裏社会の相場

「ネット犯罪 裏経済白書」
この記事を読んで、びっくりした

ネット犯罪業界(?)におけるスパムメールなどのサービス料金(?)の相場が掲載されているのだが、

なんと、100万通のスパムメール配信は、たったの(ちょっと不謹慎な言い方だが)4万円!!
1通わずか0.25円の価値しかないということなのだ。
重要な個人情報であるメールアドレスがたったのこんな価格で取引されているなんて、信じられない。

他にも、クレジットカード1件272円〜 とか、DDos攻撃1時間1359円 とか。

勝手に、裏の社会はけっこう大きな額で取引されている、という印象があったが、
まったくその印象とは違う実態。

おそらくはサービス競争のようなことが起こっていて、価格競争している結果なのだろう。
裏社会と言えど、結局商売の世界は表と同じ。なかなか厳しいのだろう。
何か新しい技術が生まれると、その技術を使ったサービスが生まれ、そのサービス提供者の数が増え、競争が生まれ、価格が下がり、下がった価格分を補うための新しい技術がまた生まれ、というまさに表の産業界と同じサイクルだ。

そしてその上面白いのが、ネット犯罪者をだます詐欺師がいる、ということ。

結局、合法・違法に関わらず、なんらかの業界や社会が出来上がると、そのためのルールやモラルが生まれ、そしてそれを逸脱して自己利益を得ようとする者が必ず現れ、そのためその者たちから身を守る術やしくみを考えないといけなくなる。

裏も表も結局は同じ構造
いわば双子のようなもの

裏も表も互いが互いを成り立たせているのだ

安定性と柔軟性

この話 読んでいて、
けしてお局様になりそうな女性だけの話ではない、と思った

「崖っぷちに立つお局様にならないために」
http://www.excite.co.jp/News/column/20091029/Dokujyo_4419374.html

むしろほとんどの人がこうなりがちなのではないだろうか

特に
・新しい仕事ややり方を変えることを嫌う。
という項目は、分かっていても 実際いざ直面するとけっこう難しい

つねに謙虚にいようとしても
知識や経験がついてくれば自然とそれらにもとづいた価値観は形成されてしまう

それが 知恵 と呼ばれるのか 頑固 と呼ばれるのかは 紙一重だ。

つねに新しくありたいと思うし、つねに変化に対応したいと思うが、

周囲に流されたり 軸が無い状態になることは避けたい

こういうことで悩む時、

毎回、理想は水だ、と思い出すようにしている。

H2Oという化学記号は一定でも、

気温に応じて 氷ー水ー蒸気 と変化する

こうありたいものだ。


段階と先

ものごとには段階がある その段階が用意されていない場合は、作らなければならない 布石を打つ 経緯を読む 逆に言えば、以前は許されていたことが、段階を進むと許されなくなる そこが難しいし、醍醐味でもある

社会の階層

ネイティブアメリカンのアーティストに会う機会があった

多民族国家をうたいながらもけして平等ではない国

誰が最初に住んでいたか などという問いは不毛だろうが

今置かれている社会構造を把握し、動くことは重要だと思った

社会構造をアートに落とし込み、対比的に見せる展示

しかしその展示自体が既に構造の一部であるということ

社会構造の階層は複雑だ