展覧会「Life Map -Draw the line-」

博多リバレイン地下にある「ギャラリーアートリエ」にて開催中の
「Life Map」展関連企画「Life Map -Draw the line-」が、konya-galleryにて開催されます。

「Life Map -Draw the line-」
会期 : 2011年3月26日(土)~4月3日(日) 12:00-20:00  ※ 会期中無休
入場料 : 無料
会場 : konya gallery

出展作家 : 本田雅啓(アトリエ ブラヴォ所属)
★アートライブ : 3月27日(日) 13:00 - 16:00

「Life Map」展全体についてはこちらをご覧ください 
→ http://www.ffac.or.jp/event/event-doc.asp?did=326

公式サイトよりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●企画展フィロソフィー

今回の「Life Map」は、詩と映像作品を中心に
"みる、きく、であう"コトの時間を提供します。
その人の私的な世界、他の人が見てもよく分からないかも知れない。
よく分からないけれど、なにかひっかかる。
そのひっかかりに向き合う時間や距離をたどることが「Life Map」のねらいです。
--- 場の中に自分の存在を実感し、必要とされていることを確認すること。
--- 忘れてしまった感覚をなにげない日常の中でひとつひとつ気づくこと。
--- 表現を通じてやりとりすること。
そのアイダにある『揺らぎ』を見つめ直す時間を、さまざまな企画で提供します。
この展覧会で、「一人ひとりの『地図』が、少しだけ塗りかえられる」
そんな小さな変化を期待します。
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「八与」 本田雅啓

konya2023 archive「記憶と記録」展

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15年間のプロジェクト紺屋2023では、2023年までの3年ごとに、
紺屋とその周辺のまちの記録を収集・展示する活動を行っていきます。
1回目となる今回は「人の記憶による記録」がテーマ。
プロジェクト期間の「15年間」と、ビル竣工当時の「昭和40年代」に注目し、
さまざまな年齢・立場の人たちのインタビュー映像を元に、
その時代の空気感を表現しようと試みます。

会場内には、人の記憶による「年表」を掲示し、
異論を唱えたい人や賛同する人は自ら書き込みすることもできるようにします。
またその時代の客観的なまちの雰囲気について知りたくなった時に参照できるよう、
地域情報紙「シティ情報ふくおか」のバックナンバーや新聞などを集めた
ライブラリーを併設しています。

座談会では古くから博多に店を構えまちの衰勢を見つめ続けている料亭のおかみ、
地域情報紙という媒体によって情報の発信のみならずまちを作ってきた元編集長を
囲み、参加者の皆さんもまきこみつつお話を展開できればと思っています。

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タイトル:konya2023 ARCHIVE [2008-2010] 「記憶と記録」展
会期:2010年11月12日(金) - 12月12日(日) ※水曜休み
会場:konya-gallery

ディレクター:泉山朗土(映像)、池田美奈子(編集)、山本義夫(IT)
主催 :「定点観測ーマエを解てサキを観るイマ」展実行委員会
助成 : 財団法人 福岡市文化芸術振興財団
後援 : 福岡市、財団法人 福岡市文化芸術振興財団
資料提供:シティ情報ふくおか、西日本鉄道株式会社

<座談会>
いずれも19時から / 1000円(ドリンク付き)/ 紺屋2023 301号室にて
11月27日(土) 話題提供者:料亭嵯峨野・若女将 藤井春奈子
12月12日(日) 話題提供者:福岡市・広報課長 佐々木喜美代

<展覧会解説トーク>
11月12日(金) 19時から / 無料 / konya-galleryにて
3人のディレクターが本展について語ります 

※11/12 はオープニング、12/12 はクロージングを兼ねます。
     

緊急告知 3日間限定インタラクティブメディアアートの展示

現在紺屋ステイに滞在中の若手オーストラリア人アーティスト リース・ターナーによる
3日間限定のメディアアートの展示を行ないます。

オーストラリアから8月下旬にこちらに来た彼は、9月末まで滞在予定。
これまでの数週間ほどの滞在中に収録した人のインタビューを素材に使って、
本日24日から明後日26日まで、急遽紺屋ギャラリーにて展示することになりました。

本作品は、来場者がヘッドフォンのような装置を頭にかぶると、
スクリーンの中のキャラクターが連動して動きます。
キャラクターは全部で3名いて、それぞれのキャラに扮した参加者が、
お互い近づくと会話が始まり、その会話がヘッドフォンから聞こえます。
遠ざかると会話は終ります。

と、文章で書くと今イチ分かりづらいですが、
バーチャルとリアルを連動させたインタラクティブメディアアートです。
若干スムーズでないところもありますが、なかなか面白いと思います。

ちなみに会話のテーマは「ユートピアについて」です。
このテーマで既にインタビューを受けた人の声が、各キャラクターの声になって、聞こえます。

3日間限定ですが、お時間があればぜひ!!
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展覧会「Life Map - Deep Inside -」

ギャラリーアートリエで開催中の「Life Map」展関連企画が、
konya-galleryで開催されます。
山口大輔さんによる「選挙」をテーマにした
ちょっと挑戦的かつユーモラスな世界が展開されます。こうご期待です。


<展覧会趣旨> ※DMより
今回の「Life Map」は4名の造形作品を中心に紹介します。
その人の私的な世界、他の人が見てもよくわからないかも知れない。
そのひっかかりに向き合う時間や距離をたどることが「Life Map」のねらいです。
ーー 作品を生み出すテトテノアイダ
ーー「つくる人」「みる人」「みせる人」のテノアイダ
そのアイダにある『揺らぎ』を見つめ直す時間を、さまざまな企画で提供します。
この展覧会で、「一人ひとりの『地図』が、少しだけ塗りかえられる」
そんな小さな変化を期待します。
※konya-galleryでは4名のうち1名の作家を紹介予定


会期:3月27日(土)〜4月4日(日) 12:00 - 19:00
会場:konya-gallery
主催:NPO法人まる
共催:紺屋2023

※アートリエでの展示は3月28日まで。お急ぎ下さい!
http://www.ffac.or.jp/artlier/gallery-doc.asp

轆轤(ろくろ)とノート展

300年の歴史を持つ伝統工芸「小石原焼」の陶芸家と、
紺屋メンバーでもある九州大学の池田先生の研究室、
それにデザイナーの城谷耕生氏という3者が共同で進めている
プロジェクトの過程と成果を見せる展覧会が開かれます。
3日間限定ですので、お見逃しなく!

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轆轤(ろくろ)とノート展
〜九州大学と小石原焼陶芸家との共同プロジェクト〜
ディレクション|城谷耕生

日時:2月26日(金)〜28日(日) 12時〜19時
会場:konya-gallery 【紺屋2023 2F】 福岡市中央区大名1-14-28  Tel. 092-984-6292
   ★2月26日19時から、レクチャートークを行います。(場所:301号室)
    引き続きオープニングパーティー(参加費:1500円)
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展覧会の紹介文を送っていただいたのですが、とてもすてきな文章なので、
少し長いですがそのまま掲載します。

< 主催者のことば >
福岡県朝倉郡東峰村(旧小石原村)の小石原焼は、300年の歴史を持つ、
国指定の伝統工芸品です。九州大学大学院芸術工学研究院の
池田美奈子准教授と池田研究室、ディレクターの城谷耕生、
そして小石原焼の3人の陶芸家たちが、2007年から
現代における伝統工芸のあり方を提案する食器デザインの
共同プロジェクトを進めてきました。
今回の「轆轤(ろくろ)とノート」展は、この2年間にわたる
コラボレーションの成果をご紹介する展覧会です。

「轆轤とノート」というタイトルは、陶器をつくること(轆轤)と、
調査と思考の積み重ね(ノート)を象徴しています。
「轆轤」と「ノート」が、まさにこのプロジェクトの特徴で、
どちらか一方が欠けても私たちの共同作業は成立しません。
単なる「ものづくり」ではなく、
むしろ「ものづくり」の向こう側にあるものごとに目を向け、
私たちの社会や文化、生活を考えることに多くの時間を費やしました。
物があふれる現代、これ以上必要な物はもはや殆どないと言えます。
それでもなお、物を作るならば、人々の生活や社会にとって
本当に意味のあるものでなければなりません。

長い歴史を重ね、人々の生活に寄り添ってきた伝統工芸は
大切に守るべき文化であることは間違いありませんが、
現代を生きる私たちの生活とかけ離れたものであっては
その意味が限られてしまいます。
伝統から何を受け継ぎ、何を刷新するかを慎重に見極めること、
それは祖先が育んで来た本当の知恵を見出すことにほかなりません。

物自体ではなく、物に組み込まれた「知」を見抜き、それを記録し、
新しくつくる物の中に活かすことも私たちの重要な課題でした。
今回のコラボレーションが、さまざまな調査と研究に重きをおいた理由は、
まさにここにあります。

私たちは、多くの研究の試行錯誤を書き付けた「ノート」を片手に、
「轆轤」の前に座って食器を作り始めました。
ものづくりを通して、人々とその生活文化、
さらに人々が生きる町を育てるために、
私たちはプロジェクトをさらに続けて行きます。


【朝倉郡東峰村小石原(旧小石原村)】

小石原村は宝珠山村と合併し、現在は東峰村となっています。合併前の小石原村の人口は1175人(2004年)、合併した現在の東峰村でも2500人程度です。四方を標高700メートルほどの山に囲まれた盆地で、かつては英彦山への巡礼者の宿場町としてにぎわいましたが、第二次大戦後から人口が減少し、過疎化が進んでいます。村には約50件の窯元があり、生活食器を中心に、小石原で採れる陶土と釉薬を使用し、ほとんど轆轤(ろくろ)による手作業で生産しています。窯元の多くは家族経営で、半農半陶の生活を営んできました。


調査・研究:九州大学大学院芸術工学研究院・准教授 池田美奈子+池田研究室
ディレクション:城谷耕生
制作:COCCIO(カネハ窯・早川窯・ヤマイチ窯)