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11.12.22
『ウルトラミラクルラブストーリー』の横浜監督の
長編デビュー作、『ジャーマン+雨』。
不細工だし、貧乏だし、性格悪いし、嫌われ者だけど歌手になりたいよし子。
祖母が死に、父は長期入院中。
生活費を稼ぐために、小学生を集めて自宅で縦笛教室を開いています。
(厳密に言うと巻き上げている)
書きためた楽曲だけに飽き足らず、
彼らからトラウマを聞き出し、それを歌にしたり
自分がオーディションに受からないのは不細工なせいだと
友達の写真で応募したり、
本業の職場(植木職人見習い)のドイツ人にゴリラーマン呼ばわり
とにかくハチャメチャな奴です。
生徒の一人に、マルコメ君みたいな男の子がいるんですが、
女装?に憧れがあって、よし子のセーラー服を借りて鏡の前で
うっふん。状態。
そんなマルコメ君によし子は聞きます。
「あんた、トラウマある?」と。
振り向きながら満面の笑みで答えるマルコメ。
「ありません!」
この映画を観た当時、この「ありません」にどハマリして
真似したものです。
なんとも言えないんですよ、
いかにも湿気の多そうな古くて暗い民家の雰囲気と
セーラー服マルコメの声のトーン、
ぶっきらぼうな喋り口調のよし子が。
ちなみに、彼女の家はボットン便所なので
汲み取り屋がくるのですが、結構この描写が多いんです。
マンホールにも華麗に落ちます。
悩んだふりなんかせず、現実を受け止め生きる。
爽快でもなければ、鑑賞後の後味もそんなに良くない(笑)
ですが、一見の価値ありとはこのことではないでしょうか。
『ジャーマン+雨』
監督:横浜聡子
主演:野嵜好美(新人)
2008年公開
(笛好きにはたまらん。どき)
11.12.02
11.11.29
農家の婿ブログ
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畜産
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武田先生
歌人・俵万智twitter
まだ恋も知らぬ我が子を思うとき
『ただちに』とは意味なき言葉
子を連れて西へ西へと逃げてゆく
愚かな母と言うならば言え
「もんじゅ、ふげんって言ったらオマエ、菩薩だぞ。
自分のつくったもんに、その名前つけるって
人間はどこまでも傲慢なんだ」
生前のつかさんの言葉をふと思い出す。
11.11.07