7月公開のオススメ映画!

7月6日(土)公開の「ダークスカイズ」は、これからの季節にぴったりなホラームービー。

あの「パラノーマル・アクティビティ」シリーズ、『インシディアス』、『フッテージ』と"予算をかけずに"大ヒット作を世に送り出してきた制作会社ブラムハウスの代表ジェイソン・プラムを筆頭に、そのスタッフたちが集結して完成させた作品です。"ホラー映画はダメ"という方は、本当にダメかもしれません。だって、予告編だけでも相当怖いから!
予告編はコチラ



監督は、『レギオン』『プリースト』の監督でもあるスコット・スチュワートという人。
好きな怖い映画は「日常にブギーマンがもたらすような恐怖を扱う心理的なタイプ」ということもあり、特に、窓ガラスに大量の鳥がぶつかってくるシーンは、ヒッチコック?という感じの心理スリラーになっています。
最後に登場する男のコの「呪怨」としお君ぶりも必見!

背筋ゾクゾクで冷房いらずのエコなホラームービーということで、よろしくお願いします。



そして、もう1本は先月のリリースで予告もさせていただいた、7月13日(土)公開の「ベルリンファイル」。

ただ一つ、個人的にご注目いただきたいと思っているのは、北朝鮮の保安監察員ミョンス役のリュ・スムボムです。
一度見たら忘れられない個性派中の個性派役者。実は、監督リュ・スンワンの実弟なのですが、その得体の知れない存在感がすばらしい。
主人公たちを容赦なく追い詰める冷血無比な彼の存在こそが、この作品に一層の緊迫感を与えています。
予告編はコチラ



ということで、長くなりましたが、上記2作品よろしくお願いします!

「ホン・サンス/恋愛についての4つの考察」つ、ついにホン・サンス映画の時代がやって来た~!

久しぶりにブログを書く気になったちびっこOです。

それはなぜかというと、今週末からKBCシネマでホン・サンス監督の4作品が特集上映されるから。ホン・サンス、最近久々に「外れがないな~」とツボにはまっている韓国人監督です。

 

ホン・サンス作品とのファーストコンタクトは、以前シネ・リーブル博多駅で劇場宣伝をしていた時にあった「韓国新世代」みたいなタイトルの特集上映。その時にデビュー作「豚が井戸に落ちた日」('96年)と2作目は「カンウォンドの恋」(公開時は確か「江原道の力」というタイトルだった)を観たのですが、その時の感想はイマイチ。「豚が井戸に落ちた日」はずっと何も起こらないと思ったら最後にいきなりショッキング(コワっ)だし、「カンウォンドの恋」はモラトリアム青年が、江原道に旅して出会った女の子とウダウダしてるだけだし。作品の評価は高いけど、正直「あんまり趣味じゃないな」と思ってたのですが、その後、見た「秘花~スジョンの愛~」で妙にハマってしまって、今ではすっかりホン・サンス崇拝者です。

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 「豚が井戸に落ちた日」

 

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「秘花~スジョンの愛~」

 

ホン・サンス映画の魅力を一言で表現すると、男女関係のウダウダをウダウダなままに描くこと。恋だの愛だの言ったって、結局は男と女の間はこんなもん的な展開に妙に納得すると同時に園滑稽さが微笑ましくあるのです。男は常に下心があって、女は結局押しに弱い。その衝動を恋と錯覚したり、衝動の後の収拾のために優柔不断な言い訳したり。

しかも主役は常に映画監督が作家。「監督、これはあなたの体験談ですよね?」というネタのオンパレード。きっとそのあたりが、韓国のウディ・アレンと呼ばれる所以なんでしょう。

「韓国のゴダールやエリック・ロメール」という呼び方もありますが、私は断然ウディ・アレンだと思います。毎回同じことをやっているのになぜか飽きない、飽きないどころかお約束がツボにハマる、そういう感じ。

前置きが長くなりましたが、「ホン・サンス/恋愛についての4つの考察」もまさにそんな4本。

ホン・サンスの常連俳優キム・テウにキム・サンギョン、ユ・ジュンサンに加え、テレビではしっかり癒し系のイケメンで通っているイ・ソンギュンまで、こんなに平凡な男にしちゃう!? 

どれか1本といわず、全部見てその微妙な恋愛のバリエーションを見比べて欲しい特集です。というか1本だけだとホン・サンス映画の面白さを理解できない可能性が大。

ぜひ、もっとたくさんの人にホン・サンス映画の不思議な面白さにハマってもらいたい!と心から願うちびっ子Oでした。

「ホン・サンス/恋愛についての4つの考察」

3月2日(土)よりKBCシネマにて公開

http://www.bitters.co.jp/4kousatsu/

 

 

「よく知りもしないくせに」 2009年/韓国/カラー/126分

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監督・脚本:ホン・サンス 撮影:キム・フンクァン 編集:ハム・ソンウォン

キム・テウ(『JSA』『キッチン~3人のレシピ~』)、
コ・ヒョンジョン(『浜辺の女』)、
オム・ジウォン(『グッド・バッド・ウィアード』)

 

「ハハハ」 2010年/韓国/カラー/116分

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監督・脚本:ホン・サンス 撮影:キム・ヒョング 編集:ハム・ソンウォン

キム・サンギョン(『殺人の追憶』『気まぐれな唇』)
ムン・ソリ(『オアシス』)
ユ・ジュンサン(『黒く濁る村』)
キム・ガンウ(『外事警察』)
イェ・ジウォン(『気まぐれな唇』)

 

 

「教授とわたし、そして映画」 2010年/韓国/カラー/80分 

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監督・脚本:ホン・サンス 撮影:パク・ホンヨル 編集:ハム・ソンウォン

イ・ソンギュン(「コーヒープリンス1号店」)
チョン・ユミ(『甘い人生』)
ムン・ソングン(『冬の小鳥』)

 

 

「次の朝は他人」 2011年/韓国/モノクロ/79分

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 脚本:ホン・サンス 撮影:パク・ヨンヨル、ジ・ヨンジョン 編集:ハム・ソンウォン

ユ・ジュンサン

キム・サンジュン(「私の男の女」)
ソン・ソンミ(『マイ・ボス マイ・ヒーロー』)
キム・ボギョン(『友へ チング』)

アジアフォーカス福岡国際映画祭2012 レポート!

9月14日(金)アジアフォーカス福岡国際映画祭が始まりました!
詳しいレポートは映画祭の公式HPで随時更新中。
めがねもちょこっとレポートさせていただきます。

今年は初のレッドカーペット&野外上映を実施。

せっかくの野外イベントなのに、福岡は朝から雨模様。
しかし、オープニングイベントの間だけ雨がやむという奇跡がおきました。
お客様の熱気で、市役所前の空だけ一時的に雨があがったのかもしれません。
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レッドカーペットを歩く各国の監督や俳優達の華やかな姿に、抽選で選ばれた1500人のお客様からためいきが。

映画祭実行委員会の新藤会長の開会宣言に続き、高島市長、そしてベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した『別離』のアスガー・ファルハディ監督作品にも出演されているイランのスター、ファラマルズ・ガリビアン氏、『終の信託』の周防正行監督がご挨拶。
特別ゲストとしておすぎさんも登場!

さらに、ファン待望のチワワ系アイドル「SHU-I」のパフォーマンスで会場の熱気は最高潮に。
うちわやサイリウムをもったファンの「キャーッ!」という声が場内のあちこちから聞こえてきます。
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野外上映はファン・ジョンミンとオム・ジョンファ主演の韓国映画『ダンシング・クイーン』。
オープニングチケットが当たらなかったという方も、映画祭期間中にT・ジョイ博多で上映しておりますのでスケジュールをチェックして来てくださいね。

さて、15日は周防正行監督『終の信託』トークイベントを実施。
トークイベントのためだけに特別に編集されたメイキング映像を見ながら、周防監督が新作映画についての熱い思いを語ってくれました。

これからますます関心が高まるであろう「終末医療」をテーマにしたドラマです。
周防監督が原作に惚れ込んで映画化したこと、奥様である草刈民代さんの女優としての第1歩を飾る映画を自身で撮る事への思いなどなど濃いトーク内容で、ますます期待が高まります。
『終の信託』は10月27日(土)よりロードショー
めがねも絶対見に行きます。

→映画祭のパネル前で囲み取材を受ける周防監督
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17日は『黄金を抱いて翔べ』の井筒和幸監督舞台挨拶付試写会を実施。
なんとこのイベントには1万を超える応募があったそうです。
それもそのはず...実は一般のお客様にご覧頂くのは初めて。
つまり日本...いや、世界最速の超プレミア試写キラキラでした。

400名の幸運なお客様、映画はいかがだったでしょうか?
井筒節の効いたスピード感あふれるクライム・ミステリーでしたよね。

映画の上映後には井筒監督の舞台挨拶が(あ、写真撮るの忘れました(汗)
キャストとの裏話など井筒監督の大阪弁弾丸トークに会場も爆笑でした。
特にチャンミンネタを聴きたいと思っていたファンにはお宝トークだったんじゃないでしょうか。
映画『黄金を抱いて翔べ』は11月3日(土)よりロードショーです。

同じ日にあった、映画「INFINITE CONCERT SECOND INVASION EVOLUTION THE MOVIE 3D」の舞台挨拶も、ちょこっとのぞいてきました~
このチケットも発売開始6分で売り切れたというプラチナイベントキラキラです。
噂では空港にもファンの方がつめかけていたとか。

始まる前から「ここはコンサート会場か!?」というくらいのデコうちわの嵐に驚きます。
メンバーの登場とともに「ギャー!!!!」という雄叫び。
各人少しずつデザインの違う黒のスーツが粋ですね~

MCの方が「99%のシンクロ率を誇る...」と言った瞬間、会場から「99.9%!!!」の大合唱。
「おっと、MCさん!そこは間違えちゃいけないポイントだから!」と一緒にあせるめがね。
...すみませんファンの方、許してください。

最後に、スペシャルサプライズ!
なんと会場に来たお客様に2分間だけ自由に写真を撮って良いというお許しが出ました!
めがねも撮ってみましたよー(ぼけてる...)
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映画を観たメンバーから、ある人が振りをかなり間違えているとからかわれてましたよね。
「もう!ばらすなよ~」って感じのやり取りが可愛かったなあ。
これから映画をご覧になる方は、一体それが誰なのか是非注意してみてください。

映画祭はまだまだ続きます。
皆様のご来場をお待ちしております。
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ユン・シユン主演『Mr.Perfect』(原題:100%)アジアフォーカスにて特別上映決定!

ユン・シユン主演『Mr.Perfect』アジアフォーカス福岡国際映画祭にて1回限りの特別上映決定!

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『製パン王キム・タック』でブレイクしたユン・シユンの日本未公開作品。
残念ながら、今回は日本語字幕、英語字幕なしの韓国語オンリーの上映ですが、普段から韓国映画を字幕なしで見ているめがね(韓国語は全然分かりません)は意外と問題なく楽しめますよとお伝えしたいです。
画面が動かない法廷モノなんかだと字幕がないと厳しいですが、ジャンルもヒューマンコメディだし、映画館で集中して見ていたら、ストーリーもすんなり入ってくるものです。
何より日本未公開作品
ユン・シユンファンなら必見です。

日時:9月15日(土)13時15分~(上映時間105分)
場所:T・ジョイ博多

※日本語字幕はついていません。韓国語のみでの上映になります。
※映画祭のお問合せは公式HPまでhttp://www.focus-on-asia.com/
※『Mr.Perfect』の座席指定券のお求めに関するお問合せ先 T・ジョイ博多℡(092)415-5333

<ストーリー>
夢と声を失ったゴルファーと、小さな島に住む夢を見つけたい子供たちとの出会い。
彼らの力いっぱいのスウィングが希望と笑いを作りだす!

天才プロゴルファー「100%」と呼ばれたペク・セジン。勝利に勢いづいていた彼だが、傲慢な性格が彼を急降下させた。誰もが彼に背を向けた時、マネージャーのヨンミンだけがセジンのそばで彼を信じて力になってくれた。しかし、セジンの飲酒運転のせいで、ヨンミンは死んでしまう。事故の後、彼は唯一の友をなく、声と夢をも失ってしまう。
廃人のように暮らしていたセジンに、小さな島に住む昔の先生から連絡がくる。セジンはただ休憩するためだけに、島へと向かうが、先生は彼に学校が廃校になるのを防ぐために、子供たちにゴルフを教えて欲しいと言う。学校をゴルフの特別学校にして、学校を守るという考えであった。セジンはこの頼みを拒むが、子供たちの純粋な心に動かされて、結局は学校に残ることになる。
子供たちと共に、本当の幸せに気づいたセジンは今まで愚かに生きてきた自分の姿に反省する。子供たちのゴルフの実力も次第に上がり、ゴルフトーナメントの試合が近づくある日、島の住人んと子供たちの親たちはセジンが島に来た理由と声を失った理由を知り、セジンを追い出そうとする。
果たして、セジンと子供たちは大会に出場することができるのだろうか。

監督・脚本:キム・ミョンギュン
出演:ユン・シユン、ヨ・ジング
海外配給:Mirobision Inc.

↓こんなのがありました。映画『100%』に関するインタビュー映像です。

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2012アジアフォーカス福岡国際映画祭★公式パーティのご案内

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アジアフォーカス福岡国際映画祭の公式パーティのご案内です。
パーティにはなんと、映画祭の為に来福する監督や出演者たちも参加予定!
普段体験することができない、映画祭ならではの華やかな夜を楽しみませんか?

◎日時:2012年9月18日(火)18:30~23:30(火)
◎会場:カノビアーノ福岡(福岡市中央区大名1-11-12)
カノビアーノ福岡公式サイト→http://www.canoviano-f.jp/
◎料金:2000円(1ドリンク付)
◎時間:18時30分~23時30分
◎ドレスコード:スタイリッシュカジュアル

※来場先着350名様にスパークリングワイン1杯をプレゼント!
※会場ではカノビアーノ特製のパーティフードや、アルコール類のドリンクもワンコインで販売します。

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