身近に感じるグローバル

今日から紺屋2023のステイにベトナム人が暫く滞在する
しかしその滞在することになった過程が面白い。
1月いっぱいインターンに来ているドイツ人留学生の紹介で来たのだが。
まず、そのインターンの学生。
ドイツ人はドイツ人でも、アメリカ育ちのメキシコ系。
ベトナム人は、ベトナムからドイツに留学している学生。
ということで、アメリカ育ちのメキシコ系ドイツ人が日本に留学しに来ていて、彼を頼ってドイツに留学しているベトナム人が日本に来ている、ということになって、もう何がなんだが分からない。
新年早々世界の構図を肌で感じた。


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地下鉄駅でのBGM

福岡市市営地下鉄の駅で、期間限定でBGMとしてJ-POPが流れている。ラジオでそのことは聞いていたけど、悪くないなあ。
普段は、いわゆる単音のインスト版が流れているものだけど、こうやってちゃんと曲になったものを流すのはありな気がする。
前々から、バスの中や電車の中が無音なことに少々疑問を感じていた。
なかなか好みの問題があるから難しいのかもしれないけど、やはり音楽はあった方が良い気がするし、タイアップすることでの広告収入にもなり得るだろうし、例えば地元アーティストの支援にもなる。
徐々にでも良い形で広がっていけばいいのにと思う。


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JALの子供のためのワクチン募金活動@羽田空港

羽田空港でたまたまJALが世界の恵まれない子供のワクチンのための募金活動に遭遇。何の気なしに手元にあった小銭を募金。
すると思いがけずお返しの品をもらった。それは実際にパイロットが使っている世界の航路地図がプリントされたブックカバーで、なかなか良かった。
なんとなく、これはイイな。もう一つぐらいあってもいいかも、と思い歩いていると、またまた別の場所で募金活動に遭遇。思わずまた募金してブックカバーをもう一つもらった。
でも・・・
「これはなんかちがう」
と若干の後悔と違和感が残ってしまった。

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福岡市都市景観賞2010を受賞しました

この度、紺屋2023で福岡市都市景観賞2010を受賞致しました。

正直まさかの受賞でびっくりしております。

福岡市都市景観賞は今年で既にもう24回目の伝統ある賞。
これまでに様々な建築物や景観が100件以上受賞しておられます。

この賞は、市民からの推薦によって選考対象作品が選ばれ、
その後審査委員会によって受賞物件が決まります。
今年は約160件の中から8件が選ばれたそうです。

この推薦ですが、他薦以外に自薦も認められているのですが、
ありがたいことに紺屋2023は他薦でして、僕らが知らないうちに応募されていて、
一次審査を通過しましたの御知らせで知ったほどです。

正直最初は、いわゆる都市景観には貢献していないと思うのだけど・・・・・・
といった半信半疑な状態で、まあ駄目だろうと思っていたら、
なんと受賞してしまいました。

受賞理由が、
建物と人々の活動が一体化することで生まれたこの画期的な場を、新たな「景観」の概念として捉えた
ということでした。

これまで、人と物の入っていないのが最も良い状態、というのが建築写真や建築空間の常識だった中で、それに対してずっと疑問を持っていた者としては、まさに人と物があっての受賞ということは、
大変嬉しい限りです。

人があっての景観。
そう思いますので、これからもこういった受賞作品が増えることを期待したいと思います。

そして、今回の受賞は何より「人々」のおかげです。
いつも紺屋に関わって頂いている方々、利用して頂いている方々、お越し頂いている方々に、
この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

野田 恒雄

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人のこころ 

白鵬の連勝記録が期待された九州場所だったが、あっけなく2日目に負けてしまい、たいへん残念だった。果たしてもう一度双葉山の記録が破られる瞬間に立ち会えるチャンスはあるだろうか。

負けた白鵬は
「途中で勝ちに行ってしまって負けた。心と身体がバラバラになる気がして休場も考えた」
と漏らしていた。

あれほど冷静沈着な取り口と振る舞いの白鵬からは想像のつかないことだが、双葉山や大鵬でさえその場所に優勝できなかったことを考えると、それでも気持ちのコントロールに長けた横綱なのだと改めて思った。

人のこころとは本当に無常なものだ

最初はこれで充分と思っていたことでも、ちょっとした状況や心境の変化で、その認識は大きく変わる。

平和でさえあればいい
そう思っていても、もっと豊かに、もっと安全に、もっと健康的に、となる。

仕事があるだけでも充分 職につけただけでも充分
そう思っていたはずが、こんな仕事はしたくない もっと割のいい仕事がしたい こんな職場は嫌だ こんな上司は困る もっと待遇を良くして欲しい
となってしまう

彼とは一生の親友だ
と言っていた関係が急にぎくしゃくすることだってあるし、
あんな奴死んでも友達にはなれない
と思っていた相手がふとしたことで親友になったりする。

昨日までは安定していた心がある日突然なんとなく不安定になる

そんな風に人のこころは移り変わっていき、そういう小さな変化が他人へ影響を与え、
最終的に社会の空気や世論を作り出したりさえしている。

初心忘れるべからず

誰しもこの言葉の重要性はよく分かっているはずだが、
心が安定していたり、心に余裕がある時にこの言葉を思い出すのはたやすい。

しかし、この言葉を忘れるような状況の時こそ真価が求められる。

どうやって常に平静で冷静な自分を維持できるか
どうすれば信念や判断の軸がぶれないでいられるか

古今東西問わず、人間の永遠の課題であり、醍醐味でもあるのだ。