オハツ企画 & ART BASE 88 information: コザで秘蔵泡盛と「UEKI・」

http://ohazkikaku.blogspot.com/2010/10/ueki.html

羽田を20時発の満員那覇行きに乗って、空港からコザまではモノレール+タクシーを利用して、石垣克子さんのアトリエに到着したら日付はもちろん変わっていました...
そして成り行きで、近くのとてもすごい個人酒蔵へ。
写真はもったいなくて撮れなくて、それでもちょっとだけ撮りましたけど、こんなのがイチマンボンもあるんだそうです。
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瓶のまま40年ものとか。まろやかで美味しかった。けっきょくサンジ過ぎまで飲んでました。一緒に出てくるお料理がシンプルでまた美味しくその器がまた面白くて。いいかんじに話が弾むのでした。

ここでご一緒したのが、漆の謝敷眞起子さんと紅型の金城宏次さん。那覇でtitutiというクラフトの店で直営であつかってるとのこと。
→10/23に行きました、別記事で。

ここの酒蔵へ導いてくださったのは、ギャラリーM&Aの秋友一司さん。
ギャラリーラファイエットをやっておられたのですが、今年7月に宮城秀一さんというかたと新しいギャラリーを始めたのでした。
10/22にここも初訪問。

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*ギャラリーM&A
http://gma.ti-da.net/
*琉球新報 2010.7.1記事
「コザ」に新芸術拠点 宮城、秋友両氏がタッグ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-164361-storytopic-5.html


さて、そして、やっとメインの「UEKI・」です。
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今回は参加作家が増えてます。
男性が加わっています。彫刻、紅型。
なんだかuekiの世界が拡がってます。いいかんじ。
「一番街」の通りは本当にひとがすくないのだけど(ベップのソルパセオ商手街並に朝が遅い)、uekiの会場に若いひとが集まってきたり、年配のひとがのぞき込んだり、子どもがはしゃいだり。
活気を生み出しているかんじ。

*ueki・日常のさりげない緑
http://uekiten.blogspot.com/

*One's Room 電報 (会場)
http://onesroom.ti-da.net/


石垣克子さんのワークショップ(10/23開催)ではコザの街を歩きながら「日常のさりげない緑」を探し、絵にしました。
暑かったけど、植木や緑に着目しながら歩くのは楽しい体験。

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↑これお墓です
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沖縄市(コザ)で気になる動きといえば「沖縄クリエイターズビレッジ」、海外派遣とかもやってます。アートとデザイン、観光。

*沖縄クリエイターズビレッジ(OCV)
http://www.oc-village.com/

コザにはもうひとつアート拠点があります。少し離れた別の商店街、銀天街を中心に活動する「スタジオ解放区」です。
10/23は銀天街まつりだったので、こちらもちょっと覗きに行きました。

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林僚児さんと会えたので、泡盛を飲みながらお話ししました。
Aコープのかたとも、いろいろ企画の裏方の話など。
やっぱりこういう話ができるのはいい場です。

*スタジオ解放区 ※林さんのツイート保管所みたいになってますが...
http://kurosio.blog4.fc2.com/

*コザ銀天大学
http://gindai.ti-da.net/

*コザ銀天街広報部(ツイッター)
http://twitter.com/GintenPress


あっ、コザで食べた沖縄そば(すば)も載せておかないと。

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酒蔵の持ち主、Yさんがゆっておられましたが、もてなしの街(島)ですね。
それもハンパないです。
コザはそれと、なんだか、クリエイティブなことへの関心が他の街より強いような気がします。街の規模にくらべて芸術を楽しむひとが当たり前に多いような。

オハツ企画 & ART BASE 88 information: 東京、3331のInsideoutProjectRoomキックオフパーティ(2010.10.21)

http://ohazkikaku.blogspot.com/2010/10/3331insideoutprojectroom20101021.html

tokyo
10/21、東京秋葉原の「3331 Arts Chiyoda」内にオープンしたInsideoutProjectのキックオフパーティに参加してきました。
写真が撮れなかったので、足許だけ。
若くておしゃれでゲンキのよい人たちが集まっていて、3331の活況を感じました。

*3331 Arts Chiyoda
http://www.3331.jp/
*InsideoutProject
http://insideout3331.org/
http://twitter.com/Insideout_2010

私のほかに、ごあいさつとして短いスピーチをしたかたが3人。
鈴木賀津彦さん(市民メディアプロデューサー/東京新聞記者)
古木修治さん(EU・ジャパンフェスト日本委員会事務局長)
坪池栄子さん(株式会社文化科学研究所研究プロデューサー)
みなさん、経験豊かでおもしろい話題でした。やっぱり、いろんなひとに会えるのは楽しいですね。

終わってから、近所の中華料理店へ移動し、中村政人さんともずいぶん久しぶりに話しました。

1994年に福岡市美術館アジア美術展に参加した中村さんとは、同時期開催の「ミュージアム・シティ・天神」がらみでいろいろとやりとりしました。
当時と変わらないところと、ご苦労されたところと。
でもやっぱり作家としての本質は変わらない気がする。
いま、ベップでプロジェクト代表をしてる山出淳也さんや、福岡よりも外で発表が多い藤浩志さん、それにタイのチェンマイが拠点のナウィン・ラワンチャイクンさんなどもそうですが、個人の作品と社会の関係のもちかた。そこのところが気になってしょうがないのかな。

InsideoutProjectの母体になってる「東京アートポイント計画」のディレクター、森司さんとはたぶん1992年ごろからのつきあい。
まだ2回目で全然知名度がないミュージアム・シティ・天神を見に来てくれた。
そのあとトヨタ・アートマネジメント講座とかでもだいぶお世話になりました。

そのころから、気持ちは変わってないつもりでも、もう20年ほども経つわけで、あっという間だから、早く自分の仕事を片付けて、使える手づるは若い世代に使っていっていただきたい。と最近とみに思います。
早く手渡したいツールがあります、完全に錆びる前に。

InsideoutProjectの部屋には全国からたくさんの資料が集まっていて、あらためて、
全国でこんなにアートプロジェクトがあるんだなあ。と驚く次第。
どこでも誰かが頑張ってるわけで。

3331の一室が、そういう各地の様子をLIVEに伝える場になることを祈ります。

当日、会場に甑島プロジェクトの平嶺林太郎さんと、佐賀の「呉福万博」経験者で現在東京在住で既に江戸川橋商店街でアートプロジェクトをスタートさせた森恭平さんが来てました。
どんどん拡がっていくといいな。

プロジェクトリーダーの牛山惠子さん、滝沢達史さん、お世話になりました。
今後のご発展をお祈り申し上げます。
九州沖縄の一味もよろしくお願いします。

*KOSHIKI ART PROJECT
http://koshikiart.chesuto.jp/

*江戸川橋地蔵通り商店街
http://jizoudouri.dip.jp/

*呉福万博2010
http://gohuku.exblog.jp/


てか、甑島は行ったことないから行かなきゃな〜

オハツ企画 & ART BASE 88 information: 街じゅうアートin北九州2010 産芸ものがたり・後編 ※レポ

http://ohazkikaku.blogspot.com/2010/10/in2010.html

長いタイトルですよな。
しかも去年からの前後編です。
そら待たされたと言ってもよいでしょう。

話題の船回しを見ることができなかったので、
イベントがなさそうな日曜の昼下がりにメイン会場である、
門司赤煉瓦プレイスに行ってきました。

9/18開始ですから4週目の最後、5週目に入る日。
会期は残り2週間、というところ、まちなかイベントを見るには
なかなか悪くないタイミングだったかなと思います。


博多→門司は準快速で1時間半くらい。と、とーいー...
でもまあ天気もよかったし。

お目当ての赤煉瓦まで
な・に・も 夾雑物がなくストーンと見える門司駅前。

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いい建物です

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中に5作家の作品が展示されています。

青木野枝
圧巻です
この工場の存在感に負けず 光を当て、なお先に指し示す
そんな強い伸びやかさを感じます
ほれぼれします

冨永 剛
しつこいです
ほんとしつこく作ってます
作業量を説得材料に使う作品は嫌いですが彼のは別です。
というか見えてる以上に作業してるでしょう、
そぎ落としてこの状態なのでしょう。
彼の作品の周りには、なにものかが生きている気配がします。

この二人に比べると
他の展示はいささか拍子抜け。
坂井存 は ゴム風船はいいけどあの彫刻がいかにもすぎる。
牛嶋均 は 他の作品群に比べるとあっけなさすぎる。
久保田弘成 は あの映像作品をあの設営で鑑賞するには無理がありすぎる。

それでも
全体では いい展示具合(というかやはり会場の迫力勝ち)だったので
さて、周辺を、と見回すと
「大里宿」のご案内以外は これといってみるものがない。
駅周辺にもなさそうだ。

小倉会場あたりも何かあるかなと案内をみるが
行った日程で逃してはならじ、というものが見つからず。
小倉の街中に点々と記録あるいは小品が設営してあるイメージ。
(行ったら違うのかもしれませんが)

なんとなく萎えて、そのまま博多まで直帰した。

「どこがまちじゅう、だったんだろう」

ワークショップに参加してないとダメなイベントなのかな。
小倉界隈を日常的に歩いてないとダメなイベントなのかな。
産芸、って良いコンセプトだと思うんだけども
どこに活かされたのかな。

どうも腑に落ちないかんじです。

*街じゅうアートin北九州2010
スタッフブログ(アメブロ)
http://ameblo.jp/machijyuart2010/

オハツ企画 & ART BASE 88 information: 伝統とコンテンポラリーと。熊本河原町

http://ohazkikaku.blogspot.com/2010/10/blog-post.html

熊本は、お城があって、それをみなが尊敬していて、大切に思っている。
街やひとが伝統を大切にしているようにみえる。
形式としてではなくて、生きる上でのマナーというか。
福岡とはだいぶ違うメンタリティがある。

繊維問屋街跡を使った河原町の動きが注目されだしたのは
去年くらいだったか。
現代美術館の学芸員や、九州各地の動きに繋がりだし
また新しいステージに展開していきそう。

*河原町文化開発研究所
公式サイト
http://www.kawaramachi.net/

スナップ
河原町アワード2010審査風景
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作品のいちぶ(この作品はHRD賞を受賞)
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表彰式の様子
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10/10 16時からの車座会議(アートマン会議)@早川倉庫
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ザ★熊本、のお皿。
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泊まらせてもらった古い民家。
こういう古い佳いものが満載のまち。
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熊本に最近ひっこしてきた東京出身のおともだちとランチ。
美味しいものもたくさんあるまち。
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*Kumamoto 2010/10/9-11スナップまとめ
http://www.flickr.com/photos/ohaz88/sets/72157625004321019/

オハツ企画 & ART BASE 88 information: 熊本 2010/10/9

http://ohazkikaku.blogspot.com/2010/10/2010109.html

ゲンビの近くの手取神社。
ここの界隈に気になるお店が多い。
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夜は初体験の馬しゃぶでした。
やわらかい後味が素晴らしい。
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そもそもは10/10の「河原町文化大爆発」の件で熊本入り。
http://www.kawaramachi.net/

10/9はBEPPUコンヨクの報告会が長崎書店で開催されているので、それも聞きました。
去年のことがこうやってまとめられていって、次に繋がるんだなあと。
ちなみに聞き手は熊本市現代美術館の学芸員坂本さん。
美術館・街のお店・アート が協力している企画ということ。

さらに、以前BEPPUや福岡で会ったひとたちが、何人も熊本でいま仕事をしていることにも驚く。
いや驚くべきではないのかな。
つまり熊本自体がオソロシイイキオイで人集めを始めているということです。
いろんなジャンルで。

20数年前に「上通りギャラリー」などと関わって展覧会企画などしてきましたけど、こういう熊本の様子は初めて見るような。

のほほん福岡、なにかと急に焦ることになるのかもです。

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明日10/11の西日本新聞に「あいちトリエンナーレ」について書いた文章が掲載されます。
夕刊かな?
このブログに書いた記事を、手直しして出しました。