紺屋サマースクール2011 受講生の募集について

今年もこの季節がやってきました。サマースクールのお知らせです。

福岡市の繁華街「紺屋」エリアにあるビルが、夏の4日間だけまるごと学校に変わります。
様々な業種のディレクターを中心とする講師陣が、各オフィスやアトリエを教室に授業を行います。
文系・理系、学生・社会人を問わず、20~30歳の男女約36名が全国から集い、
学び、ぶつかり、発言し、提案する。
「体感して学び考える」「小が大を兼ねる」という考え方のもと、
紺屋という局所的現場でフィールドワークしながら世界の現場を考える場です。

未曾有の災害が東日本を襲った2011年。
このスクールの開催やそれ以前から決めていたテーマに関して、私たちとしても再考しました。
その結果、如何にまち(社会)を生き、楽しみ、活かしていくかを考えると、
「まちのあそびをつくる」というテーマがますます重要なことではないかと感じました。
このような時だからこそ、比較的影響の少なかった九州において、
全国から次世代を担う20代が集いディレクターたちとともに、
このテーマを話し合う場所があることには意味があるのではないかと思います。
未来につながる新しいヒントが何らか見つかるきっかけの場になることを願います。


<内容>
日程は全部で4日間。4日間コースは全日程。2日間コースは最後の2日間に参加します。
講座は、地域講座1コマ、一般講座8コマ(2日間コース・3コマ)、特別講座1コマ。
各講座最大10名の少人数の中での受講となります。午後はグループによるフィールドワーク。
紺屋という住所にもならない狭いフィールドが対象です。
最終日はテーマに対する各グループからの回答と議論を講師を交えて行ないます。
「まち」の解釈も「あそび」の解釈も「つくる」の解釈も自由。発表方法も自由。
自ら学び考え試行しそしてまた学び考える、という思考と実践の両立。
ここから何を感じ、学び、得て帰るか。それは受講生の皆さん次第です。

<開催概要>
名称   紺屋サマースクール2011「都市と合宿する4日間」
テーマ  まちのあそびをつくる。
場所   紺屋2023(福岡市中央区大名1-14-28第一松村ビル)
特別講師 石黒浩氏(アンドロイド研究者/大阪大学)

●4日間コース
期間    2011年8月25日(木)〜28日(日)
対象    20〜25歳の男女
      ※全日程受講できる方。専門分野・国籍は問いません。
受講料   24,000円(1講座につき2,400円相当)
受講講座数 10講座(1特別講座含む)
定員    30名(応募多数の場合は選考あり) 
     
●2日間コース
期間    2010年8月27日(土)・28日(日)
対象    20〜30歳の男女
      ※全日程受講できる方。専門分野・国籍は問いません。
受講料   15,000円(1講座につき3,750円相当)
受講講座数 4講座(1特別講座含む) ※選択できる授業に限りがあります。
定員    6名(応募多数の場合は選考あり)

講師一覧
naka.pdf


申込方法  下記の情報を明記し、メールにてお申し込み下さい。
       1 氏名 2 氏名ふりがな 3 所属先・学校名 4 最終学部学科名 
                     5 年齢(8/25時点) 6 性別 7 メールアドレス 8 郵便番号・住所 
       9 電話番号 10 携帯電話番号 11 現在興味がある分野 12 応募動機 
      13 希望コース 14 滞在スペース利用希望の有無

      E-mail  :  travel-front@travelers-project.info
          ※お送りいただいた情報はサマースクールに関する目的以外には利用いたしません。

申込締切 2011年7月10日(日) → 15日(金)までに延長になりました。

その他  ◎授業内容は、6月上旬にHP上に掲載する予定です。
     ◎選考結果は上記締切日から10日以内にお知らせします。
      10日を過ぎても連絡がない場合は、お問い合わせ下さい。
     ◎人数に限りがありますが、建物内に滞在スペースがあります。※申し込み先着順
      (大部屋で寝袋、マット持参の上雑魚寝。500円 / 泊、男女別、床は畳ではなくコンクリートです。)
     ◎受講決定者には、開講までに小論文の提出をお願いすることがあります。

主催   紺屋2023トラベルフロント
助成   財団法人アサヒビール芸術文化財団
後援   福岡市

konya-shop書籍:紺屋サマースクール報告書

紺屋サマースクールの報告書、2010年度版、満を持して発売しました!
各講師の授業風景、最終日の発表会の模様などなど。

左のノート型のが2009年度版、右のカバーがついたものが2010年度版です。

「紺屋サマースクール報告書 2009年度版 / 2010年度版」 各500円(set価格 800円)
発行:紺屋2023
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サマスク 外部講義第二段は石風社

サマースクールもいよいよ3日目。一般講義自体は今日で最後。最終3限目の一コマは出版会社石風社での外部講義。藤村さんの編集演習。



サマースクール2日目終了

サマースクール2日目は慌ただしく過ぎていきました。
既に折り返し地点を過ぎ、残る講義も特別講義を除くと残り3コマとなりました。

体調管理には十分気をつけて、貴重な残り時間を有効に利用してください。



2日目は1日目と異なり、受講生達は1限目より各々が選択した個別の講義に参加しました。


3限終了後、いくつかのグループはジョーキュウ醤油の見学を行い、普段は見ることの出来ない醸造蔵の中に入らせてもらいました。



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グループワークでは最終提案に向けたフィールドワークや話し合いが今日も行なわれていました。各班それぞれ違う分野を専門とするメンバーが揃っているので話し合いは平行線を辿ることが多いようです。


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20時からは、普段はKasaで開かれているサロンがこのサマースクールの日程に併せて開催され、講師も多数参加する中、受講生達は講師陣と熱心に会食を楽しんでいました。
また受講生同士でもグループを超えた交流が行なわれており、思いのたけをお互いにぶつけ合い、これを機に一気に打ち解けている印象を受けました。


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僕は去年参加していないので去年の様子などを知らないのですが、サロン終了後早くも活発な議論が交わされており、最終提案に向けて皆の意識が高いことを感じさせられました。

明日からは2日間コースの社会人の方も参加し、少し緊張感が出てくるかと思います。


実質的に作業出来るのは残り1日です。
このメンバーで提案を行なうことはおそらくもうないでしょう。悔いの残らないように精一杯アイデアを絞り出してください。

チューター:堤

サマースクール1日目終了

日付は変わってしまいましたが、本日19日にサマースクール初日が無事終了しました。


初日の流れです。
朝、ギャラリーにぞくぞく受講生たちが集合!初めての顔合わせとなるオリエンテーションから始まりました。

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ジョーキュウ醤油の松村社長の共通講義の後、グループでの自己紹介も兼ねてリーダー決めをしてもらいました。

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その後、受講生と講師・チューターの交流の場としてランチレセプションを行い、
2限からはそれぞれが選択した講義を受けました。本日は映像、ダンス、企画、ファッション、都市マーケティング、磁器、感性学、アートの8つの分野の講義が行われました。


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3限終了後はフィールドワークの時間で、話し合ったりまちに出て写真を撮ったり・・・それぞれのやりかたで取り組みました。

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残りの3日間でどんな気持ちや行動の変化をみせてもらえるか楽しみです。去年のサマースクールに参加し今回チューターで舞い戻った私は、受講生たちの悩みや喜びを陰で共に感じながらもそっと見守りたいと思います。

チューター山下