ちびっこOが開拓した「MarketOのブラウニー」。スーパーで売ってるような安いお菓子なのに、結構マジなブラウニーなんです。「カルビソース」は韓国で見たテレビCMにつられて買ってみました。このタレにつけこむだけで牛でもブタでも鳥でも簡単にカルビになるというすぐれものソース。やさぐれ女子会でも使ってみたけど好評でした。
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→じゃがいも麺とうどん

韓国に行ったら、この2種類は絶対に買ってきます...段ボール箱で(そして帰国時に後悔する)上が「じゃがいも麺」です。もちもちした触感の麺としょっぱいスープが絶妙。下は「ノグリ(たぬき)」のうどん袋麺です(どん◎衛とは関係ないと思うけど)コンブがついていて、付属の粉末スープと一緒に5分煮て出来上がり。くせになる味なんですよね...。

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→みそ(サムジャン)

「サムジャン」は焼肉屋で必ず出てくるニンニク入りの甘いお味噌です。安いお肉でも格段においしく感じるし、生野菜にも良くあいます。ハングルが読めなくても色で判断。メーカーが違っても「緑」です。ちなみに「赤」がコチュジャン、「黄土色」がテンジャンです。
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もう名人の域です!志の輔落語は...

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キャナルシティ劇場であった「立川志の輔、立川生志兄弟落語会」に行ってきました。

立川といえば、今年亡くなった談志師匠が、昨年12月に博多座で初の落語会「立川談志・立川生志 博多座親子会」があり、なんとかチケットを手に入れてみたのを思い出します。
この2~3年、談志師匠が危ないといわれていたので、この舞台が最後かも知れないと思い、駆けつけた人が多かったと思いますが、その通りになってしまいました。

立川生志さんは福岡出身、福岡大学人文学部出身で、まさに私の後輩です。

福岡から落語家が出るなんて...と思ってましたが、生志さんが談志師匠に弟子入りを頼んだときも「九州出身はなまりがあるから、江戸落語は語れない」といわれたそうです。

それを承知で弟子入りした後も、高座で落語をしたあとに、談志師匠からぎっしり文字が書き込まれた祝儀袋を受け取ったそうで、それは、なまった箇所のチェックだったとか。
生志さんは、それを克服して真打になり、こうして、故郷の福岡に錦を飾ったのでございます。

しかし、客の目当ては志の輔の落語です。
立川流は、落語協会から脱退しているために、高座に上がれない。

だから、志の輔さんは、パルコ劇場などの劇場で落語をやります。
音楽から舞台演出まで高座ではやれない落語会に挑戦しているのです。

ちなみに、志の輔さんの舞台演出をやっているのは、劇団新感線や野田秀樹、三谷幸喜などの舞台美術をやっている堀尾幸男さんです。
今回は、兄弟会なので堀尾さんではなく、シンプルな落語会でしたけど。

福岡では「博多・天神落語まつり」などで、短いバージョンしか聴けないのですが、今回は約1時間半、たっぷり聴けました。

演目は「中村仲蔵」、桑田圭祐が入院中に、志の輔のDVDを見て泣いたというシロモノです。

血筋が命の歌舞伎界で、浪人の息子が苦労の末にトップ役者に成り上がる実在の人物を語る落語。
情景が浮かぶように語られるその物語に、すすり泣きが会場から聴こえてきました。

いやいや、志の輔落語、たいしたものです。
たった一人でキャナルシティ劇場を満杯にし、感動をいただけるわけですから、落語の世界は深いなあと感じた次第。
これは、クセになりますばい。