福岡ラーメン侍's結成!?

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はじめまして。

"ちびっこ0"ことオオサコです。
めがねと一緒に映画の宣伝をしています。

ブログ初挑戦です。
言いたいこと伝えたいことはいっぱいあるんですけど、
筆不精...。

ですが、これは絶対みなさんにお知らせせねばっ!
と思う素敵な場に参加させてもらったのでご紹介します。

それは、一風堂の河原社長、大砲ラーメンの香月社長、名島亭の城戸社長など
重鎮から中堅・若手の人気ラーメン店オーナーたち総勢30人以上が一堂に会したラーメン店主の交流会です。

私は、映画「ラーメン侍」の宣伝担当として飛び入り参加させてもらったのですが、
10月22日の公開に向け、映画への強力バックアップ体勢をとっていただけることになったばかりか、
映画宣伝担当として個人的にも前向きになれる大きなパワーをもらいました。

というのも、この日の集まりは、「福岡からもラーメン業界が力を合わせ
復興支援を考えよう」という趣旨で催された会だったのです。

仙台から炊き出しの現状を伝えるために駆けつけた
「五福星(うーふーしん)」の早坂雅晶さん。
滞在してボランティアと復興支援を続ける「ラーメン凪」の生田智志さんの活動を伝える東京の人気店
「東京ラーメンけいすけ」の竹田敬介さん。

そんな活動に感銘を受け、炊き出しに行けない自分たちにも、
「福岡からできることをやろうじゃないか」と提案する
「らーめん四郎」の黒田光四郎さん、「空海」の柴田佳幸さん、
そして「博多新風」の高田直樹さん。
実際に、店を越えてチャリティTシャツやピンバッチを作れないかと動き出しているそうです。

一方、一風堂の河原社長率いるRBC(ラーメン・バカチン・クラブ)では、
より明確な支援の方法として、RBCの有志たちで合弁会社を作り、
被災地へラーメン店を出店することで、仕事を失った人々の雇用を生むという方法を検討しているそうです。
私は河原社長の「ラーメン店」としてできる「支援」というビジョンの大きさに驚きました。

最後に「魁龍」の森山日出一社長が言った、
「大きい小さいじゃない、
被災地支援のために自分たちも何かやろうと思うことがすばらしいじゃないか。
自分たちは九州でラーメンが作れることに感謝しながら、やれることをやっていこう」
という言葉にグッときました。

映画「ラーメン侍」は、昭和40年ごろの戦後の復興期にラーメン屋台を始め、
人々の活力を胃袋から支えた先代ラーメン店主と、時は流れすっかり不況になった地方都市で、
葛藤しながらも自分なりのやり方で、その看板を引継ぐことになる息子の物語です。

とんこつラーメン発祥の地・久留米の人気ラーメン店・大砲ラーメンの香月社長の実話が基にはなっていますが、
決して香月社長だけの個人的な映画ではありません。

私はこの会でたくさんのラーメン店のみなさんとお会いして確信しました。
ここにいるみなさん一人一人が「ラーメン侍」です!

「おいしい」という笑顔とか、
「もうひとふんばりするか」という活力とか、
それはラーメンであって、ただのラーメンではない。
その一杯には、作る人のひたむきな「情熱」や「夢」や「想い」が込められているんです。

ということで、私は勝手ながらそんな素敵なラーメン店の皆さんを
"ラーメン侍's"と名づけました。

ラーメン侍'sが「ラーメンでできること」を模索し挑戦していくように
私は「映画でできること」「ラーメン映画でできること」を模索し、
追求していきたいと思います。

みなさんが、ラーメンを食べて元気になれるように
この映画を見て元気になってくれますように。

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7月公開予定の映画

7月公開予定の映画を紹介しています。

コチラ→http://konya2008-2014.travelers-project.info/503-10/7.html

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映画『ラーメン侍』3.22クランクアップ!

地元・福岡発の映画『ラーメン侍』が3月22日クランクアップしました!

とんこつラーメン発祥の地といわれる福岡県久留米市で3月1日クランクインした『ラーメン侍』は、人気ラーメン店「大砲ラーメン」のオーナーで、ラーメンフェスタの発案者でもある香月均氏が連載していた「初代熱風録」を元に映画化したもの。
九州が誇る食文化"とんこつラーメン"と"屋台"にまつわる悲喜こもごもの人間ドラマを人情味たっぷりに描く物語です。 

まだ日本が元気だった昭和40年代の福岡、屋台街でラーメン屋台を営む昇
時は流れ、不景気ですっかり活気をなくしてしまった街で、父親の店を継ぐことになった息子・光

父と息子、2つの時代の舞台となったのは、久留米市内の日吉市場をはじめ一番街や六角堂など。
約3週間にわたり久留米市近郊各所でオールロケされました。
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最終日3月22日、まだ寒い冬空のもと行なわれたのは、物語のクライマックスともなる昇が自らの屋台を燃やすシーン。場所は、黄色い菜の花がちらほらと咲き始めた久留米市筑後川の河川敷です。

撮り直しのきかないシーンだけに、現場はいつにない緊張感に包まれました。

父と息子、それぞれの生き様の象徴として登場する屋台は、この映画の魂とも言うべき存在。
その屋台が20分以上もの時間をかけ燃え尽きる様は、撮影の最後にふさわしい迫力で、それを見守る出演者とスタッフ一同が、映画と現実がクロスオーバーする不思議な感覚に包まれました。

また、撮影半ば起こった東日本大震災のニュースは現場にも大きな衝撃を与えました。

映画の出演者、撮影スタッフのほとんどが東京から来ています。
甚大な被害を伝える日々のニュースに心を痛めながらも、粛々と撮影は続行され、それぞれの複雑な想いを胸に秘めつつ、なんとか無事クランクアップを迎えることができました。

監督、出演者の方に、こんなコメントをいただいています。
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瀬木直貴監督
「こんな大変な時に映画なんか撮っていてもいいのか?と自問した瞬間もあります。ですが、被災地の福島に住む知人からもらった"撮影頑張ってください"というメールに力づけられました。こんな時期に撮影した映画だからこそ、観る人を元気にする映画にしたい」

昇と光を2役演じた主演の渡辺大さん
「屋台には都会の居酒屋やレストランにはない人と人とのコミュニケーションがある。久留米に来て、初めて屋台の醍醐味を知りました。前半で息子・光、後半で父親・昇を演じ分けるのは大変でしたが、監督とスタッフに支えられ何とか演じきることができました」
渡辺大さんのブログにもコメントがあります→こちら

昇の妻で光の母親である嘉子を演じた地元・福岡出身の山口紗弥加さん
「1つの作品で一人の役を18~53歳まで演じたのは初めて。特に渡辺さんとは前半、母と息子、後半、妻と夫と関係性も変わるので気持ちを切り替えるのが大変でした。脚本を読み、一杯のラーメンからこんなに豊かなドラマが生まれるのか、と感動しました。とんこつスープのように味わい深い、濃厚な映画になると思います」

このブログでは10月22日の『ラーメン侍』公開に向けての動きを、逐一皆さんにご報告していく予定です。
震災の最中に撮影された映画だからこそ、"ラーメン侍"が九州から日本を元気にしたい!そんな熱い思いで公開まで駆け抜けます。応援よろしくお願いします。
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【STORY】 父の訃報を聞き、故郷・九州に戻って家業のラーメン店を継ぐ事にした光(渡辺大)。だが、父に反発して家を飛び出し東京のデザイン事務所に勤めていた光にとって、父親が残した店は重荷でしかなかった。ラーメン作りにも自信がもてず、従業員とも衝突する日々。そんな中、母親・嘉子(山口紗弥加)と屋台をはしごしながら初めて聞いた昇の逸話。そこから昇が屋台を始めたいきさつや、1杯のラーメンに込めた想いを知った光は、記憶を頼りに父の味を再現しようと試行錯誤を始める...。

監督:瀬木直貴(『Watch with Me ~卒業写真~』『KIZUKI』『千年火』) /脚本:我妻正義(『岸和田少年愚連隊』『新仁義なき戦い』)
プロデューサー:藤倉博 製作:『ラーメン侍』製作委員会
出演:渡辺大 山口紗弥加 津川雅彦 他
配給:ティ・ジョイ/配給協力:東映 九州支社 ©『ラーメン侍』製作委員会

10月22日(土)よりT・ジョイ博多、T・ジョイ久留米他 九州一斉公開!

『ベンダ・ビリリ!~もう一つのキンシャサの奇跡』を自主上映します

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「映画業界は不況知らず」なんて言われていた時代がありました。
でもここ数年、まさかと思うような配給や小さな劇場が次々つぶれています。

映画宣伝は簡単に言うと、その映画を広く知ってもらう事がお仕事。
でも情報を露出してくれる媒体も不況で営業の話しかできないような、何だか社会全体がギスギスした感じ。そんな中、例えば新聞に広告1本出しただけで宣伝費がなくなってしまうような予算のない映画ばかりを抱えて、一体どうやって、何のために映画を"宣伝"するのか分からなくなってきた...と目標を見失っていた時にこの映画に出会いました。

"車椅子や松葉杖で生活するストリートバンドのサクセスストーリー"
「ちょっと重そう」「ターゲットが絞られるタイプのドキュメンタリーだな」
と思いました。

でもこの映画は、そんな野暮な先入観や思い込みを鮮やかに裏切る作品でした。

たくましく、どこまでもポジティブ!
彼らの音楽も生き方も、とにかく全てがカッコよかった。粋でした。
いい映画に感化される、久々に目が覚めるような興奮を味わいました。

「必ず路上生活から抜け出す!」「おれたちは成功する!」
ポリオが原因で障害を持った彼らですが、安い同情なんて全く寄せ付けません。バイクを改造したイカした車椅子に乗り、ちょい悪オヤジファッションで町を流すビリリのメンバー。貧しいストリートキッズを雇ってやったりもするし、家族はもちろん子だくさんで、ミュージシャンとしてだけでなく手に職を持って、地にしっかり根付いた生活をしています。

そして"路上生活者のスポークスマン"を自負している彼らの歌と歌詞がいい。

段ボール(トンカラ)で寝てた俺がマットレスを買った
同じことが起こりうる お前にも 彼らにも
人間に再起不能はない 幸運は突然 訪れる
人生に遅すぎることは絶対ない ~「トンカラ」より

彼らは空き缶で作った手作りの一弦楽器を演奏し、家族を養おうとしている1人のストリートキッズ・ロジェと出会い、バンドの重要なメンバーとして、またある時は親子のように育てていきます。
一方で、ビリリに惚れ込み、一文無しになっても彼らの素晴らしさを世界に発信したいと奮闘する監督たち"映画人"の物語も同時進行。
5年の歳月の間に、出来すぎたドラマのように彼らを襲う困難の数々。
しかし、そのたびにバンドのリーダーでもあるパパ・リッキーは「そんな日もあるよ」と前向きにメンバーを、そしてカメラの向こうにいる監督たちを励まします。
やがて彼らが練習場所にしている動物園での野外録音を経て、待望のアルバムが発売。その確かな音楽性で彼らはたちまちヨーロッパツアーを行うまでに成長します。

これは彼らのサクセスストーリーであり、ロジェの成長物語であり、なにより監督たちと彼らの信頼の物語でもあります。

この素晴らしい映画との出会いをきっかけに、映画宣伝というものを改めて見つめなおすいい機会になりました。「映画の良さを、たくさんの人に伝えたい」そんな初心にかえった純粋な気持ちで行う上映イベントです。ぜひ、お越しください。
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