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11.07.18
夢枕獏の大人気シリーズ。
いろいろとヒット作がある中で、やはり年1回出るこのシリーズが一番好きです。
安部清明と源博雅が、清明の屋敷の簀子縁で庭を眺めながら酒を飲んでいるシーンから始まります。
酒をつぐのは、どこからともなく現れる美しい女の形をした清明の式神。
やがて最近都で起こる怪異の噂話や清明の元に持ってこられた相談事の話になり、お互いに誘いあって「ゆくか」「ゆこう」という事になる。
事件が解決すると、また清明の屋敷で酒を酌み交わします。
春は桜の木の下、あるいは藤の花が薫る中で、夏は鈴虫の声に耳を澄まし、冬は火鉢にあたりながら、四季を通じてゆるゆると酒を酌み交わす2人の様子が何とも風情があっていい。
やたらと酒が飲みたくなる本です。
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11.07.18
「朗読執事」は、利用者が買った本を執事が朗読してくれるというタイトルそのままのアプリです。
「お嬢様、おぼっちゃま、ご主人様、奥様」の四種類から"呼ばれ方"が選べます。
ちょいちょい執事のマークから「『高瀬舟』は森鴎外先生の名作です。二人の兄弟愛の形ぜひ聞いてください」とか
「太宰先生の『ヴィヨンの妻』を書庫から見つけたのですが、お読みしますか?」という内容のメールが来ます。
発想は素晴らしい。
...ただ、執事に読んでもらえるラインナップが地味すぎます。
『変身』フランツ・カフカ、『ごんぎつね』新美南吉、『幸福の王子』オスカー・ワイルド、『ガリバー旅行記』、ジョナサン・スウィフト、『まだらの紐』コナン・ドイル、『羅生門』芥川龍之介、『白雪姫』グリム、『眠る森のお姫さま』シャルル・ペロー、『ヴィヨンの妻』太宰治、『高瀬舟』森鴎外、『アッシャー家の崩壊』エドガー・アラン・ポー、『雪女』小泉八雲
...なんだこれ。
『ごんぎつね』はとてもいい話ですが、わざわざ執事に読んでほしくて買う本ですか。
あるいは『変身』なんて気持ち悪い描写満載の小説を、あえて執事に読ませましょうという高度な逆萌え発想なのか。
製作会社の意図が見えません。
そこでめがねが勝手に執事に読んでほしい本をセレクトしてみました。
ちょいちょい執事のコメントを挟んでいただきたい。
坂東眞理子『女性の品格』を読んでもらいながら「お嬢様も立派なレディにおなりください」と言わせたい。
あるいは、三島由紀夫『レター教室』も真面目に朗読されると楽しいかも。
イギリスにいる同僚の話という設定でカズオ・イシグロ『日の名残り』もいいですね。
執事が読むハーレクインロマンスも捨てがたいなあ。
「続きは明日。お嬢様、今夜はもうお休みください」と言われて、もどかしく就寝したい。
試しに買った『羅生門』以降、どんなに執事が勧めてきても買う気になれない本ばかりですが、今後の進化に期待して、このアプリは消さないで残しておきます。
ちなみに男性の皆様向けには「朗読少女」があるので、チェックしてみてください。
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11.07.18
電子書籍を読むようになりました。
雑誌やマンガは小さすぎてイチイチ拡大するのが面倒ですが、小説は意外と読みやすい。
最初に試したのは「豊平文庫」(アプリを買えば全部無料、買わなくても30冊ダウンロードまで無料)です。
「買ってまでは読まないけど、無料なら是非読んでみたい」純文学、小説、詩集やコラムが掲載されてます。
最近読んで面白かったのは太宰治の「川端康成へ」(「もの思う葦」新潮文庫)
"川端康成に作品を酷評された太宰治が、怒りにまかせて書いた恨み節"というザックリした情報は知ってたけど、初めて全文を読みました。
あくまでもへりくだりつつ、自分がその小説を書いた時の状況説明(いいわけ)から始まって、中盤は完全に悪口に終始し、最後はなんとか上から目線でやりこめようとして失敗している太宰治。
根暗の恨みは深い。
この人は友達になったら面倒臭い小説家ナンバー1ですね。
「ああ、もう!」とイラつかれながら周囲の人に気遣われ、でも本人はその事に全く気付いてない。
そんな感じの人だったんだろうなと思います。
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11.06.30
人生にやさぐれたい未婚の女子が集まって、酒飲んでくだをまく「やさぐれ女子会」。
開催3回目にして、あっという間に10人以上のメンバーが登録されました。
今回はじっくり腰を据えてやさぐれようじゃないかということで、飲み会の場所をプロジェに。
酒はともかく、料理番長が必要。
ところが、応募者ゼロです。
...おいおい、女子が10人もいるんだぞ!
泣きを入れたところ、唯一1人だけ料理上手の女子が隠れてました。
ポテトサラダだけは自信がありますという女子も。
ホッとひと安心。
サムギョプサルとスンドゥブチゲとポテトサラダ。
本格的、すごい、天才!
→彼氏と花婿絶賛募集中。
メンバーが結婚してゼロになるまで続けます。
また飲もうね~
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11.06.07
そういえば最近ブロ子報告してませんでした(待ってる人はいない)
花になってもいいから大きく育てよ!
と思って伸び放題にしていたら、とんでもなくジャイアント化し、完全にプランター栽培の域を超えたブロ子。
むしろ怖えーよ...思いながら、先日葉裏をみたところ驚愕!
む..虫の卵
ギャ~!!!
一気に愛も冷めました。
そんで幹から切っちゃいました。
本当はもっと短くしたいけどハサミの歯が折れるんじゃないかっつーくらい幹が硬い...仕方なくこのままに。
あんまりブロ子が大きいので隣のサラダ菜が上に上に進化したようです。
切ってみて気付きました。
すまんかった。
でもそれ以上伸びないで、お願い。
次のギロチンの犠牲者は君...かもしれない。