11.11.07
11.10.12
カテゴリ:グラフィック , スタッフブログ , 新着情報 , 福祉
11.09.14
11.09.10
カテゴリ:グラフィック , スタッフブログ , 新着情報 , 映画
11.08.30
東京にきて5年目、
5つ目の職場、
5人目の彼氏。
「あたしなんか」 「中の下ですから」
悲壮感漂う台詞がうざったいくらいに出てくる、出てくる。
不幸な女や不幸な境遇がうまい満島ひかりで成立するこの映画。
実家に呼び戻され、家業のシジミ工場を任された佐和子(満島ひかり)。
親父は瀕死だし、パートのオバチャンが面白いくらいに睨んでくるし、
バツイチの彼氏は子持ち、会社をクビになり佐和子に金魚のフン。
めんどうくさい、うっとうしい、うるさい、消えたい、
そんな感情を佐和子は「あたしなんか中の下ですから」の一言で押さえ込む。
風呂場で「あんた先に上がってて。あたし少し泣いてくるから」
ぶっきらぼうに、彼氏の子どもに言うシーンとか。(彼氏、同級生と家出中)
「いやだ、こいつメギツネだよ!」とオバチャンに言われるシーンとか。
忘れられない、愛おしい。(byジョゼ)
たまに垣間見える、人物それぞれの優しさが胸を打つのですが
これが『暗闇でしか見えない光』なのでしょうか?
ある日、佐和子は『中の下』でしか持ち得ないエネルギーで、
とんでもない再起を図るのです。
それが、社歌。
"上がる上がるよ消費税 金持ちの友達一人もいない
来るなら来てみろ大不況 その時ゃ 政府を倒すまで"
前のめりで唱う、木村水産のみなさんがとても輝いています。
うちも社歌作ったら良いですね。
ちなみに、満島さんは本作の石井監督とご結婚されました。
彼女は元・folder5というアイドルグループに居て、
私は彼女たちの「ビリーブ」という曲が大好きなんですね。
アニメ・ワンピースに使われていました。
川の底からこんにちは/2010年公開
監督 石井裕也
主演 満島ひかり
(どき)