手拍子さえズレる私ですが。



 

視聴率の低迷が取沙汰される『家族のうた』。

「どんだけ酷いドラマなんだろう」という好奇心で

観る人さえも居ないのであろう数字が毎週更新されるが、

実は私、第一話から観ているんです。

 

まず、オダギリジョーが主演でロッカー役というだけでも

観る価値がある気がするのだが。

劇中「The Birthday」の楽曲が多く使用されており

「going」は未発表曲にオダギリ演じる早川が詞をつけている。

あと「バナナの皮」、「I don't know」はオダギリの曲。

 

簡単に説明すると、元人気ミュージシャンの早川正義も

今はすっかり落ちぶれたその日暮らし。

そんな彼の元に、自分の子どもだと言う

子ども(三人)が現れて・・・という話。

 

仕事は土曜朝6時 FMえどがわラジオ放送

「Happy Dynamites 早川正義のこれがチャンスです」と

小さなライブくらいしかない、まさに盛者必衰の彼だが、

そんな中でも決してブレることなく、自分のスタイルを貫く。

舞い込んでくるチャンスも「俺の仕事じゃねぇ」と思ったら

後先考えずに、即断る。

 

「我慢すると心が腐っちまうんだよ!」

「キース・リチャーズは言ったんだよ!・・・」

と、口癖のように吐かれる言葉にハッとさせられつつ、

そんなこと言っても生きていけないじゃん・・・と思いつつ、

心底羨ましく感じるのだ。

 

 

個人的には子どもの私物を踏んずけて痛がる描写がすきです。 

毎回アーティストのゲストが出演することも特筆すべきだが

何より感心してしまったのは早川の部屋に飾られている

キース・リチャーズの写真。

実は写真家の繰上和美が撮っているのだ。

繰上和美と言ったら私の大好きな映画『ゼラチンシルバーラブ』で

メガホンをとられた方です。

 

このこだわり!!

フジテレビ金m・・・いや、ロックだ!

ロックだな~と思うんですよ。

 

 

全11回から8回へと打ち切りが決まったけれど、

それでさえロックだな~と感じるのです。

 

 

 

 

『家族のうた』

日曜夜9:00~

オダギリジョー

ユースケ・サンタマリア

貫地谷しおり

トータス松本ほか

主題歌「月光」斉藤和義

 

 

(面白いですよね?どき)