7月公開予定の映画

7月公開予定の映画を紹介しています。

コチラ→http://konya2008-2014.travelers-project.info/503-10/7.html

めがね_R (1).jpg

ハリー・ポッターのオーディオブック

子供が本好きだと聞くと、ちょいちょいプレゼントしているオーディオブック。
先日15年ぶりに会った友人にもプレゼントしました。
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結構な数の登場人物を、江守徹が声色を替えながら朗読してくれます。
秀逸なのは「ハグリッド」と「ペチュニアおばさん」と「庭小人」。

このオーディオブック、1冊で10枚もあって焼くのが超面倒。
しかし暗い10年計画遂行の為に、今回も心を込め手間暇かけて焼きました。
朗読テープで育っためがねのように、妄想過多な大人に育ってくれますように。
気に入ってくれるといいけど。ウフフ。

ままごと「わが星」

<地球の誕生から消滅まで、団地にくらす1人の少女の日常に重ねた現代ブレイクビーツ・ミュージカル>

...って何?
つー感じで、良く知らないまま見に行きました。
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時計や胎動のように規則正しく刻まれるリズムの中、繰り返されるフレーズと動き。
演劇のようでもあり、ダンスのようでもあり。
身体を使って表現する緻密で壮大な詩!
とにかく面白かった。毛穴が開きました。

ままごと「わが星」→http://www.wagahoshi.com/

福岡ミュージアムウィーク

毎年恒例のイベントとして定着しつつある「福岡ミュージアムウイーク」。

第3回目となる今年は、5月14日(土)から29日(日)に開催。
このイベントは世界中で行われているもので、5月18日の「国際博物館の日」を中心に、世界各国の博物館や美術館が記念行事を行います。

国際博物館会議(ICOM)が発表した今年のテーマは「Museum and Memory」
まさに、ミュージアムそのものが、記憶の集積空間ともいえますね。

福岡市博物館、美術館、アジア美術館、福岡県立美術館でさまざまなイベントが行われましたが、その中のひとつ、5月21日(土)に福岡アジア美術館で行われた、作家・写真家の藤原新也の講演会「写真と言葉」に行ってきました。

藤原新也は1944年福岡県門司の生まれ。写真家・作家。
インドを振り出しにアジア各地を旅して「印度放浪」「西蔵放浪」などを出版。

発売当初、衝撃的だった「東京漂流」「メメント・モリ」「アメリカ」「日本浄土」などは今でも大切にしている著書です。
ずいぶん以前に門司で行われた講演会に参加したことはありましたが、ずいぶん久しぶりにお話を聞きました。

今回は、四国を巡って撮影した写真88点と書と音楽の融合、昨年出版された「死ぬな生きろ」に関するものでした。
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四国八十八ヵ所巡りにひっかけての88枚の写真ということでしょう。
八十八夜ともひっかけているので、1枚目は一夜と名づけられていました。
四国を巡る旅の中で見てきた日常風景です。
その風景に言葉が付き添っているのですが、その言葉は藤原新也の見事な書によって表現されています。

写真、文章の達人だけではなく、どうも書も達人の域でした。
本人いはく「情景を受け取る言葉を書いていくので、自我を出す書体は持たない」と。
その書を見れば、ああ、藤原が書いたんだという独自のスタイルを持たず、情景・風景に合った書を書いています。

88枚の1枚目は「花」、写真は牡丹の花。
88枚の中に繰り返し、テーマである「死ぬな 生きろ」の言葉がリフレインされていますが、すべて書のスタイルが異なっているのです。
「書は声に近い、VOICEなんです」と。
ううーん。これで読む方は印刷された言葉なので伝わりにくいのですが、そう言われると、確かに声に近い。
力強い書、優しい書、励まされる書、ほのぼのする書...さまざまです。

お気に入りは最初のほうに出てきた「犬地蔵」、そう地蔵のような犬が1匹。そして終わりに近い82夜は「人生の終りは定食でよい」と、うどん定食の写真が。
最後の88夜は「大輪」という牡丹の花。またリフレインですね。

2時間の講演会は3時間にも及びましたが、帰った人は1割程度。
ほぼ200人の満席状態でした。

超過した1時間は東北被災地にすぐに訪れて撮ってきた写真を見せてくれました。
子どもやお年寄り、カップルの被災者に「円顔」と呼ぶ、丸い顔が笑っているような絵を描いてプレゼントしていたようです。
それを持って、記念撮影していました。
放射線測定器をいつも持っているらしく、どこに行っても測定してみるとか。
最後まで濃い講演会でした。

また29日(日)14時から市美術館で行われる、画家・菊畑茂久馬さんと劇団ギンギラ太陽's主宰・大塚ムネトさんによる対談「天神と前衛美術家」(要申し込み)など注目企画も目白押しです。
お見逃しなく!

第13回アルゲリッチ音楽祭、今年は「タンゴとクラッシックの出会い」

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マルタ・アルゲリッチ(1941年生まれ)はアルゼンチンのブエノスアイレス出身のピアニスト。
世界のクラシック音楽界で最も高い評価を受けているピアニストの一人です。

彼女にまつわる逸話はいろいろあって、すごいのは、アルゲリッチの演奏を聴いた当時のフアン・ペロン大統領(妻はミュージカル「エビータ」で知られるあの人です)は、彼女に優れた音楽教育を受けさせるため、外交官だった父親にウィーン赴任を命じたとか。
これに伴って家族とともにオーストリアに移住したそうです。
これが1955年の出来事なので、いかに幼少のみぎりから才能が開花していたかということですね。

母語であるスペイン語の他に、フランス語、英語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語などを自在に操ることができるそうで、一時期、ピアニストがイヤで語学を生かして秘書になろうかと思ったこともあると、何かのインタビューで答えていました。

1970年に初来日し、以後、何度も来日しています。
特に、大分県別府市とはつながりが深く、1994年に別府ビーコンプラザ・フィルハーモニアホール名誉音楽監督に就任し、1996年より別府アルゲリッチ音楽祭(1998年第1回開催)の総監督を務め、2007年には別府アルゲリッチ音楽祭の主催団体であるアルゲリッチ芸術振興財団の総裁に就任。
1998年以降は別府アルゲリッチ音楽祭のため、毎年来日しています。

私がアルゲリッチ音楽祭に行くようになったのは2001年ころからでしょうか。
毎年ゲストが豪華で楽しみです。

アルゲリッチの演奏スタイルとして有名なのが、座ってすぐに演奏を始め、ライヴでも録音でも極度にテンポが速いということ。
そして、アルゲリッチ音楽祭の目玉ともいえるのが4時間以上の演奏時間となるマラソン・コンサート(5月14日)、今年はアルゼンチン生まれの彼女らしく、テーマは「タンゴとクラシックの出会い」

今回のゲストはユーリー・バシュメット(ヴィオラ)、 エドゥアルド・フーベルト(ピアノ)、清水高師(ヴァイオリン)、キム・スーヤン(ヴァイオリン)、ユンソン(チェロ)、黒木岩寿(コントラバス)、三浦一馬(バンドネオン)、津久見樫の実少年少女合唱団
バンドネオンの巨匠、ネストル・マルコーニは残念ながら急遽来日しませんでした。

プログラムは、もちろんピアソラのオブリヴィオン(忘却)、リベルタンゴ、現実との3分間などなど。
アルゲリッチとフーベルトの2人によるピアノ演奏がありましたが、アルゲリッチ、座るやいなや弾き始めていました。
演奏も速かったああ。
でも素晴らしい演奏は毎度のことであります。

なんとこの6月でアルゲリッチも古希(70歳)を迎えるとのことです。

5月19日は音楽祭の千秋楽「チェンバー・オーケストラコンサート」、アルゲリッチはショパンのピアノ協奏曲 第1番 を弾くはず!

ピアソラ:リベルタンゴ
ピアソラ:現実との3分間
ピアソラ:trip around the tangos by Piazzolla
ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲集op.2より 
マルコーニ:Moda Tango
フーベルト:Martulango
フーベルト:Fantango & Malambo  他を予定ピアソラ:リベルタンゴ
ピアソラ:現実との3分間
ピアソラ:trip around the tangos by Piazzolla
ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲集op.2より 
マルコーニ:Moda Tango
フーベルト:Martulango
フーベルト:Fantango & Malambo  他を予定ピアソラ:リベルタンゴ
ピアソラ:現実との3分間
ピアソラ:trip around the tangos by Piazzolla
ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲集op.2より 
マルコーニ:Moda Tango
フーベルト:Martulango
フーベルト:Fantango & Malambo  ピアソラ:リベルタンゴ
ピアソラ:現実との3分間
ピアソラ:trip around the tangos by Piazzolla
ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲集op.2より 
マルコーニ:Moda Tango
フーベルト:Martulango
フーベルト:Fantango & Malambo

→休憩スペースで、タンゴ演奏やってましたの図
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