IT業界を見ているとうらやましくなる面がある
それは、まだまだ未開拓の領域があり、大きなリスクを背負ってでも開拓しようとする
冒険心あふれる人々がまだまだ多いところだ
ひとたび面白そうだと思えば、損益考えず、チームを組んで、ボランタリーに取り組むことができる
グーグルやユーチューブも、様々方々に聞く限り、そういう側面があるように思う
ここはあくまで勝手な憶測に過ぎないが、
これはきっと100年ほど前にモダニズムの流れが始まった頃の建築業界に似ている気がする
リスクを恐れず、利益なんか気にしないで、どんどん挑戦的にやっていた人々がいたし、
それだけの可能性が建築という分野にはまだまだあった
しかし今、建築業界は衰退への道をたどっている
リスクも背負いづらくなり、背負う人もいなくなってきた
土地は少なくなり、そもそも建物が社会にとって必要とされることも少なくなってきた
ショップとネットショップとの関係などは好例だ
実はこれは将来IT業界が直面する壁でもある
というかもうかなりのスピードでそこに向かっている感もある
グーグルがスマートグリッドに関わり始めたそうだ
「将来的にIT業界は電気の奪い合いになる」
という
これは土地を奪い合ってきた建築業界を想起させる
どの業界にも繁栄と衰亡がある
IT業界も建築業界と同じような道をたどるだろう
しかもこのスピードを見ているとそれはごく近い将来のようだ
しかしここで建築業界と違うのは
既に建築業界のような前例があるということだ
IT業界が建築業界と同じ道をたどらないためにも、
建築業界の経緯をよく見て欲しいと願う