ミュージカル「オペラ座に怪人」25周年記念公演が映画で登場!

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ロンドンで、ニューヨークで、そして劇団四季でも見たミュージカル「オペラ座の怪人」。

豪華な衣装や舞台装置に大金をつぎ込むメガミュージカルの先駆けとして、1986年にロンドンのウエストエンドで初演、1988年にはニューヨークのブロードウェイでも上演がはじまり、大ヒットとなったのはご存知のとおり。

ロンドンでは「レ・ミゼラブル」に次ぐミュージカル史上第2位、ニューヨークでは史上最長ロングラン公演記録を現在も更新しています。

何よりも曲が素晴らしい!

作曲は、いくつもの大ヒットミュージカルを手がけてきた、アンドリュー・ロイド=ウェバー。
代表曲の「The Phantom of the Opera」は、当時の妻だったサラ・ブライトマンのために作った曲だと言われています。

ロイド=ウェバーが、当時ミュージカル俳優としては無名だった妻サラを、ニューヨークブロードウェイの俳優協会の反発を押し切って主役に抜擢したとか。彼女の音域に合わせて作ったとも言われてます。
今や、歌姫(ディーバ)となった、世界のトップスターに押し上げた作品でもあります。

その「オペラ座の怪人」が、25周年を記念して、今年の10月1日と2日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで公演が行なわれました。

行きたかったなあ。

公演には、総勢200名以上の出演者およびオーケストラが登場。映像を多用した特別演出に、舞台セットの目玉として、映画版で使用された2万個ものフルカットのスワロフスキー・クリスタル製シャンデリアが華を添えたとか。

そして!カーテンコールでは、作曲家のアンドリュー・ロイド=ウェバーが感謝の言葉を述べたあと、ロンドン初演で怪人を演じたマイケル・クロフォードと、クリスティーヌ役のサラ・ブライトマンが登場。

さらにサプライズは続き、コルム・ ウィルキンソン(カナダ初演キャスト)、アンソニー・ウォーロウ(オーストラリア初演キャスト)、ジョン・オーウェン・ジョーンズ(現在のロンドン公演キャスト)、ピーター・ジョバック(次期ロンドン公演キャスト)の新旧4人の怪人が姿を現し、サラ・ブライトマンとともにメインナンバー「The Phantom of the Opera」を熱唱したそうです。

残念ながら日本の初演怪人だった市村正親さんは呼ばれてないみたいですねえ。

この公演が映画になって日本でも見られます。
福岡では天神東宝で11月26日(土)から12月2日(金)までの1週間の上演

もう絶対お見逃しなく!!です!

『三銃士』のおじメンズに萌え~!

『ラーメン侍』も無事公開され、
嵐のような忙しさが嘘のように平穏な毎日を送っているちびっこOこと大迫です。

フリーランスにとって、
平穏(-^□^-) → 仕事がない!(^o^;) → 不安(゚_゚i)

なわけですが、3月からのノンストップな忙しさを思い返したら

「まあ、たまにはいいか~」と開き直り。
不安を振り払い、このゆったりモードを楽しむことにしました。

で、まずは、映画を観に行こう、ということで観たのがこちら、
『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』
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ミラ・ジョヴォヴィッチの華麗なコスチューム・アクションがひと際目を引くCMに、
忘れていた洋画エンタメ魂が揺さぶられて観に行ったんですが、
これが、期待を裏切らない破天荒な大作ぶり。

いや~、ハリウッド映画はこうじゃないとねアップ

うっかり、正統派イケメンのレッテルを貼られがちなオーランド・ブルームの悪役ぶりとか、
タランティーノの「イングロリアス・バスターズ」で一躍注目を浴びた
クリストフ・ヴァルツのリシュリュー枢機卿とかもいい味出してたけど、
個人的には、アトス、アラミス、ポルトスの
おじメン(おじさんイケメン...こんな言葉ないですか?)
三銃士が全うにかっこよかったです。
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『三銃士』だから、この3人がもっと目立っていいと思うんですが、
まあ、そこは知名度がまだまだ...ってことで?

特に、美形好きの私はアラミス役のルーク・エヴァンスにしびれ恋の矢て、
ウィキペディったわけですが、やっぱりゲイ。
どうりで...と妙に納得した私でした。

左下の大きいのがダルタニアン。若い子たちには彼と、
金髪碧眼のルイ13世を観て萌えて欲しいけど、
私は断然、渋い面子の三銃士に萌え~。

「おまえは愛する女を選べ。祖国はなんとかなる」
っていうアトスの名台詞にもシビレたな~。

洋画で育ったんでなんですが、やっぱり、洋画は面白い!です。

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都築響一さんとめぐった福岡県、深かった!

知る人ぞ知る名編集者といえば、私にとっては木滑(きなめり)良久さんと、都築響一(つづききょういち)さんなんです。

木滑さんの説明は、後日に回すとして、都築さんが福岡にやってきました。

数年前に「ブックオカ」で来られたときも、昨年、福岡市美術館に展覧会でトークをされたときも、もちろん行きました。
そして今回、紺屋2023の家主でもある株式会社ショーソンの松村さやかさんが、都築さんを呼んでくれました。

都築さんの紹介をすると、
1976年から86年まで『ポパイ』『ブルータス』誌で現代美術、建築、デザイン、都市生活などの記事を担当。
1989年から92年にかけて、1980年代の世界の現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』を刊行。
1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を発刊。
1996年発売の『ROADSIDE JAPAN』(日本各地に散在する秘宝館や村おこし施設などの珍スポットを追う写真ルポルタージュ)で第23回・木村伊兵衛賞受賞。
その後も全国、どこにでもあるというスナック「来夢来人」をめぐって連載したり、現代美術、建築、写真、デザインなど広範な分野での執筆活動、書籍編集を続けています。

本人いわく、お金のある編集者ならライターもカメラマンも雇えるけど、お金がないので、自分で全部やるとのこと。
そんなニワカカメラマンが木村伊兵衛賞を受賞するんですから、どんな才能なんじゃい!?と思いますよね。

残念ながら講演会は行けなかったのですが、翌日の16日日曜日に催された「都築さんと回る福岡秘宝ツアー」(私が勝手に名づけました)に参加。

総勢20名ほどがマイクロバスに乗り込んで、出発です!
私たち参加者も、なんと、都築さんも行き先を知らないというツアーです。
知っているのはコーディネートしてくれている薬院「回」の佐野さんご夫妻と、さやかさんのみ。

大名を出発したバスは、一路、南へ!
たどりついたのは、行ってみたかった「不思議博物館」
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「ミュージアムシティ天神」参加アーティストでもあった角孝政さんが館長を務めるところ。
角さんの作品とともに、角さんが愛するモノたちでいっぱい。
メイドに扮した「不思議ちゃん」お二人が出迎えてくれました。ここは、車じゃないと行けないです。

次に向かったのは、大野城市の「鏝絵(こてえ)美術館」。
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住宅地の中に目を見張る外装のアパートが見えてきました。
鏝絵とは、家や蔵の壁にしっくいやセメントで装飾された日本式レリーフのことです。
有名なのは大分の安心院や伊豆の長八美術館。ここは、左官であり大工であるオーナーの三浦辰彦さんの作品が外にも中にもびっしりです。

そしてバスは大牟田に向かいました。
これまた住宅地の中、一見、普通の住宅をよく見たら、鶴と亀のレリーフがこれまた植木や壁、階段にびっしり!
ここは通称「鶴亀ハウス」といわれているそうですが、看板には「つるかめ便利屋」と書かれていました。
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こちらも、左官・大工さんのようです。
鶴や亀に混じって、キティちゃんやドラえもんもいました。

次は夏だけ営業の「ビヤガーデン博多屋」さん。
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創業昭和23年、大牟田市の中心街においてキリン生ビールの専売の店を営業し続けていらっしゃいました。
中庭があるのですが、これがまた大きな木に不思議な建物や池があり、ここにテーブルを置いてビールを飲むのだとか。
いやあ、ここ良いです!
野外ライブなどもやっているそうで、都築さんも、今度は大牟田に泊りがけで来て楽しみたいと言ってました。

他にも、大牟田には「年金通り」という飲み屋街があり、昼間からカラオケが聞こえ、夕方5時にはもう酔っ払ったオジさんが店を占拠、碁会所もあって、ここでは年金を使ってさまざまに楽しめるようです。

大牟田に行く前に田主丸の「鯉とりまあしゃん」で、昼食。
伝統の漁法「鯉抱き」といわれる手法で大きな鯉を捕らえることで有名だった人です。
店舗の2階は鯉とりまあしゃんのちょっとした博物館になっていて、大画面で鯉を捕っていたまあしゃんの映像を楽しめます。

さすが、都築さんとともにめぐる福岡県内ツアー、楽しくて深かったああ。
大満足の秋の1日でした。

ここはどこ?「ガーデンテラス長崎」

先月、長崎県美術館で開催された「菊畑茂久馬展」に行った帰り、どうしても行きたかったホテル「ガーデンテラス長崎」のレストランでランチをした。

ちょうど、オープン2周年ということで、特別料金でランチを楽しめたのだが、そのときに「こりゃあ、どうしても泊まりたい!」と決意するほどに、その建築、ロケーション、景色、料理、インテリア...それもこれもが、ちょっとの滞在では満喫できないと思い、先週末、友人を誘って宿泊しました。
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根津美術館をはじめ、和のテイストを取り入れつつ、洋のダイナミックさを表現するのが上手い建築家・隈研吾さんの設計。

隈さんはこのホテルから真正面に見える長崎県美術館も手がけています。
福山雅治がコンサートをやることでも有名な、稲佐山の中腹に建っています。

ネットで3食付プランというのを予約、チェックインして初めて知ったのは、離れのスイートに予約しておりまして、この離れに泊まると、クラブラウンジや部屋の飲み物、さらにはルームサービスの食事(限定5種類くらいでカレーやロースとビーフサンドなど)が無料というもの。

すごい!そして、そんなに高くない!!

16時に長崎に着いたら駅まで迎えに来てくれまして(予約)、チェックインした16時半から夕食の時間まで、ずーっと、クラブラウンジ(横にプールがあり、海と長崎市街地が見えるテラス)でビールやスパークリングワインを飲んでおりました。
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夕食はフレンチにして、ここではハウスワインを飲み、部屋に戻って貸切風呂に行くまで、また部屋のビールを飲み、風呂から上がったら、またテラスで夜景を見ながら飲むという贅沢三昧してしまいました。

部屋も70平米ほどの広さ、バルコニーが付いていて、バスルームからも海と市街地が見えるという贅沢さです。

翌日は船の汽笛と、教会の鐘の音で目を覚まし、朝焼けを写真に収めて、庭内を散歩しましたよ。

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そして朝食。これまた朝から生ビールがメニューにありまして、もちろん飲みました。
空間も眺望も、おもてなしも、「ここはどこ?」と思うほど、非日常の世界。

こんな時間が楽しめるとは!恐るべし!ガーデンテラス長崎!!

ちなみに、このホテルの経営は「メモリード」、そうあの冠婚葬祭の会社です。
そういえば、結婚式だけではなく、法事もあっておりましたもんねえ。