ザッツ・エンターティンメント!「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」

e300ミッションチラシ_R.jpg
福岡ではたった1回上映という試写会です。
その厳重さたるや、初めての体験でしたよ。

まず入場時に試写会招待状を受付に出すと身分証明書の提示と言われ、会場に入る前には携帯電話を見せて、電源が切られているかのチェックをされ、会場内には二人の警備員が配置、不穏な動きをしている人がいないかどうかを見ています。

そうでしょうねえ、公開前に海賊版でも売り出された日には、たまらんでしょうし、映画関係者によると、試写会チケットなのにそれを有料で売ったりする人も多いらしいので、これくらいのチェックは当たり前です!と言ってました。

ま、それくらいの大作ということです。

そしてその出来栄えは、もうこれこそ、エンターテインメント!お金を払う十分な価値のある映画です。
正月映画はこれ見ておけばよかです。というくらい、面白かった!

「ミッション・インポッシブル」は2を見て、もう3は見なくて良いかと思い、見ておらず、久しぶりに見て、改めてトム・クルーズの凄さに感嘆しました。

始めから終わりまで、隅から隅まで、見逃したらもったいない映画です。

どこかの会社の若き会長が100億円をカジノですったらしいですが、そのお金でこんな映画が作れたのになあと思いましたよ。
お金をどのように使うかで人間の価値なんて分かるもんです。

今回のロケ地はモスクワ、インドのムンバイ、そしてドバイ。
お金があるところばかりですよねえ。

今朝の「めざましテレビ」を見ていたら、トム・クルーズは高いところが好きらしく、プライベートでドバイの舞台となった世界一の高さのビル、バージュ・カリファのテッペンで景色を見ながらくつろいでました。
どれだけ、高いトコ好きやねん!とテレビに突っ込み入れましたよ。

これこそ、劇場の大画面で見てくださいな。


韓国の映画チラシ

韓国で映画を見たら「記念に何か持って帰りたい!」のが日本人。
しかしなんと、韓国にはパンフなどの映画グッズがありません。

映画館で唯一手に入るのは映画のチラシ。
ちなみに韓国では人物にフォーカスしたイメージ写真を使う傾向があります。
チラシに書いてある文字が読めないので、実際映画館で見てみたら想像していた内容と違ったりすることもしばしば。

どちらかと言うと内容とドラマ性を重視する日本では、同じ映画でもビジュアルが全く違うものになることも。

日韓のチラシを比べると文化の差まで見えてきて、なかなか面白いので、いくつかピックアップして並べてみました。

原題『きみはペット』→邦題『きみはペット』
→韓国はゴージャス、日本はナチュラル。大ヒット漫画が原作で松潤×小雪でドラマ化されたし、既に日本での知名度は充分。韓国のビジュアルを使わず、あえて作りなおした日本版チラシはチャン・グンソクファンじゃない人にも見に来てほしいという思いが伝わってきますね。

e300きみはペット2_R.jpg
300きみはペット.jpg
原題『キム・ジョンウク探し』→邦題『あなたの初恋探します』
→イム・スジョンが"初恋探し株式会社"を運営するコン・ユと一緒に、初恋の人キム・ジョンウクを探すというお話です。韓国のチラシは何の話かさっぱりわからんな...。

e300キムジョンウク探し_R.jpg
e300初恋_R.jpg
原題『おじさん』→邦題『アジョシ』
→韓国はウォン・ビンいち押し。日本は大ヒットした『レオン』を彷彿とさせるようなドラマ性のあるキャッチとビジュアルです。たくさん賞をとってるすごい映画だよ!という猛アピール。

e300おじさん_R.jpg
e300アジョシ_R.jpg
原題『下女』→邦題『ハウスメイド』
→韓国もティーザーと本ビジュアル2パターン作るようですが、今回は手に入ったチラシだけを入れてます。もう一枚の韓国のチラシはもろホラーって感じのおどろおどろしいビジュアルです。めがねは日本のチラシの方が好き。サスペンス風でありながら、どこかエロティックな雰囲気。「この家の欲望には果てがない」ってキャッチもいい。

e300下女_R.jpg
e300ハウスメイド_R.jpg
原題『キム氏漂流記』→邦題『彼とわたしの漂流日記』
→とある小島に流れ着いたキムさん。街は眼と鼻の先なのに、カナヅチで向こう岸まで渡れず、SOSサインもことごとく見過ごされる。仕方なくサバイバル生活を送ることになるんですが、そんな彼の様子を超引きこもり少女が望遠カメラで日々観察するという爆笑映画。この内容で、日本のチラシはなぜ「アート可愛い系」なのだ...。

e300キム氏漂流記_R.jpg
e300彼とわたしの漂流日記_R.jpg
原題『糞ハエ』→邦題『息もできない』
→タイトル変えて良かった例ナンバー1ですね。この主演の男性は監督でもあるんですが、韓国であんまり知られてないのに、やっぱりチラシは人物押しするんです。「誰だこの人」のアップで、タイトルが『糞ハエ』って...日本なら即ボツじゃね?

e300くそはえ_R.jpg
e300息もできない_R.jpg
原題『マザー』→邦題『母なる証明』
→実はこのビジュアルは両方とも韓国で使われています。2種類ある内の1つが日本でも採用されました。最初のビジュアルだったら完全にホラーです。邦題の力もあって、想像を刺激する絶妙なあいまいさが生まれました。

e300マザー_R.jpg
e300母なる証明_R.jpg

どっちのビジュアルに惹かれますか?

洋画はこんな感じです。
『コンテイジョン』の韓国のチラシがすごいわ~このビジュアルだと日本では入らないと思う。

『インモータルズ』

e300院もー樽ズ_R.jpg
『コンテイジョン』
300img-Y25124610-0001.jpg
e300紺ティジョン日本_R.jpg


『完璧なパートナー』(原題:완벽한 파트너)

めがね_R (1).jpg
監督:パク・ホンス
俳優:キム・ヨンホ、キム・ヘソン、 キム・サノ、ユン・チェイ
公開日:日本公開未定

e300完璧なパートナー_R.jpg

この映画は1行で単純明快に説明できます。


母と娘、父と息子の2家族がクロスオーバーしてSEXしまくる話です。

終わり。


...って投げ出すわけにはいかないですね。

シナリオ作家の父チュンソクと料理研究家を目指す息子ミンス。
あ、そういえばこの親子は(職業的に全く必要のない)ボディビルダーのような筋肉が自慢です。

わけわからん...

そして有名な料理研究家ヒスクとシナリオ作家を目指すヨニの母と娘。

チュンソクがシナリオを教えている専門学校でヨニと出会い、ヒスクの料理教室でミンスを助手として雇っているわけです。

それぞれが年の離れた恋人を得て、お互いの体におぼれていきます。
生徒や同僚に見つからないようにこっそり付き合い、公私ともに充実した毎日。
しかし2カップルとも最悪の状況で周囲に見つかるわけですよ。

「ああ...やっと見つかった...」とホッとする観客たち(全体の2/3経過)

そうですね...2時間に及ぶSEXざんまいの中での見どころは、料理教室の調理台の上でのはちみつプレイと映画館での触りっこでしょうか?(投げやり)

しっかしまあ...エロも過ぎるとあきるものですね。
始まって30分くらいでお客さんが何人も出て行ったもんなあ...。

めがねが感じる「韓国七不思議」のひとつがこのエロに関することです。
Hな雑誌もあんまりないし、AVにいたっては全然エロくないのに、映画のSEXシーンが過激なのは何故なんでしょうか。
俳優たちの脱ぎっぷりもいいし。

そういえば韓国映画が日本で市民権を得るまで、ビデオ屋さんのセクシーコーナーに分類されてたなあ。

なんかとりとめなくなってしまいました。
ストーリーをまじめにまとめてみましたので「もっと詳しく知りたい!」という方はこちらからどうぞ→http://konya2008-2014.travelers-project.info/503-10/hancine.html

めがねのおススメ度 ★☆☆☆☆

『きみはペット』(原題:너는 펫)

めがね_R (1).jpg
『きみはペット』(原題:너는 펫)
監督:キム・ビョンゴン
俳優:キム・ハヌル、チャン・グンソク
日本公開:2012年1月21日(土)より全国ロードショー
配給:東宝東和
e300きみはペット2_R.jpg
今回ちびっこOと韓国で見た映画の中で花形級のキラキラ映画を僭越ながらめがねが紹介させていただきます。

チャン・グンソクファンが来年の日本公開を心待ちにしている『きみはペット』
地雷を踏んだらグンちゃんファンからサヨウナラされるんじゃないかと思うと、キーを打つ手が震えます。

一時は「男性と犬とを同一視して人格を冒とくした」とかなんとか訴えられた騒動もあったみたいですが、「んなこと関係ねえ!」と現在映画館でバンバン公開中です。

結論からいえば、めがねは
「なんだこのカップルいちゃいちゃしやがって...もう勝手にせえ!」
と思いました(...許して)

見てください、このファンシーな髪型。
チャン・グンソクにしか似合いません。

いや~グンちゃんファンは鼻からの大量出血で死んじゃうかもしれないなー。

ミュージカル俳優(なんだと思う)なので歌って踊る見どころシーン満載。
甘えたりすねたりの超可愛いだけの少年かと思いきや、突然ベッドでせまってきたり(寸止め)、殴り合いのケンカをしてでもキム・ハヌルを自分のものにしようとする男らしい一面も。

特にご主人様(キム・ハヌル)に可愛くお手をするシーンは悲鳴があがるかもしれません。

乙女のツボをケンシロウなみについてくるチャン・グンソクに対し、めがねが心底イラッとしたのは、別の映画では特に嫌いでもないキム・ハヌル

グンちゃんのご主人様といううらやましい役ですが、そもそも大女優なのに、最終的にチャン・グンソクの引き立て役になってしまった感が否めません。

海外ファッション誌の編集部に勤めるバリバリのキャリアウーマン。
高級マンションに住み、いつも最新流行の洋服を身につけ、スカートはパンツが見えそうなマイクロミニに10センチヒール
(イライラ度数30)

休日は女友達3人と集まって、お互いの恋愛話を報告しあいながらマティーニを飲み、ストレスがたまるとサーティワンアイスクリームのドデカサイズを買いこんで会社のトイレでドカ食いするという「SEX AND THE CITY」をもろ意識したOLです
(イライラ度数60)

自分への好意がビシバシ伝わってくる男の子が家にいるにも関わらず、大学時代に好きだった先輩に再会し猛烈アプローチされてメロメロになってしまいます。
(イライラ度数100)

2人の男性が偶然バッティングしたりする場面なんかは、女子的には慌ててごまかそうとするキム・ハヌルに共感してドキドキするところだと思うんですが、イライラMAXの私は「嘘がバレてサッサと両方からふられてしまえ!」とひそかに呪いの言葉を吐くのでした。

ああ...あの馬鹿女...
小雪みたいにツンデレで通せばいいものを...とんだ設定ミスです。

とはいえ、グンちゃんファンなら必見の映画なことに間違いはありません。

お口直しに、めがねがお勧めするチャン・グンソク出演の映画をご紹介。
『楽しい人生』です。
e300楽しい人生_R.jpg
映画としても面白いし、これを韓国で見た時「誰!?こんなかっこいい子韓国にいた?」と盛り上がりました。
こちらもビデオで見てみて下さいね(もう見てるか)

なんだかんだ言いながら、劇場のスタンディを撮影する私。
「あ、いやいやグンちゃんファンってわけじゃないんです」(と劇場スタッフにいいわけ)
e300スタンディ_R.JPG
そして文句たれながら、帰りにキム・ハヌルが食べていたサーティワンアイスを食べる2人。
e300バーキンロビンス_R.JPG
e300アイス1_R.JPG
e300シューティングスター_R.JPG


おいしかった...。

【SHIKIORI】カイル・シェパード(Pf)セバスティアン・カプテイン(Dr)松永誠剛(B)

行きたい行きたいと思いながら、仕事で行けなかったり、直前で用事ができたりとくやしい思いをしていたSHIKIORIに、今週末やっと行ってきました。

SHIKIORIは今年の3月に自主上映した『ベンダ・ビリリ』のトークゲストとしてお越しいただいた松永誠剛さんのご自宅。
松永さんはプロのコントラバス奏者で、南アフリカの子供たちに楽器を届けるNAWASHIRO PROJECTという活動をされています。

田舎の古民家と聞いていたので、どんなに古い建物かと思ったら。

うお!超立派!
e300SHIKIORI1_R.JPG
もともと松永さんのお祖母様の持家だったものを、お母様が譲り受け、リフォームしていた内装をできるだけもとの状態に戻して住んでいるそうです。
立派な梁、細かな引き戸のデザイン、今は使われていないぬくもりのあるガラス、繊細な細工の欄間...古民家ならではの美しさがあふれています。

ここがライブが行われる土間です。
e300SHIKIORI2_R.JPG
今回のライブは世界的に注目されている南アフリカ出身のジャズピアニスト、カイル・シェパードとドラム、セバスティアン・カプテイン、松永誠剛のセッション。

畳の部屋や土間にざっくばらんに並べられた椅子に座って、ワンドリンクの南アフリカ産白ワインを飲みながら、ごく限られた人数で楽しむ贅沢な時間。

音楽の事を全然知らないめがねでも純粋に楽しかった!
国を超えて音楽で語り合えるっていいなあ。

サインもらいました...グフフ。
e300カイル・シェパード_R.jpg
近隣の農家の方がとれたての白菜、大根、新米を販売していたので、信じられないお安い価格でおみやげまで買って帰宅。大満足の一日でした。

次のライブもすごいです。
ブロードウェイ・ミュージカル「マンマミーア!」「RENT」「コーラスライン」などで活躍する沖縄出身のシンガー、高良結香

「コーラスライン」のキャスティング風景から幕が上がるまでを描いた傑作ドキュメンタリー『ブロードウェイブロードウェイ コーラスラインにかける夢』にも出演されています。
e300ブロードウェイ_R.jpg

お近くの方は、是非SIKIORIまでご連絡ください。

SHIKIORI情報はコチラ→http://asiancape.net/shikiori/
カイル・シェパード情報はコチラ→http://www.hmv.co.jp/news/article/1110310048/