カテゴリ:ちびっこOの映画のお仕事 , アジア , イベントプランニング , 九州 , 大名 , 感性学 , 新着情報 , 日本 , 福岡 , 紺屋2023 , 紺屋町 , 自分
11.04.10
『ベンダ・ビリリ!~もう一つのキンシャサの奇跡』の上映会にお越しいただいた皆様ありがとうございました!
お客様への御礼の言葉を選んでいるうちに思わぬ時間がたってしまいました。
まず上映会前に起こった東日本大震災の事から。
大地震が起きた事をラジオで聞き、慌ててテレビをつけました。
最初の混乱、続く大津波、千葉の石油コンビナートの大爆発...まるで映画かと思うほど現実感のない凄まじい映像の連続に、しばし呆然としました。
しばらくして東京の配給会社から地震による東京都心の機能停止情報が続々入り、もう仕事どころではなく「日本はどうなるんだ...」という不安の中、祈るような気持ちでテレビを見続けました。
そして日々被害の状況があきらかになる中、何本もの映画の上映自粛、延期が決定。
映画を上映するはずだった映画館はもちろん、広告が中止になるメディアやその対応をする代理店に至るまで、とにかく現場は大混乱。
プロジェが関わる作品も2本公開延期が決定。一方で製作宣伝をしている『ラーメン侍』は久留米で撮影中で、出演者が現場入りできなくなったり、予定していたロケ取材を中止せざるを得なくなるなど、事態収拾にてんやわんやでした。
そんな中、今"映画に出来る事"、今"映画を宣伝する意味"を何度も考えました。
作品によっては上映会自体中止していたかもしれません。
でもこの『ベンダ・ビリリ!』は、今やる意義があると信じて実施しました。
「来るかどうか迷ったけど来てよかった」
「今苦しんでいる東北の方たちにこそ見せたい映画ね」
お客様にそう言っていただけて、私たちもたくさん勇気をもらいました。
足を運んでくださったお客様、トークゲストの皆様、サポートしてくださったスタッフの方全てに感謝しています。
これからも映画の可能性を信じ、日々精進してまいりたいと思います。
改めましてこの度の東日本大震災により被災された皆様にお見舞い申し上げます。
個人としてできることはもちろん、仕事を通してできることを模索しながら、1日も早く皆様が元気を取り戻せるよう心からお祈りしております。