artist profile と [Table for 100's] について

◎アーティストプロフィール

ルイーザ・アルパリョン
1984年生まれ。リスボン出身。イースト・ロンドン大学、ロイヤル・カレッジ・オブアートや、muf、SCABALでの勤務などを経て、現在UCLバートレット校博士課程。修士論文「Where shall we meet ?」はヘレン・ハムリン基金の 'Design for Our Future Selves'賞にノミネート。
現在はリスボンとロンドンを拠点に、建築家、インスタレーションアーティストとして活動する。デザイン・アート集団「アーバンノマド」設立メンバー。
都市のパブリックスペースの利用のされ方に注目する彼女は、さまざまな年齢層、背景を持つ地域住民同士を結びつける、遊び心にあふれた参加型プロジェクトを得意とする。これらのプロジェクトを通じ、デザインによって様々な境界をなくし真にパブリックな空間をつくり出す試みに取り組んでいる。
 

Luísa Alpalhão (b.1984, Lisbon) is a Lisbon and London based architect & installation artist and founding member of the design & art collective urban nomads. Her work focuses on creating informal, playful, colourful and participative projects that vary in scale, representation methods and format. Linked by the way they investigate and analyse misused urban spaces so that through the process of reclaiming those derelict urban niches new socio-cultural links can be established between local people of all ages and backgrounds. These projects help developing new methods and techniques to engage the public/users in the design and construction of the public realm in a participative way so that social boundaries  and boundaries between private and public spaces will fade.

PhD by Design, The Bartlett, UCL, London, 2011-2015
RIBA Part 3, The Bartlett, UCL, London, July 2010
MA Architecture, Royal College of Art, London, July 2008
BSc(Hons) in Architecture, University of East London, June 2005


http://luisaalpalhao.blogspot.com/
http://hamesa.wordpress.com/
http://hortasdelisboa.wordpress.com/
http://estoriasandantes.blogspot.com/
http://www.youtube.com/watch?v=-1FEM7-VVmk


◎「100人の食卓」プロジェクトとは?

「100人の食卓」プロジェクトは、様々な年齢層や文化的背景を持つ人が一緒に食事するためのテーブルを考えるプロジェクトです。ポルトガル人アーティスト ルイーザ・アルパリョンが「食」に関する様々なリサーチをここ福岡で行い、その結果や体験した「食」の場面、こどもたちとのワークショップを通じて、「100人で一緒に食事をするためのテーブル」を創り出す試みです。

食卓の風景は、文化や歴史、気候や風土、またそこに居合わせる人によって大きく変化します。
テーブルのデザインを考える上では、食事をとる高さ(床座りかイス座りか)、食事の提供のされ方や料理の仕方、どういった会話がされているか、子どもと大人がどうやって一緒に食事をとっているか、個々のパーソナルスペースが如何に干渉し合うかなど、様々なことを考える必要があります。
そうして考えられたテーブルは、果てしなく長いテーブルかもしれないし、地面に溶け込むようなものかもしれないし、もはや物体でさえないかもしれません。

一連のリサーチや考察、彼女がここ福岡で体験した食の風景は、プロジェクトの重要な要素の一つとして、完成したテーブルと共に展示されます。
またこのプロジェクトでは、こどもや大人とのワークショップを通じて、テーブルのデザインや制作を進めてゆき、最終的には実際にそのテーブルを皆で囲み食事をとるイベント「100人の食卓」の実現を目指します。

http://tablefor100s.wordpress.com/

紺屋メンバーに紹介しました

16日は月に一度紺屋2023の入居メンバーが集まる日でした。
ルイーザにも参加してもらって、メンバーの皆さんに紹介しました。
プロジェクターを使って、これまで彼女がやってきたプロジェクトや、
今回ここ福岡でやろうとしているプロジェクトについてプレゼンテーションしてもらいました。

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アジア美術館にレジデンス中のピンキーさんとリンさんも飛び入り参加。
その後はkasaの料理とワインで乾杯。



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放生会に行きました。

ルイーザと一緒に、放生会へ。新ショウガの出店の前で。
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いろんな出店が出ていて、面白かったみたいです。

屋台のリサーチ

時間のある時には自分で様々なところに出かけて、
写真を撮ったりして回っているようです。
昨日は屋台のリサーチをしたみたいですね。

屋台の人に色々聞いたりもしたみたいで、新たな視点を得た模様。
http://tablefor100s.wordpress.com/2011/09/08/134/

ただいまミーティング中。

ルイーザを囲んで、展覧会までのスケジュールやリサーチの進め方、ワークショップのことなど
についてミーティングをしているところ。
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彼女はとっても働き者のアーティストで、福岡についてすぐに立ち上げたサイトには、
リサーチの予定がぎっしり。。。
http://tablefor100s.wordpress.com/
福岡の人へのインタビューや、まちで見かけた食の風景を収集し、
人々がどんな風に食べているか、誰と食べているか、テーブルの高さはどうか、
食事の時間は?、日本とポルトガルの違いは、、、?? などなど
様々な観点から食について考えていきます。

ギャラリーや紺屋2023の建物を見て、展示のプランもいろいろ思い描いているよう。
何やらビル全体を使った、おもしろい展示になりそうです。