全国ツアー『黒い瞳』公演記念☆宝塚対談

GW中に行われた宝塚雪組の全国ツアー『黒い瞳』。
雪組にあんまり詳しくないめがねの先生として、大学時代の友人で宝塚好きのKちゃんに、今回の公演について突撃インタビュー!対談形式でお届けします。
Kちゃんは雪組の新トップスター・音月桂のファンです。

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☆今回の公演どうだった?

めがね プガチョフ役のまっつ(未涼亜希)が良かったね~私まっつ好き~。

K 私も好き~!存在感があったよね。

めがね 花組から組替えしてきてるから雪の中では異質だよね。影がある感じがいい!Kちゃんから教えてもらって初めて知ったけど、まっつってキム(トップスターの音月桂)と同期生なんだよね。

K そうそう。

めがね ずっと雪組で育ってきたキムと花組で育ってきたまっつが、キムがトップスターになった公演で2番手を務めるってのは、お互い感概深いだろうね~。ニコライとプガチョフの馬車のシーンよかったなあ。泣けるね。

K ね~。

めがね でも、再演見て改めて思ったけど、やっぱり私ニコライあんまり好きじゃないんだよなあ。初演では、まみさん(真琴つばさ)がやってた役だけど、プガチョフの方に感情移入しちゃうんだよね。国中大変な事になってる時に自分の恋愛だけが大事って...周りに助けられてるんだよ、この貴族のおぼっちゃまは。

K 友達のプガチョフは死んだけど、なんだかんだ言いながらニコライはマーシャと結ばれて。考えたらすごい強運の持ち主だよね(笑)

めがね エカテリーナ役の晴華みどりちゃんうまかったよね。「NOW ON STAGE」(宝塚チャンネル「スカイステージ」内の番組)で女王らしい威厳を出したいって言ってたけど、立派に出てたよねー威厳。若いのに(笑)そういえば、彩那音ちゃんって芝居で何やってたっけ?

K えーと、プガチョフの側近。宿屋のおやじとかもやってたよ。

めがね あの髭の!?濃すぎて全然気づかんかった...。

K ニコライの側近のサヴェーリィチ役の一樹千尋さんも良かったね。

めがね あんだけ若いメンバーだと専科の人いると安心するよね。唯一コミカルな爺さまの役だし(笑)あの人も大変なんだよ、恋に生きるおぼっちゃまに振り回されて。ちなみに雪組で今Kちゃんが注目する新人って誰だっけ。

K 芝居ではトリオの"勇気"役してた彩風咲奈ちゃん。表現力があるの。

めがね ああ~、はいはい!八重歯が可愛くて月組の青樹泉ちゃんっぽい子ね!まだ下級生なのに派手に起用されてたね。つか、でっかいよね。あの子はその内、宙に来る可能性があるな。(※宙組は背が高いジェンヌが多い)

K ダメだよ~あげないよ?(笑)トリオの"祈り"役やってた凛城きらちゃんは演技力があるよ。あとは最初ロシアの軍人だったけどコサック側に寝返ったマクシームィチ役の香綾しずるちゃんも頑張ってるんだよね~。
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☆祝!音月桂(おとづきけい)雪組トップスター就任

めがね そうそう、遅れたけどキム雪組トップ就任おめでとう~。私も祐飛君(現・宙組トップの大空祐飛)のファンだから分かるけど、応援してきた人がトップになるのって特別なものがあるよね。キムって今何期生だっけ?

K 98年が初舞台。

めがね まっつ以外では誰と同期なんだっけ。

K ほっくん(宙組・北翔海莉)ととなみちゃん(元雪組トップスター娘役・白羽ゆり)だね。

めがね うわ~やっぱり早いね~トップになるの。ちえ(現星組トップスター・柚希礼音)は99期か。2人ともすごいね。宝塚では男役トップスターは必ず娘役トップスターと組むんだけど、キムは前回の『ロミオとジュリエット』が宝塚大劇場のお披露目で、その時は相手役が決まってなかったよね。今回全ツで舞羽美海ちゃんが相手役に決まったけど、相手役がいるってどんな感じ?

K 安心して見れるね~。相手が決まってないと毎回誰がやるのか気になって翻弄されるし、自分が好きなタイプの子じゃないと楽しんで観れないもん。相手が決まってると公演を重ねるごとに2人の呼吸があっていくから観てる方もどんどんはまるしね。そういうコアな楽しみ方ができるから。美海ちゃんはもともとバウホール(宝塚大劇場に隣接の小劇場・主に若手育成の為の芝居を行う)でキムと組んだりしてたの。

めがね へえ~。他に娘役トップスター候補予想に挙がってた子っていたんだっけ。

K 夢華あみちゃんが『ロミオとジュリエット』で美海ちゃんとダブルキャストだったんだよね。あと愛加あゆちゃんも新人公演の主役をやったり、ショーで良く組んでたから、私はあゆちゃんか美海ちゃんかどっちかが良いと思ってたんだよね。だから突然夢華あみちゃんが出てきてひやひやしたんだけど。

めがね わかる(笑)相性もあるし、やっぱどうしても男役トップスターのファンに気に入られないとだめなんだよね...娘役は。今回2人とも初婚っていうのも良かったね。前の奥さん(前雪組トップスター水夏希の最後の相手役・愛原実花)とキムは合わなさそうだし。

K 今回見てみたら、キムにはあゆちゃんより美海ちゃんの方があってるなと思った。ちなみにあゆちゃんは星組の娘役トップスターの夢咲ねねちゃんの妹なんだけどね。

めがね ほお~!姉妹とか双子とか従姉妹でジェンヌとか、最近本当よく聞くね(笑)
今日は会場全体がキムのトップをお祝いにきたっていう感じだったなー。ショーとか特に。

K ショーの『ロック・オン!』は前トップ水さんのサヨナラ公演でやったショーだから、最初から勝手が分かってて手拍子もすごかったしね。客席側も雰囲気作ってあげるっていうか。

めがね うん。キムってずっと雪だから、雪組ファンは「良くここまで育ったね」っていう親心もあるし。

K あるある。
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☆宝塚のファンになったきっかけは?

めがね 今さらな質問だけど、なんで宝塚好きになったの?

K スカパーの30日間無料キャンペーンの時にチャンネルをザッピングしてたら、CSで宝塚のお稽古場風景が流れたの。そういえば、めがねが宝塚好きって言ってたなーと思って見たんだけど、お稽古場ではジェンヌさんってジャージ姿で汗かきながらすっぴんのまま一生懸命練習してるでしょ。宝塚っていうと舞台のイメージしかなかったから、それに感動したの。一度生で観た事あったけど、改めて宝塚って楽しいのかなーって興味が出てきたんだよね。

めがね 舞台裏見せられると興味わくよね。

K 舞台そのものも良いけど、スターさんがすごく頑張って稽古してるのを知るとやっぱり親近感がわくし、すごいなーと思うし。それだけ彼女たちが宝塚に人生を捧げてるから、楽しませてもらえてるだもんね。有り難いよね。

めがね うんうん。ファンクラブって公演中だけじゃなくて稽古中も入り待ち&出待ちするから、ジェンヌの公的スケジュール全部しってるでしょ?祐飛君なんてすごいんだよ~公演前なんて毎日朝9時前から夜中の12時過ぎまでお稽古してるの。私より年上なんだけど...私にはできないなー宝ジェンヌ(笑)
けど同じ舞台裏ものでも宝塚は特殊な捉え方されるよね。「NOW ON STAGE」は宝塚が作ってる番組だけど、特に民放のテレビはファンが入り待ちしてるシーンとかばっかり撮るから。興味がわいても、Kちゃんみたいに舞台見るところまで至るのが難しい。

K そう。それにお稽古場の風景見てなかったら、同じ舞台見てもここまで気持ち入ってなかったと思うよ。スカイステージでおささん(元花組トップスター・春野寿美礼)の『ファントム』を見て、この人の舞台を生で見てみたいなと思ってた時に、福岡に『うたかたの恋』の全国ツアーがあるって知って、めがねに声かけたの。あれでハマっちゃって。ショーの『エンター・ザ・レビュー』も楽しくて。

めがね そうやった!あの時びっくりしたよ~。「ちょっと興味があるけん」って。「え!?何?突然?」みたいな(笑)

K スカイステージに入る3年くらい前に、めがねに誘われて博多座で『鳳凰伝』を観たよね。でもあの時は想像していたものより、なんというか...大人な舞台?だった。

めがね ああ~宝塚っぽくなかったかもね。ミュージカル大作だったから。カラフとトゥーランドットの話なんだけど、トゥーランドットが可愛いお姫様じゃなくて、むしろ好きって言った男の首をはねるような女で(笑)男女の甘い恋愛というより、カラフ「おまえは俺の女になれ」トゥーランドット「謎々に答えられなかったら死んでしまえ」っていう、食うか食われるかの鬼気迫る攻防戦で。

K それで、なんとなく圧倒されて。それ以上はまるとこまではいかなかったんだよね。

めがね そっかー、なんかごめん(笑)初めて宝塚見せる人に、どの作品を選ぶべきかってすごく迷うんだよね。作品が良ければいいのかなって思うけど、それだけでもダメなんだね。

K 作品がいいにこしたことはないけど、トップスターの魅力だと思う。

めがね けどその人の好みもあるからなあ...やっぱ難しいね。そういえば、私も宝塚がすごく好きな友人にずっとテレビで見せられてたけど、正直興味がなくてさ~。義理で見に行った博多座の月組公演『LUNA』ではまって。あのお芝居自体はまあまあ面白いけど、作品よりもまみさんにはまったんだよね。
ところでKちゃんのファン遍歴は?

☆宝ジェンヌファン遍歴教えてください

K  花組のおささん、その後雪組でキム観てる内に水さんも好きになって。月組のあさちゃん(瀬奈じゅん)も好きだよ。

めがね へえ~。花組が最初に好きになったら、だいたいその組を見続けない?

K おささんの次がまとぶん(真飛聖)だったでしょ?全然嫌いじゃないけど、好みでもなかったんだよね。

めがね ファンになる決め手はなんなの?

K やっぱ色っぽさかな。色気がないと接着剤みたいにファンの心をガッチリ繋ぎとめられないと思う。

めがね だよね~。「この人に惚れた!」くらいのインパクトがないと、わざわざ県外まで見に行かないよね。

K  雪組の水さんはね、知らない内にひきよせられてた(笑)

めがね 水さんは月組にいた若手時代は全然魅力感じなかったな。でも久々に見た雪組の2番手の時がすごかった!妖しい魅力に代わってた(笑)

K オーラが出てたよね。トップになってからは、その場にいる自分のファンじゃない人まで無理やりゴッソリさらっていくような吸引力があったよね(笑)

めがね あったね~途中から相手役いらないんじゃないかってくらい1人でもスター性があったね。"六甲のおいしい水"のCMチームで作られたアイドルグループ「アクア5」企画もあったし、蜷川実花とのコラボ写真集も大成功で。ちなみに昔の雪組って日本物が多くて全体にレベルが高い組なんだけど優等生すぎるイメージだったんだけどさ。

K  水さんっていろんな組に組替で行ってるし、そういう他の組の要素も持ってきたから、トップになった時雪組ちょっと変わったよね。もう私は途中からキムじゃなくて水さんを見に行ってた(笑)

めがね 確かに水さんの時代って、全組の中でも雪組が一番充実してるように見えてたなあ。トップに魅力があると下もついてきていい組になるよね。
そうだ~、ちょっとKちゃんの芝居のトップ5を聞いていい?

☆好きなお芝居ベスト5

K うん。1位は『ダルレークの恋』あさちゃんの。2位は水さんの『情熱のバルセロナ』、3位はおささんの『うたかたの恋』、4位は真矢みきさんの『ブルースワン』、5位コムちゃん(朝海ひかる)の『青い鳥をさがして』。
みきさんの『ブルースワン』、あれスカイステージである度につい見ちゃうんだよね~。

めがね ああ~みきさんのキザ度が最高潮に達してる芝居(笑)私も好き~。1位は『ダルレークの恋』なんだ。

K トップになってからのあさちゃんは、なんとなく本公演より全ツの公演の方が良かった気がするんだよね。

めがね トップって正統派の役をやることが多いから、おささんみたいなタイプはいいけど、ちょっと影のある役が光る人だと2番手の時の役の方がおいしかったって言われることもあるよね。『ダルレークの恋』は再演ものだけど。

K それもトップスターの運だと思う。
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めがね そういえば今度キムって梅田芸術劇場で『ハウ・トゥ・サクシード』やるよね。初演のみきさんが最高に面白くてさ~!

K  観てみたいけど、私はまず初演の作品を見てから考えるかな。

めがね じゃ、これからキムにやってもらいたい役は?

K  『ミーアンドマイガール』!

めがね わかるー。

K あ、『ゼンダ城の虜』も。

めがね ああ、まみさんの!でも、あれは本当は2番手の役がおいしいんだよ~。
今日は私のブログに協力してくれてありがと~。次に会うのは...

K 博多座の『ノバ・ボサ・ノバ』!

めがね 超楽しみ~。今日はありがとう!また対談協力してね~。
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藤満開

佐賀にドライブに行きました。

唐津城からひげボーボー。
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おみやげはおこしと酒。
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GW明けのブロ子

GW明けにプロジェに出勤したら

こんなんなっとった...
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ブ...ブロ子なのかい?
少しみない内に大人になって...(汗)

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その横でお花も乱れ咲き。
植物ってたくましいなあ。

休みの間に読もうと思って借りてきました。

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図書館もレンタルマンガも、普段からかなりフル活用。
なにしろ、こんなペースで本を買い続けたら御殿が建ちます。

<小説>
『秋月記』葉室麟、『ラスト・ドック』ダニエル・アーランハフト、『ハイブ』マーク・ウォールデン、『青の懺悔』堂場瞬一、『獣の奏者』上橋菜穂子、『バージャック』SFサイード、『カラス おもしろ生態とかしこい防ぎ方』、『メルストーン館の不思議な窓』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、『きつねのはなし』森見登美彦、『宵山万華鏡』森見登美彦、『恋文の技術』森見登美彦、(新訳)『走れメロス』森見登美彦、『隠蔽捜査』今野敏、『マイ・ブルー・ヘブン』小路幸也、『メロンのまるかじり』東海林さだお
<マンガ>
『BLEACH』久保帯人、『NARUTO』岸本斉史、『いとしのニーナ』いくえみ綾、『鋼の錬金術師』荒川弘、『べるぜバブ』田村隆平、『ぬらりひょんの孫』椎橋寛、『うさぎドロップ』宇仁田ゆみ

...GWが嬉しくてちょっと借り過ぎたかも。

中には、これから宣伝する映画の関連本もあります。『うさぎドロップ』(松山ケンイチと芦田愛菜主演)と映画『東京公園』の原作者・小路さんの東京バンドワゴンシリーズ『マイ・ブルー・ヘブン』がそうですね。
あとは、ここ1年くらい児童書を読み漁っているので半分くらい児童向けです。
森見さんも『夜は短し歩けよ乙女』が面白かったのでまとめて借りてきました。

あんまり流行りは気にならないので、セレクトする本に傾向がないです。
グルグル徘徊しながら30分くらいで気になったものをポンポン選んでいきます。
最近までは自宅にある『西部戦線異状なし』を再読していました。レマルクは、映画にも宝塚にもなった『凱旋門』が特に好きです。

本好きなら本を買えと非難されそうですが、めがねの部屋には(8畳)大きな本棚が4つあって、収まりきれない本があふれています。
家をリフォームしにきた大工さんには、リビングの窓の建てつけが悪いのは、真上のお嬢さんの部屋が重すぎるせいだと言われました。「こんな重さに耐えられるようには作られてないので、本を処分された方がいいですよ」と助言されたそうです。

処分してあれなんですけど...(汗)

とはいえ耐えられなくなった部屋の重みで、下で寝ている両親がつぶされる夢を何度も見るくらい大工さんの言葉を気にしているので、本は気に入ったら買うことにして、普段はできるだけ増やさないように心がけてます。

ところで今日家猫と遊ぼうとしたら、何もしないのにボールが屋根側に転がって行きました。
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怖っ...。


雪組全国ツアー公演『黒い瞳』

有料チャンネル「タカラヅカ・スカイステージ」の宝塚ニュースから一日が始まり、勤務中は机の上の宝塚の写真やカレンダーを眺め、帰ったらテレビで宝塚の舞台を流しながら、PCで宝塚公式HPをチェック。2カ月に最低1度は宝塚大劇場(兵庫)か東京宝塚劇場(東京)に行くというめがねの宝塚ライフ。
しかしあちこちで書いている通り、現在は仕事に忙殺され、宝塚の為に県外に出かける気力すらおきません。

つーことで、今度のGW、雪組全国ツアー公演『黒い瞳』に行きます。本当に久々の宝塚。

イエーイ!楽しみ~!

『黒い瞳』はプーシキンの「大尉の娘」を元に、脚本・柴田侑宏、演出&振付・謝 珠栄という、絶対外れなしのゴールデンコンビが作りだした伝説の作品。

ロシア帝国の圧政下に喘ぐコサック民族が起こしたプガチョフの反乱という歴史的事実を背景に、その動乱に巻き込まれた貴族出身の青年将校ニコライと、大尉の娘マーシャとの身分を越えた純粋な恋、そしてコサックの首領プガチョフとの男同士の友情を描き、1998年に初演。大好評を博しました(公式HPから)

初演時の配役は、ニコライ役にめがねがと慕う真琴つばさ、プガチョフ役に紫吹淳、マーシャ役に、この作品で退団が決まっていた風花舞
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当時出演していたOGコメントの動画がこちら

<STORY>1773年、帝政ロシア。女帝エカテリーナII世が広大なロシアを支配していたが、自由を求めコサックが反乱の機会を窺っていた。地方貴族の陸軍少尉ニコライは、任地ベロゴールスク要塞へと向かう途中、大吹雪に遭い途方に暮れていたところ、一人の浮浪者のような男が現われ宿屋まで案内してもらう。この男こそ、コサックの首領プガチョフであることをニコライはその時まだ知る由もなかった。要塞に辿り着いたニコライは、連隊長ミロノフ大尉の娘マーシャと出会い、二人は互いに惹かれあうようになるが......。

マミさん(真琴つばさ)演じる、姿も心根も美しすぎるニコライの軍服姿に激萌え。そして荒々しく野性的で傲岸、しかし恩義を忘れない男気あふれるリカさん(紫吹淳)のプガチョフが圧巻です!ヒゲ使いもすごい。この人はなんかいろんな意味で宝塚の中でも突き抜けた場所にいる人でした。

2人の友情が、後半彼らの人生をも大きく変えていきます。
馬車の中で語りあうシーン、そしてプガチョフのラストは涙なくしては見れません。

その名の通り、風のように舞うダンスで多くのファンを持つ風花舞が、ニコライの幻影・雪の精として踊るシーンも必見。
地面に足がついてないんじゃね!?と思うくらい軽やかです。

ショーの『ル・ボレロ・ルージュ』は、も~!鼻血もののかっこよさ。
そういえば今度の全国ツアーのショー『ロック・オン!』も同じ三木章雄先生演出だなー。感無量です。

この伝説の作品を再演するのが、新しく雪組のトップスターコンビになった若き実力派・音月桂と舞羽美海です。
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初演のメンバーと比べると、見た目もかなりフレッシュ。
全国ツアーとはいえ、この重い芝居がコンビ初お披露目なんて、プレッシャー半端ないでしょうね。
でも、円熟した配役でやった初演と比べて、時代に翻弄される若者の勢いや刹那感みたいなものが見られるんじゃないかと期待しています。

最近ではタカラヅカ・スカイステージがあるので、以前より宝塚を気軽に楽しめるようになってきてますが、近くに来る全国ツアーや博多座だけを楽しみに見ている宝塚ファンには初見の人も多いはず。
前回の全国ツアーで来た柚希礼音のように、ここで地方ファンのハートをガッチリつかんで今後に繋げてほしいと思います。

<公演情報>
会場:福岡市民会館
公演日、開演時間
①5月3日(火・祝日)貸切/18時
②5月4日(水・祝日)11時/15時
③5月5日(木・祝日)貸切/15時
入場料金:全席指定7000円

詳細は→コチラ

ちなみに初演の際、プガチョフ役のリカさん(紫吹淳)が休演。新人公演でプガチョフ役を演じたユウヒ君(

大空祐飛)が、本公演で代役を務めました(自慢)。

めがねブログは遠慮勝ちに好きな事書こうと思ってましたが、宝塚の事書くって言っても、一体どのくらいのマニア度で書けばいいんでしょうか。つかめません。
これでも噛み砕いて書いたつもりだけど、ここまで読んでくれた人の8割は何の事か分からなかっただろうなと思うと、もはや快感です。

ちなみに、めがねが神と仰いでいる真琴つばさことマミさんと、10年以上ファンクラブに在籍し、「今宙組トップに君臨しているのは私のおかげもちょっとはある...」と自負している大空祐飛ことユウヒ君は、これからもちょいちょい出していきます。

百聞は一見に如かず。
怖いもの見たさでも何でも、みなさん是非一度宝塚を見に足をお運びください。