東横INN釜山西面

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4泊5日で釜山に慰安旅行に行ってきました。

以前は3カ月に1回ペースで訪韓するというハマりっぷりでしたが、2年前に所用で釜山映画祭に不参加になったのをきっかけに突然マイ韓国ブームが下火に。

久々にちびっこOと映画見て、おいしいもの食べて、酒飲んで、買い物してのエンドレスで、「あ~!やっぱ韓国って楽しい」と再確認。
この勢いで、プロジェで不定期刊行していた韓国エンタメガイド「HanCine」を「HanCineプラス」としてサイト内で復活させることにしました。

「HanCineプラス」では、月1回お勧めの韓国映画をご紹介、そして「HanCineプラススタッフブログ」でめがねとちびっこOが韓国コラムを書いていく予定です。

ということで、今回は私たちが宿泊した韓国のビジホをご紹介します。

東横INN釜山西面
http://www.toyoko-inn.com/hotel/00221/index.html
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■宿泊金額...ツイン80300W(日本円で現在6000円弱、1部屋料金なので1人3000円くらい)
シングル58300W(日本円で現在4000円ちょい)

■交通手段...釜山国際ターミナルの船着き場から地下鉄西面駅まで10分、8番出口を出てまっすぐ徒歩5分。ミリオレの真横です。

超がつく一流ホテルなら別だけど、韓国は1級ビジホだろうが、旅館だろうが、モーテルだろうが基本的に韓国流の接客です。日本のホテルのような過剰な「お客様至上主義」を期待しているととまどうこともしばしば。何かが足りないのは当たり前なので、その場合は我慢せずフロントに言ってくださいね。

それでも日本のホテルより広いし、何より1部屋あたりの金額なのでとってもリーズナブル。
オンドル部屋なら、あったかいオンドル床にお布団を並べて大人数で泊まれるので、韓国ならではの旅気分も味わえます。

今回泊まった東横インは、ホテルの作りや設備、そうじの仕方や、ホテルマンのサービスなど、とにかくモロ「日本風」なビジホでした。
初めて韓国旅行する方には安心できるホテルだと思います。

で、ツインのお部屋はこんな感じです。
ジャーン!
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いや~、あまりに「東横イン」なんで驚いた。

めちゃめちゃ広いってことはないけど、とにかく清潔。
セミダブルくらいの広さのあるベットと、鏡台の上の卓上ミラー、加湿器、スリッパ、洋服かけなんかがあるのが日本っぽい。
ミネラルウォーターが1本無料です。
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お風呂場はこんな感じ。
シャンプー、リンス、ボディーソープが備え付けなのが日本のビジホを思わせますね。
ただし、はみがき、せっけんは有料なので自分で持参してください。
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ちなみにシングルはこちら。
普通のビジホより広めのシングルです。
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毎日8時00分~9時30分まで簡単な朝食を出してくれます。
お味噌汁とごはんにキムチの付け合わせ。オムレツとソーセージ、パンとコーヒーの洋食メニューも食べ放題。
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余談ですが、以前はもっぱら「エンジェルホテル」に泊まってました。
ホテルの人が日本人慣れしてるし、コンビニが目の前で、西面の繁華街の中にあって...ととにかく便利がいいホテルです。
何よりお気に入りの焼肉屋に歩いて3分で行けるのが魅力...ああ、よだれが。
この焼肉屋の情報も後でご紹介します。

SoftBankホークス日本一!

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SoftBankホークス日本一で、福岡の街中、お祝いのバーゲンセールです。
若鷹軍団の応援歌が、鳴り響く天神を歩いてる人たちが、ニコニコしてますよ!私もニコニコ!

中村勘三郎丈、復活の舞台

埼玉、千葉に地味~な出張しましたもので、帰りに平成中村座11月公演に行ってきました。
全席完売の中、2階の端っこが取れました。

平成中村座は、ほぼ毎年異なる土地に仮設劇場を設え、江戸時代の芝居小屋さながらに、中村勘三郎を中心に公演を行っています。今回は12年目にして旗揚げの地であると同時に、江戸時代の中村座が隆盛を誇っていた猿若町という場所に近い浅草です。
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ギネスにもその高さで公認されたスカイツリーが目の前というロケーションです。
なので、浅草駅を降りたら、ひたすらスカイツリーが見えるところを目指して、15分ほど歩きました。

勘三郎や中村勘太郎、中村七之助ら中村屋ファミリーはもちろん、月代わりで看板役者を迎え、2012年5月までというロングラン公演です。
11月は勘三郎が病気療養からの復帰公演でもあるため、11月は完売状態なのです。
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昼の部を見ました。
勘三郎演じる鳶頭が粋な踊りを見せる演目『お祭り』があるから。

勘三郎が登場すると、客席から「待ってました!」の声がかかり「待っていたとはありがたい」とお決まりのやりとりがあるのです。
これだけを見るためにわざわざ来たお客さんも多いはず。
鳴り止まない拍手のなかで踊る勘三郎。

この演目のラストには、なんと後ろの扉が開け放たれ、真後ろにそびえ立つスカイツリーが出現します!
しかし、残念ながら2階席からは見えませんのです。

平成中村座の名物はいろいろありますが、中でもおなじみで注目は「お大尽(だいじん)席」
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2階の真正面に4席だけ、金屏風に大きな座布団、脇息がしつらえてあり、ゆったり舞台が堪能できるという特別席。
食事もお酒もお菓子もお土産も付いて一人35,000円也でございます。
お金と気持ちに余裕がある方はぜひ一度調整してみてください。

ただし、皆から見られる席なので、外見、姿勢、行儀などに気を遣わねばなりませんぞ!

『50/50(フィフティ・フィフティ)』

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笑えるがん闘病モノとは、これいかに?
『50/50(フィフティ・フィフティ)』快作です!

明日から3年ぶり(おそらく)の韓国旅行!
久々の韓国旅行フィーバーにかき消され、見た感動が薄れてるとマズイので、
出発前に昨日(11月15日)、試写を見せてもらったアスミック配給の
『50/50(フィフティ・フィフティ)』も紹介しておきます。

先日観た『エンディング・ノート』は、ある日突然ステージ4のがん告知を受ける定年後間もないお父さんの闘病&死までの段取りと家族の絆を描くドキュメンタリーでしたが、
こちらは27才の若さで生存率50%のがん宣告を受ける青年が主人公。

劇映画ではありますが、脚本家の実体験を基にしているというからエピソードはリアル。
かつ、一般的な「闘病モノ」にあるまじく、とっても笑える作品でした。

というのも、主人公のアダムが、人一倍、温和で律儀で冷静な性格だから。
気まぐれで片付けが苦手なアーティストの彼女を広~い心で受け入れ、
口を開けば下ネタばかりの悪友にも、声をあらげることなく付き合い、
認知症の父親の介護をしながら、自分の世話も焼く母親とは、衝突しない程度に距離を置き...。

典型的な草食系"いいひと"のアダムだからこそ、
がんという衝撃的な告知を受けてなお簡単に取り乱せないというか。

健康そのものだと思っていた自分が、突然がんを宣告されるなんて、
あまりに意外すぎて実感がわかないというか、もし私がアダムでも、
きっと同じように反応をしちゃうのかも...と思ったりしました。

ちなみにアダムを演じているのは、笑顔がものすごくキュートなジョゼフ・ゴードン=レヴィット

荻上直子監督が『トイレット』のキャンペーンで来福した時、
取材で「いつか彼を主演で映画を撮りたい」とほれ込んでいた『(500日)のサマー』の人です。

アダムがある日、突然迷い込む「がん闘病」という未体験ゾーン。
その戸惑いや周囲の反応とのギャップに、「くすっ」ではなく「ぶはっ」と笑ってしまう作品です。

「がんをコメディのネタにするなんて、けしからん!」という声もあるかもしれませんが、
そのユーモアが希望でもある、とも思える1本でした。

公開は12月1日(木)より天神東宝、TOHOシネマズ トリアス久山ほかです。

オススメです!

『サラの鍵』

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今日は、11月11日(金)の試写で見せてもらった
GAGA配給の『サラの鍵』を紹介します。
クリスティン・スコット・トーマス主演のフランス映画です。

C・S・トーマスは『イングリッシュ・ペイシェント』のヒロイン役で一躍注目された女優さんで、
あのころは美しい大人のイギリス人女優という感じでしたが、
とてもいい歳のとり方をしていて、何より作品選びがすばらしい。

フランスへの留学経験もあるそうで、フランス映画への出演も多いですよね。
最近では、2009年の作品で2010年に福岡でも公開された
『ずっとあなたを愛してる』が印象に残ってます。

息子を殺害した罪で服役していた女性が、
出所後、久々に再会した妹家族と暮らし始めるという話。

"息子を殺した母親"というショッキングさとはギャップのある
彼女の繊細さや知性、そして心の傷が見事に描かれていて、
ジーンとくる感動作でした。

ちょっと話が脱線してしまいましたが、
『サラの鍵』も、そんな実力派女優C・S・トーマスが出演するにふさわしい作品。
全世界で300万部を突破するベストセラー小説の映画化だそうです。

彼女が演じるアメリカ人ジャーナリスト、ジュリアは、
フランスも国家的に加担していたというユダヤ人強制収用に関する取材を通して、
彼女とフランス人の夫が彼の祖父母から譲り受けた家が、
かつて、あるユダヤ人一家の家だったことを知ります。

と同時にその朝、その家で起こったある悲劇的な出来事のことも。

その家に住んでいた少女サラは、すぐ帰れると信じ、
幼い弟を納戸に隠し、鍵を閉めたまま収容所へ入れられてしまったのです。
サラはなんとか、弟を助けるため収容所を抜け出すのですが...。

サラの消息を追う記者のジュリアが、期せずして(45歳にして)妊娠中という設定が、
毎回「重すぎて手におえないな」と感じてしまうユダヤ人の強制収用というテーマを
現代の私たちにも、ぐっと引き寄せてくれるような気がします。

誰にも知られることなく、過去に葬られたかもしれないサラの物語が、
ジュリアとその体内に宿った新しい生命によって、
今の時代を生きる人に語られるべく、発見されたのかもな...、と感じるような。

その理由は映画のラストに込められているのですが、
それは、さすがにネタばれになるので言えません。

爽やかな涙がスーっとあふる、やさしく暖かいラストシーンですよ。

公開は、東京が12月17日(土)~銀座テアトルシネマほか。
福岡では1月28日(土)~KBCシネマで公開予定です。