朗読執事

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朗読執事」は、利用者が買った本を執事が朗読してくれるというタイトルそのままのアプリです。

「お嬢様、おぼっちゃま、ご主人様、奥様」の四種類から"呼ばれ方"が選べます。

ちょいちょい執事のマークから「『高瀬舟』は森鴎外先生の名作です。二人の兄弟愛の形ぜひ聞いてください」とか
「太宰先生の『ヴィヨンの妻』を書庫から見つけたのですが、お読みしますか?」という内容のメールが来ます。

発想は素晴らしい。
...ただ、執事に読んでもらえるラインナップが地味すぎます。

『変身』フランツ・カフカ、『ごんぎつね』新美南吉、『幸福の王子』オスカー・ワイルド、『ガリバー旅行記』、ジョナサン・スウィフト、『まだらの紐』コナン・ドイル、『羅生門』芥川龍之介、『白雪姫』グリム、『眠る森のお姫さま』シャルル・ペロー、『ヴィヨンの妻』太宰治、『高瀬舟』森鴎外、『アッシャー家の崩壊』エドガー・アラン・ポー、『雪女』小泉八雲

...なんだこれ。

『ごんぎつね』はとてもいい話ですが、わざわざ執事に読んでほしくて買う本ですか。
あるいは『変身』なんて気持ち悪い描写満載の小説を、あえて執事に読ませましょうという高度な逆萌え発想なのか。

製作会社の意図が見えません。

そこでめがねが勝手に執事に読んでほしい本をセレクトしてみました。
ちょいちょい執事のコメントを挟んでいただきたい。

坂東眞理子『女性の品格』を読んでもらいながら「お嬢様も立派なレディにおなりください」と言わせたい。

あるいは、三島由紀夫『レター教室』も真面目に朗読されると楽しいかも。

イギリスにいる同僚の話という設定でカズオ・イシグロ『日の名残り』もいいですね。

執事が読むハーレクインロマンスも捨てがたいなあ。
「続きは明日。お嬢様、今夜はもうお休みください」と言われて、もどかしく就寝したい。

試しに買った『羅生門』以降、どんなに執事が勧めてきても買う気になれない本ばかりですが、今後の進化に期待して、このアプリは消さないで残しておきます。

ちなみに男性の皆様向けには「朗読少女」があるので、チェックしてみてください。

『川端康成へ』太宰治

電子書籍を読むようになりました。
雑誌やマンガは小さすぎてイチイチ拡大するのが面倒ですが、小説は意外と読みやすい。

最初に試したのは「豊平文庫」(アプリを買えば全部無料、買わなくても30冊ダウンロードまで無料)です。
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「買ってまでは読まないけど、無料なら是非読んでみたい」純文学、小説、詩集やコラムが掲載されてます。

最近読んで面白かったのは太宰治の「川端康成へ」(「もの思う葦」新潮文庫)

"川端康成に作品を酷評された太宰治が、怒りにまかせて書いた恨み節"というザックリした情報は知ってたけど、初めて全文を読みました。

あくまでもへりくだりつつ、自分がその小説を書いた時の状況説明(いいわけ)から始まって、中盤は完全に悪口に終始し、最後はなんとか上から目線でやりこめようとして失敗している太宰治。

根暗の恨みは深い。

この人は友達になったら面倒臭い小説家ナンバー1ですね。
「ああ、もう!」とイラつかれながら周囲の人に気遣われ、でも本人はその事に全く気付いてない。
そんな感じの人だったんだろうなと思います。

やさぐれ女子会

人生にやさぐれたい未婚の女子が集まって、酒飲んでくだをまく「やさぐれ女子会」。
開催3回目にして、あっという間に10人以上のメンバーが登録されました。

今回はじっくり腰を据えてやさぐれようじゃないかということで、飲み会の場所をプロジェに。
酒はともかく、料理番長が必要。
ところが、応募者ゼロです。

...おいおい、女子が10人もいるんだぞ!

泣きを入れたところ、唯一1人だけ料理上手の女子が隠れてました。
ポテトサラダだけは自信がありますという女子も。

ホッとひと安心。

サムギョプサルとスンドゥブチゲとポテトサラダ。
本格的、すごい、天才!
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→彼氏と花婿絶賛募集中。
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メンバーが結婚してゼロになるまで続けます。
また飲もうね~


フィリップ・キャンデロロDVD

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フィリップ・キャンデロロのDVDが届きました~わーい!
自ら宛名ラベル作りから発送まで行っているらしい(マジで!?)貴重なDVDです。

リレハンメルから長野まで、フィリップが演じたプログラムを本人の解説を交えながら紹介。
テレビ出演映像や、オリンピックでのマル秘映像、プライベートシーンまでお宝映像が盛りだくさん。

DVDのスペシャル特典は、なんとサイン入りのお手紙。
日本のファンに震災のお見舞いと、最後に
「皆様は、この素晴らしいDVDをお楽しみいただける3000名の中の貴重なお1人です。どうか、お楽しみください!では、またお会いする日まで!」
というメッセージが。

言葉のセレクトが若干、悪徳商法風味。
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公式ブログには、日本でフィリップ・キャンデロロの代理人兼管理人をしているyayoさんと、DVD発送に四苦八苦する様子が書いてあります。
一生懸命3000人分サインしたんだろうなあと思うと、嬉しさもひとしおです。

日本語訳のテキストを手に入れてないので、今のところ何言ってんだか皆目わかりませんが、7月に「ファンジー・オン・アイス」で来福するまでに気合い入れて予習、復習するつもりです。グフフ。
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いつあるか分からない名物(?)コーナーです

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見るともなく見ていた「サラリーマンNEO」もうシーズン6にもなってたんですねえ。

そこに登場したのが「博多よかばい食品」というフレーズ、せりふがこれまたすごい博多弁で、心が持っていかれましたよ。

東京進出を狙う博多の食品メーカー社員二人のお話で、
「味もよかばい値段もよかばい」が売り文句。

福岡の菓子メーカーの営業マン二人が
「よかろ〜もん」「お〜、そげんですか」「こげんして」「よろこびよんしゃあばい」すいまっせん(すいまっしぇん)」「なんや、きさま(きしゃん)」「雑餉隈(ざっしょのくま)の工場で」「手ば、しっかりあろうてから」「くらすとか言うたらいかんて...」

全編、こんなせりふです。

たぶん、これまで2回あったはず。
1話は「エコまんじゅう」 製造から販売まで、一切ゴミが出らんですもんね!
2話目は「水おでん」(おでんの具が水につかってるだけ)と「生焼きそば」(焼いてないし)

演じているのは、川西 ... 田口 浩正(福岡市立長丘中学校 東福岡高等学校卒業)と野宮 ... 入江 雅人 (福岡県直方市出身。福岡県立鞍手高等学校卒)

2話のゲストは池田 鉄洋で、最後にアドリブと思われる会話。

野宮(入江雅人)「井川遥の親戚の人はおらんですか?」
杉井(池田鉄洋)「何を言ってんだよ!いきなり」「何をいきなり言ってんだあの人は」

これは数年前の朝ドラ「純情きらり」で池田鉄洋が妻の井川遥をいじめて追い出したマザコン男をパロったものだと推測。
コアなNHKファンにしか分からんめえ。

挿入歌 もすごかです。
知っている人は知っている「九州まつり唄」 by ばってん荒川
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こりゃあ、どう考えても博多出身のディレクターでしょうねえ。

1回で終わると思いきや、どうも続きそうな気配。
運がよければ見られるかも...。少数派の話題にはなりますばい。