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都築響一さんとめぐった福岡県、深かった!

知る人ぞ知る名編集者といえば、私にとっては木滑(きなめり)良久さんと、都築響一(つづききょういち)さんなんです。

木滑さんの説明は、後日に回すとして、都築さんが福岡にやってきました。

数年前に「ブックオカ」で来られたときも、昨年、福岡市美術館に展覧会でトークをされたときも、もちろん行きました。
そして今回、紺屋2023の家主でもある株式会社ショーソンの松村さやかさんが、都築さんを呼んでくれました。

都築さんの紹介をすると、
1976年から86年まで『ポパイ』『ブルータス』誌で現代美術、建築、デザイン、都市生活などの記事を担当。
1989年から92年にかけて、1980年代の世界の現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』を刊行。
1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を発刊。
1996年発売の『ROADSIDE JAPAN』(日本各地に散在する秘宝館や村おこし施設などの珍スポットを追う写真ルポルタージュ)で第23回・木村伊兵衛賞受賞。
その後も全国、どこにでもあるというスナック「来夢来人」をめぐって連載したり、現代美術、建築、写真、デザインなど広範な分野での執筆活動、書籍編集を続けています。

本人いわく、お金のある編集者ならライターもカメラマンも雇えるけど、お金がないので、自分で全部やるとのこと。
そんなニワカカメラマンが木村伊兵衛賞を受賞するんですから、どんな才能なんじゃい!?と思いますよね。

残念ながら講演会は行けなかったのですが、翌日の16日日曜日に催された「都築さんと回る福岡秘宝ツアー」(私が勝手に名づけました)に参加。

総勢20名ほどがマイクロバスに乗り込んで、出発です!
私たち参加者も、なんと、都築さんも行き先を知らないというツアーです。
知っているのはコーディネートしてくれている薬院「回」の佐野さんご夫妻と、さやかさんのみ。

大名を出発したバスは、一路、南へ!
たどりついたのは、行ってみたかった「不思議博物館」
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「ミュージアムシティ天神」参加アーティストでもあった角孝政さんが館長を務めるところ。
角さんの作品とともに、角さんが愛するモノたちでいっぱい。
メイドに扮した「不思議ちゃん」お二人が出迎えてくれました。ここは、車じゃないと行けないです。

次に向かったのは、大野城市の「鏝絵(こてえ)美術館」。
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住宅地の中に目を見張る外装のアパートが見えてきました。
鏝絵とは、家や蔵の壁にしっくいやセメントで装飾された日本式レリーフのことです。
有名なのは大分の安心院や伊豆の長八美術館。ここは、左官であり大工であるオーナーの三浦辰彦さんの作品が外にも中にもびっしりです。

そしてバスは大牟田に向かいました。
これまた住宅地の中、一見、普通の住宅をよく見たら、鶴と亀のレリーフがこれまた植木や壁、階段にびっしり!
ここは通称「鶴亀ハウス」といわれているそうですが、看板には「つるかめ便利屋」と書かれていました。
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こちらも、左官・大工さんのようです。
鶴や亀に混じって、キティちゃんやドラえもんもいました。

次は夏だけ営業の「ビヤガーデン博多屋」さん。
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創業昭和23年、大牟田市の中心街においてキリン生ビールの専売の店を営業し続けていらっしゃいました。
中庭があるのですが、これがまた大きな木に不思議な建物や池があり、ここにテーブルを置いてビールを飲むのだとか。
いやあ、ここ良いです!
野外ライブなどもやっているそうで、都築さんも、今度は大牟田に泊りがけで来て楽しみたいと言ってました。

他にも、大牟田には「年金通り」という飲み屋街があり、昼間からカラオケが聞こえ、夕方5時にはもう酔っ払ったオジさんが店を占拠、碁会所もあって、ここでは年金を使ってさまざまに楽しめるようです。

大牟田に行く前に田主丸の「鯉とりまあしゃん」で、昼食。
伝統の漁法「鯉抱き」といわれる手法で大きな鯉を捕らえることで有名だった人です。
店舗の2階は鯉とりまあしゃんのちょっとした博物館になっていて、大画面で鯉を捕っていたまあしゃんの映像を楽しめます。

さすが、都築さんとともにめぐる福岡県内ツアー、楽しくて深かったああ。
大満足の秋の1日でした。

天神地下街で、すごい宣伝に遭遇です!font>

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docomo スマートフォンラウンジか福岡市中央区大名の西鉄グランドホテル1階にできるそうで、そのコマーシャルポスター。

目立ちます!

それに、大名町は確かに大名が住んでいたから、この町名。
それを単刀直入にぶつけてきたコマーシャルポスターです。

ありそうで、なかった!いや、面白いです!
キャンペーン詳細はこちら→http://daimyogyoretsu.com/

「水戸岡鋭治の大鉄道時代展」が始まりました!

九州以外のところで電車に乗ると、改めて九州の電車が楽しいことに気づきます。
四国に行って、マリンライナーとかいう電車に乗るんで、どんなカッコいい電車だろうとワクワクして待ってたら、フツーの電車がやってきて、びっくりしました。
九州に住んでいると、電車は楽しい、カッコいい!と当然のように思っています。
でも、全国的にいえばそんなことないんです。

そんな楽しい九州にしてくれたのが、水戸岡鋭治さん
そもそも水戸岡さんはイラストがとても上手いグラフィックデザイナーで、福岡の「海の中道ホテル」開業でグラフィックを担当していました。もう20年以上前の話です。
そのときに、ホテルを造っていた会社のある人に「おまえ、何がしたいとや?」(私も何度もこの質問されました)と聞かれた水戸岡さんは「インダストリアルデザインをやりたい」と答えたそうで「やりゃいいやないか」と、当時のJR九州の社長を紹介したそうです。

そこから生まれたのが、香椎線を今でも走っている赤い電車・アクアエクスプレスでした。

そこから水戸岡さんの電車づくりが始まります。
水戸岡さんも「こんなデザインを会社が許してくれるはずがない」と思う奇抜なアイデアもJR九州は面白がって造ってくれたそうです。
それがいまや、JR九州の顔となりました。というより、九州の顔となりました。

私はSL人吉号が好きで、昨年も今年も乗りました。
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乗車している2時間が楽しくてたまりません。
お弁当も美味しいし、地ビールもうまい!
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車内をウロウロして、ガラス張りの最後尾車輌から球磨川を眺める最高の旅です。
今では、SL人吉のおっかけがいらっしゃいまして、ずっと伴走しながら手を振る人や家族もいます。
しかし、この夏の暑さの中で、石炭をくべつづける機関士さんたちには、ひたすら感謝です。
みかんを差し入れるお客さんもいました。
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人吉に着いたら、くま川鉄道に乗り換えます。
このローカル線を走っているのはKUMA1KUMA2と名づけられている、やはり、水戸岡さんデザインの車輌です。
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こんな水戸岡さんの仕事がすべて見られる展覧会が始まりました。
それが「水戸岡鋭治の大鉄道時代展」(新博多駅ビル「JR博多シティ」9階JR九州ホール)
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1200点以上のイラストと250枚を超えるパネルを展示。
アイデアスケッチから始まり、プレゼンテーション用のイラスト、その後の具体的な図面と、車両デザインが完成していく過程をわかりやすく紹介されています。
水戸岡さんが手がけた車両の実物の座席や模型などを展示し、また水戸岡さんが構想する未来の列車のデザインコンセプトも再現。
会場では現役の客室乗務員が展示物を案内してくれますよ。
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昨日(8月2日)はこのプレオープンと毎日デザイン賞を受賞されたお祝い会がありました。
どんなに有名になられても、昔と変わらない気さくな水戸岡さんが嬉しそうでした。
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水戸岡さんの極私的福岡案内はこちら→http://www.city.fukuoka.lg.jp/navi/s1.html#023

「水の祭典久留米まつり」に、急遽 中村有志さん出演決定!

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現在開催中の「水の祭典久留米まつり」に、急遽中村有志さんの出演が決定しました!
劇中で中村さんは高木古都さん演じる"きな子"の父親役で出演されています。
親子で出演ですね~☆
明日8月4日(木)のパレードは15時48分ごろからです。
お近くの方は是非足をお運びください。めがね_R (1).jpg