「水戸岡鋭治の大鉄道時代展」が始まりました!

九州以外のところで電車に乗ると、改めて九州の電車が楽しいことに気づきます。
四国に行って、マリンライナーとかいう電車に乗るんで、どんなカッコいい電車だろうとワクワクして待ってたら、フツーの電車がやってきて、びっくりしました。
九州に住んでいると、電車は楽しい、カッコいい!と当然のように思っています。
でも、全国的にいえばそんなことないんです。

そんな楽しい九州にしてくれたのが、水戸岡鋭治さん
そもそも水戸岡さんはイラストがとても上手いグラフィックデザイナーで、福岡の「海の中道ホテル」開業でグラフィックを担当していました。もう20年以上前の話です。
そのときに、ホテルを造っていた会社のある人に「おまえ、何がしたいとや?」(私も何度もこの質問されました)と聞かれた水戸岡さんは「インダストリアルデザインをやりたい」と答えたそうで「やりゃいいやないか」と、当時のJR九州の社長を紹介したそうです。

そこから生まれたのが、香椎線を今でも走っている赤い電車・アクアエクスプレスでした。

そこから水戸岡さんの電車づくりが始まります。
水戸岡さんも「こんなデザインを会社が許してくれるはずがない」と思う奇抜なアイデアもJR九州は面白がって造ってくれたそうです。
それがいまや、JR九州の顔となりました。というより、九州の顔となりました。

私はSL人吉号が好きで、昨年も今年も乗りました。
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乗車している2時間が楽しくてたまりません。
お弁当も美味しいし、地ビールもうまい!
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車内をウロウロして、ガラス張りの最後尾車輌から球磨川を眺める最高の旅です。
今では、SL人吉のおっかけがいらっしゃいまして、ずっと伴走しながら手を振る人や家族もいます。
しかし、この夏の暑さの中で、石炭をくべつづける機関士さんたちには、ひたすら感謝です。
みかんを差し入れるお客さんもいました。
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人吉に着いたら、くま川鉄道に乗り換えます。
このローカル線を走っているのはKUMA1KUMA2と名づけられている、やはり、水戸岡さんデザインの車輌です。
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こんな水戸岡さんの仕事がすべて見られる展覧会が始まりました。
それが「水戸岡鋭治の大鉄道時代展」(新博多駅ビル「JR博多シティ」9階JR九州ホール)
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1200点以上のイラストと250枚を超えるパネルを展示。
アイデアスケッチから始まり、プレゼンテーション用のイラスト、その後の具体的な図面と、車両デザインが完成していく過程をわかりやすく紹介されています。
水戸岡さんが手がけた車両の実物の座席や模型などを展示し、また水戸岡さんが構想する未来の列車のデザインコンセプトも再現。
会場では現役の客室乗務員が展示物を案内してくれますよ。
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昨日(8月2日)はこのプレオープンと毎日デザイン賞を受賞されたお祝い会がありました。
どんなに有名になられても、昔と変わらない気さくな水戸岡さんが嬉しそうでした。
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水戸岡さんの極私的福岡案内はこちら→http://www.city.fukuoka.lg.jp/navi/s1.html#023

「水の祭典久留米まつり」に、急遽 中村有志さん出演決定!

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現在開催中の「水の祭典久留米まつり」に、急遽中村有志さんの出演が決定しました!
劇中で中村さんは高木古都さん演じる"きな子"の父親役で出演されています。
親子で出演ですね~☆
明日8月4日(木)のパレードは15時48分ごろからです。
お近くの方は是非足をお運びください。めがね_R (1).jpg

「水の祭典久留米まつり」に瀬木直貴監督と高木古都さんが出演決定!

筑後一の集客を誇る夏祭り「水の祭典久留米まつり」に映画『ラーメン侍』隊が参加します。
劇中に登場する屋台『弾丸ラーメン』のレプリカとともに、瀬木直貴監督と映画で"きな子"役を演じた高木古都さんがパレード!映画の予告をオンエアするモニター車に続き、約50名の映画『ラーメン侍』アピール隊が特製うちわを配布します。
久留米の夏、最大級のお祭りです。皆さん是非お出かけ下さい。

<水の祭典・前夜祭>
日時:8月3日(水) 18時ごろ~スタート予定
場所:六角堂広場
※前夜祭プログラム
http://kurume-matsuri.info/eve.html
※六角堂広場
http://www.highmartkurume.co.jp/rokkakudo/index.htm

<水の祭典・本祭>
日時:8月4日(木)15:48ごろ~パレードスタート予定
場所:パワーストリート
※パワーストリート出演スケジュール
http://kurume-matsuri.info/main3.html
※パワーストリートMAP
http://kurume-matsuri.info/power.html

「水の祭典」公式HP
http://kurume-matsuri.info/

読んで感動したので...

なでしこジャパンがなぜ。優勝できたのか?それを語っている人は多いと思いますが、そうだったのか!と心からかみ締めることができたのが、山本哲士さんのブログに書かれたものです。

山本哲士(やまもとてつじ)さんは政治社会学、ホスピタリティ環境学・企業環境学を専門とする学者さんです。現在は、文化科学高等研究院ジェネラル・ディレクター。

大分の麦焼酎「いいちこ」で有名な三和酒類の、企業文化広報誌『季刊iichiko』。
超領域的な専門研究の文化誌として、河北秀也デザイン、山本哲士編集で作られています。

20年ほど前に、河北さんが、福岡に連れてこられたことがあり、一緒に酒を酌み交わしたこともありました。
とても穏やかな風貌なのに、論文などを読むと過激です。
特に政治や脱原発に関しては、かなり思い入れ深く、ブログで語られてます。
ときたまのぞく山本さんのブログですが、今回は熱く、なでしこジャパンを語っていました。
長い文章ですが、抜粋すると伝わらなさそうなので、全文掲載させていただきます。読んでください。
*文中に出てくる「述語パワー」はちょっと勉強する必要がありそうです。

<なでしこJAPANの述語パワー>

だんだんとなでしこJAPANの、決勝戦の分析が、明確になってきている。
USAのワンバックは、時間がたつにつれて強くなっていく日本チームに驚いたと回想していた。

USAは、前半できめてしまおうと猛攻撃からはいった。
前半、15分、日本は浮足立った、なんども危なかったが、USAはシュートを決めきれなかった。
イギリス戦での負けから、ボールをキープすることの重要性を反省していた日本。
まず、海堀が、ゴールキックを打たずに、バックへ渡すようにして、ボールをキープしていける落ち着きを戻させる、岩清水は、会場からブーイングがかかろうが、気にせずに「攻め急がない」という方針をとる。結局、前半戦のボールキープ率は、日本の方が多くなった。ワンバックは、苛立っていた。点をいれさせず、しのいだ日本は、自分たちのペースを取りもどしていった。

後半戦、USAは動く。動きの速いモーガン選手を入れて行く。永里が、パスせずにボールをひとりでキープしようとしていた、そこを奪われ、一挙にカウンターで、俊足モーガンに決められる。24分であった。ワンバックは、これで勝ったとおもったという。
ところが、澤が、選手たちを鼓舞する、大丈夫、大丈夫と。あきらかに、熊谷も岩清水もちょっと沈んだ顔をしていたが、だんだんと元気になっていく。
「苦しい時は、わたしの背中をみなさい」と言っていた澤の声を忘れずに、宮間は、確実にボールをキープしながらゴールチャンスを狙って行く。そして、皆で走って、守って、攻める、という述語サッカーをし続け、ついにうしろから走り込んだ宮間が、こぼれ球を冷静に、名キーパー、ソロの力をみぬいて、ぎりぎりのところへうちこんで、同点に追いつく。日本は、ここで、勝てるんではないかという気になったと、阪口は振り返っていた。

終に、延長戦。
前半、USAは、ワンバックがヘッドで決めて、1点をとる、これでこんどこそ勝ったと、ワンバックは確信したという。
ところが、日本はNever give upできた、こちらが勝ったと思うと、日本のチームワークがさらに高まり、全員が向ってきた、とふりかえっていた。普通ならあきらめる、それがなでしこチームは、逆であった、というのだ。
澤は、自分がむしろあせっていたが、周りの若いメンバーたちの方が今度は逆に落ち着いていた、とふりかえる。まだ、いけるよと、選手たちは声をかけあっている。
宮間は、顔色ひとつかえない、冷静沈着である。中堅は、ベテランを支え、若手を鼓舞する。

実は、試合開始の5時間前に、選手たちは、1981年からの日本サッカー女子チームたちの軌跡のビデオを全員で観ていた。どれほど、先達たちが苦労してきたか、今自分たちが決勝戦にたてた、それも長い歴史の結果であることを、心身に刻み込んでいた、いまでさえ、仕事しながら好きなサッカーをしている、そこに中途半端さがないことを、いやというほど知っている、それが全員に領有されている、そこから湧き出してくる述語パワーである。

延長戦の後半、川澄は、監督に、自分がサイドの中へ入り丸山を前にだして、自分が動いてパスまわしをし、決めていこうと、提言していた。
それがなんども繰り返される、そしてついに、あの宮間と阪口と澤が、話しあって二アにボールを宮間がおくる、それを澤が飛び込んで決めるという、もう意識をこえて、しみこんでいる連携プレーで、あざやかなシュートを決めて、追い付く。
ワンバックは、もう追い付かれるなど、ありえない、という出来事に出くわして、もう駄目だとなっていたようだ。
どんなにひきはなしても、逆に、チームワークが高まり、ソロがふりかえっていたように、なにかとりつかれたような巨大なかたまりがせまってきた、といっている、その猛攻撃に、USAは力尽きた。
しかし、王者USA、モーガンが再び突進してくる、それを岩清水が、身体を張って、阻止、レッドカードで退場となるも、ファインプレーだと仲間たちからたたえられ、しょげることなく、ひきさがる。すでに、アディショナルタイムに入っていた。
フリーキックを、皆で必死でさばき、球にくらいつく澤。

ついにPK戦へ。
澤は、わたしはいやだといってPKを回避、ひたすら「サッカーの神様」と天を仰いで、祈っていた。
海堀の、超技、脚で述語的に、ボールを止めた。
宮間は、きっちりきめ、あのガッツポーズ。
USAは、もう意識で、勝ちをうしなっていた。
日本は、緊張の中、しかし、のびのびとPKに臨んでいた。

勝利が、きまったその瞬間、選手たちは、一斉にゴールの方へむかってだきあっていたが、宮間ひとりは、そちらへいかず、ゆっくりとUSA選手たちのほうへいき、彼女たちをたたえていた、これがすごい。
映像で、宮間が別の方へ歩いていく、その瞬間が、残っている。感動的な、裏のシーンだ。
ワンバックは、澤によってきて、「おめでとう、あなたを誇りに思う」、とたたえたという。澤は、独りでは、USAに勝てないけれど、皆で立ち向かって勝てた、とワンバックに言ったという。

USA選手たちも、脱帽した、世界中が、日本の勝利をたたえた、述語サッカーをやりぬいた日本の、確かな勝利だと認めた。偶然ではなく、実力である、と。
「窮地に立たされると、力を逆に発揮していく」、それが述語サッカーをやりぬいた日本の、確かな勝利だと認めた。偶然ではなく、実力である、と。
宮間は、きっちりきめ、あのガッツポーズ。
USAは、もう意識で、勝ちをうしなっていた。
日本は、緊張の中、しかし、のびのびとPKに臨んでいた。
勝利が、きまったその瞬間、選手たちは、一斉にゴールの方へむかってだきあっていたが、宮間ひとりは、そちらへいかず、ゆっくりとUSA選手たちのほうへいき、彼女たちをたたえていた、これがすごい。
試合後、ソロと宮間とが、談笑し合っている写真が、USAでは一番見られているという。USAの選手たちも、えらい。

ロンドン・オリンピックが、滅茶苦茶に楽しみになって来た。
同時に、なでしこリーグの、日本での悲惨さが浮き彫りになって来た、よくこれでやり続けてきた、立派である、頭がさがる。

男子、フランスワールドカップのとき、わたしたちスポーツ学者たちに女子サッカーの関係者がひとり、同行していた、女子サッカーをなんとかしたいのだ、とそれを、他人ごとでしかみていなかった自分である。
女子サッカーは、日本でしかしえない述語的サッカーを、実現した。
今度は、ザッケローニの番だ、ブラジル大会では、男子の述語的サッカーをしあげてベスト4以上に行くと思う。
コパ・アメリカでは、やはりアルゼンチンをやぶったウルグアイが優勝した。ブラジルもアルゼンチンも負けた。

もう、変わってきている。主語的サッカーは勝てなくなってきている。
団結力とか組織力とか、そういうものでは勝てない、述語パワーが働いてこそ勝てる、それがどういうものであるのかを、これほど明確に見せてくれたものはない。
この、述語的純真さに、物象化がどこにもないのだ、これは驚きであった。対象的に疎外されたものが、どこにもないのだ。
述語行為の作用には、四肢間構造が無い、ただAとそれが産み出すaがあるだけだ。USAには、四肢間構造が、うまれてしまっていた。

劇場シリーズ予告「ラーメンのある風景」撮影終了!

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7月16日(土)よりT・ジョイ博多にて放映中の劇場シリーズ予告「ラーメンのある風景」は、「ありえない場所、ありえないシチュエーションでただひたすらラーメンを食べ続ける」という、シュールなコンセプトで作られた渾身のシリーズもの。

この第7話「群像」編を、エキストラの方のご協力の下7月28日(木)に撮影いたしました。

場所は天神のど真ん中、福岡市役所前のふれあい広場。エキストラとして出演いただいたのは、地元のテレビやラジオで活躍するタレント、地元劇団、有名ブロガーと福岡フィルムコミッションの募集で集まった福岡市民の皆様の総勢約40名です。
炎天下に熱々のラーメンを食べるという内容にも関わらず、皆さん楽しんでおいしそうにラーメンを食べてくださいました。

この第7話「群像」編の劇場放映は公開直近の10月8日(土)~2週間となります。
リニューアルした公式HPでもご覧いただけるよう調整中です!

→とんこつラーメンの本場・福岡では、街中で誰もが自然にラーメンを食べている?!
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→劇団"あんみつ姫"のとまとママとえいじさん、みろくさんも参加してくださいました!
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→FM福岡の人気パーソナリティ、米岡さんと椎葉さんは談笑しながらラーメンを食べています
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→友達同士や親子、家族連れで参加する方たちも。夏の思い出の1ページに加えていただけたでしょうか。
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