「ネット犯罪 裏経済白書」
この記事を読んで、びっくりした
ネット犯罪業界(?)におけるスパムメールなどのサービス料金(?)の相場が掲載されているのだが、
なんと、100万通のスパムメール配信は、たったの(ちょっと不謹慎な言い方だが)4万円!!
1通わずか0.25円の価値しかないということなのだ。
重要な個人情報であるメールアドレスがたったのこんな価格で取引されているなんて、信じられない。
他にも、クレジットカード1件272円〜 とか、DDos攻撃1時間1359円 とか。
勝手に、裏の社会はけっこう大きな額で取引されている、という印象があったが、
まったくその印象とは違う実態。
おそらくはサービス競争のようなことが起こっていて、価格競争している結果なのだろう。
裏社会と言えど、結局商売の世界は表と同じ。なかなか厳しいのだろう。
何か新しい技術が生まれると、その技術を使ったサービスが生まれ、そのサービス提供者の数が増え、競争が生まれ、価格が下がり、下がった価格分を補うための新しい技術がまた生まれ、というまさに表の産業界と同じサイクルだ。
そしてその上面白いのが、ネット犯罪者をだます詐欺師がいる、ということ。
結局、合法・違法に関わらず、なんらかの業界や社会が出来上がると、そのためのルールやモラルが生まれ、そしてそれを逸脱して自己利益を得ようとする者が必ず現れ、そのためその者たちから身を守る術やしくみを考えないといけなくなる。
裏も表も結局は同じ構造
いわば双子のようなもの
裏も表も互いが互いを成り立たせているのだ