紺屋サマースクール2013【最終日レポート】

しばらく間が空いてしまいましたが、サマスク最終日のレポートです。

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「新しい流れをつくるメディア」「新しい流れをつくる商品」「新しい流れをつくるクライアント」ときて、4日目のテーマは「新しい流れをつくる」。今日は個人での発表です。今までの賑やかなグループワークと打って変わって、最終日はとても静かで緊張感のある空気が流れていました。各自集中して、今まで取り溜めたメモを見返しながらアイデアを煮詰めていきます。

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個人作業なので、場所も方法も人それぞれ。

深夜までギャラリーで作業する人もいれば、ステイの部屋で作業をする人も。

模型を用意する人、スライドを用意する人、模造紙に書き込む人。

他の参加者に相談する人、黙々と作業をする人。

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最終日のショートディスカッションでは、スウェイン佳子さん、池田美奈子さん、村上純志さん、樋口龍二さんの4名のCriticが担当しました。本日は作業に没頭している人が多かったのでショートディスカッションに参加する人は今までより少なめでした。しかし、そういった時間だからこそ気分転換に話をしにきたり、自分の提案について相談をしにきたりと、参加者は自分とCriticの接点を見つけながらショートディスカッションを有意義に利用していたように感じました。

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そして、最後のサジェッションが始まりました。

このサジェッションで、優秀賞(バランスのとれた秀才型)と特別賞(個性の光る天才型)の2名が選ばれ、シンガポールで行われる「Art On The Edge」への参加権が授与されます。

審査方法は以下の通り。


参加者はまず、一人5分間のプレゼンテーション行います。

1回目の審査では、優秀賞の候補者をCriticと参加者の投票から、特別賞の候補者をCriticのみの投票から、それぞれ3名ずつ選出します。

選ばれた参加者は再度5分のプレゼンテーションと15分間の質疑応答の時間が与えられます。

2回目の審査が行われ、優秀賞と特別賞の2名が決まります。


質疑なし発表のみの5分間、14名の発表がたんたんと進み、時間はあっという間に過ぎていきました。個人の発表は今までのグループ発表で見られなかった個性や表情が溢れており、4回目のSuggestionながら新鮮な気持ちで聞く事ができました。今までの流れを踏まえての提案、全く新しい観点からの提案、自分の専門で突き進めた提案など、内容は様々でしたが、サマースクールの4日間を通してテーマや自身の課題と向き合い、考え抜くことで、それぞれステップアップしたなと感じる発表でした。

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審査ではCriticらの票が割れ、なかなか候補者が決まりませんでした。

それだけ、各Criticの心に響く様々な提案が集まったということでしょう。

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急遽その場で審査方法を変更し、Criticらが悩みながら選んだのは以下の2名となりました。


【優秀賞】

須沢 栞

被災地仮設住宅の入居者低迷による空き室問題に着目し、放置されている空き室を住み込み式で農業を学びたい若者に貸し出すという提案。住民の多くは農業従事者であったことから、彼らのスキルを生かす場が生まれること。高齢化の進む住民らにとって若者たちが労働力となりうること。収穫した野菜のお裾分けなどを通じて住民の孤立化を予防すること、などの効果が挙げられました。

Criticからは、農業を始めたいという若者の需要がどれくらいあるのか、住み込ませるには戦略的に説得にいかなかければという意見が出ましたが、役割を持たせようという姿勢が新しい流れをつくるポイントとなる点、今の問題に向き合い可能性を感じる細かな提案を行った点について高く評価されました。

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【特別賞】

蔵増 理沙

祖父母世代が亡くなる前に、祖父母の言葉や技術を記録・保存するプロジェクト「Shinuma-ni」。変わりたくない・変われない高齢者が、否が応でも新しい流れを作るきっかけになるのが「死」であると考え、日々の暮らしの中で一人ではなかなか考えにくい死について、若い世代と一緒に考え、準備していこうというもの。具体的には料理レシピや孫の結婚式のサプライズといった次世代へのメッセージの準備や、日めくりカレンダーのような沢山の写真からなる遺影プロジェクトといったサービスが提案されました。

誰もが通る道なのにも関わらず、何故かあまり触れる機会のない死というテーマを取り上げたことが、Criticらの目に留まりました。エンディングノートが話題になっているように、孫のいない人にとってどう終わるかということは重要なこと。若い人からの視点だけでなく上の世代と関わる部分も考えられるとバランスのいい提案になると評価されました。

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最後の挨拶の中で、今回のサマースクールのアイデアとなった建築家ルイス・カーンの一節が紹介されました。


"学ぶための施設は、おそらく、いっぽんの樹の下にいる、あるひとりの人物と、その人物のまわりで、その話を聞く人たち、という風景のなかではじまった。そのいっぽんの樹の下で、自分を教師だとは思ってないひとりの人間が、自分を生徒だと思っていない人たちに、彼/彼女が真実だと思っていることを語った。話を聞いた人たちは「その通りだ、それが真実だ」と思い、自分の子どもたちにも、こんな経験をさせたいと考えたところから、学校ははじまった。これが学校のはじまりの風景だと思います。" 

------- 建築家ルイス・カーン「ビギニングス」より一部抜粋


野田さんは、「今回のサマースクールは、学びの原点に返るというコンセプトとした。ショートディスカッションは聞く力を育てる場、サジェッションは話す力を育てる場。それを踏まえてもう一度今回のサマースクールを振り返ってほしい」と語り、4日間にわたる紺屋サマースクール2013を締め括りました。



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スタッフ:波々伯部





紺屋サマースクール2013【3日目レポート】

台風も温帯低気圧に変わり、だいぶ落ち着いた空模様の中のサマスク3日目。

朝一番から2日間コースの2名を迎え、気持ち新たに後半戦のスタートです。

初日・2日目の反省を踏まえ、時間の使い方を意識しながら話し合いが行われていました。

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3日目のテーマは「新しい流れを作るクライアント」

まずはじめに全体でブレインストーミングを行い、そこから導き出されたトピックについてグループ内で分担しながら考察を深めていきました。

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今日のショートディスカッションには宮本初音さん、吉川伸彦さん、坂下和長さん、馬場真理子さんが登場。

アイデアシートを囲んでのショートディスカッションであったり、作品を手に取りながら説明を受けたり

今までとは違ったスタイルのショートディスカッションもありました。

クライアントとの関係性についての質問では、複数のCriticの口からコミュニケーションの大切さが語られました。

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3日目のSuggestionでは、14名の参加者全員が一つのチームとして発表を行います。

まず「新しい流れを作るクライアント」のテーマを受けて検討を進めた経緯の説明がされました。

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提案は、クライアントを消費者と設定し、「どうしたら新しい流れを作るクライアントになれるのか」という観点から考察をし、機能していないどころか弊害を生んでいる総合学習にとって代わる新しいものとして、自分で考える力を育てるための小学生向けプログラム「うらしょうがっこう」をつくると言うところに落ち着き、そのプログラムを一緒に考えていきましょう、という流れの内容でした。

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実際はこの認識も、チームとCriticとのやり取りの繰り返しによってようやく共有されてきた状況にあり、グループ内での認識の共有や言葉の定義の甘さが露呈されてしまいました。また、「今の教育がだめなんだ」と根本的な否定から導入する考え方にもCriticは戸惑いを感じていました。

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Criticからは、「うらしょうがっこう」という提案に至るまでに、もう一段階議論を行い、提案の軸をしっかりと定める必要があったと指摘を受けました。また、新しい流れを作るためには何かを切り捨てる勇気を持つことの大切さも語られました。「うらしょうがっこう」を深めるならば、今あるものの「うら」、鏡合わせとなるものをひたすら具体的に考えてみたら、肯定的に面白いアイデアがでてくるという助言もありました。

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最後は、あるCriticからの「まずは、次世代でなく自分のこととして考え、体験することが重要である」という話で3日目のSuggestionは締めくくられました。



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本日9月1日(日)の最終Suggestionは公開プレゼンとなります。

見学自由なので、興味のある方は是非ご参加下さい。

時間:17:00~21:00

場所:2F konyaギャラリー

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スタッフ:波々伯部

紺屋サマースクール2013、始まりました。【初日レポート】

2年ぶりの紺屋サマースクール2013、本日無事に開校しました。

昨日から続々と参加者が到着。今年はシンガポールからの参加者もいます!

これからの4日間、分野や地域、そして言語を越えた交流が行われます。

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ほとんど全員初対面同士、緊張の面持ちでオリエンテーションが始まりました。

今年度の概要や4日間の流れ、班分けなどを説明した後、早速セルフスタディが開始します。

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え、授業は...??


そう、今年のサマースクールは授業はありません!

例年ならば共通講義を受けてスタートするサマースクールですが、

今年ははじめにその日のテーマを発表し、各々セルフスタディを進め、

各日の最後にあるSuggestionまでに提案の準備を行います。


どう進めるのかも自由、何を提案するのも自由、どうやって発表するのも自由。

いきなりの展開と自由度に困惑する様子の参加者たちでありましたが、

お昼になる頃には、徐々に班ごとにその色が現れてきました。

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フィールドワークに出かけた班もありました。

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今回は授業の代わりに、各Criticとのショートディスカッションの時間が設けられています。

これは参加者の疑問質問にCriticが答え、議論を深める時間です。

本日は、宇佐美陽一さん、大迫章代さん、佐々木喜美代さん、事務局より野田が担当しました。

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Suggestionに向け、徐々に準備が整ってきました。

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そして、いよいよSuggestionの時間。

各班25分の時間を使って発表、議論を行っていきます。

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試行錯誤しながらそれぞれの考えや提案を発表しました。

初対面同士、非常に短い時間、そして大きなテーマのもと、

自分たちの考えをまとめるのは非常に大変な作業だったと思います。

思うように進められなかったり、消化不良に終わったりした人もいたかもしれませんが、

明日は今日の反省をバネに、さらに磨きのかかったSuggestionになることを期待しています。


スタッフ:波々伯部


紺屋サマースクール:紹介ビデオと、Criticのプロフィール

紺屋サマースクールの紹介ビデオが出来ました!
短いビデオですが、雰囲気を感じてもらえると思います。
迷っている方、ぜひ見てみてください!


organized by TRAVEL FRONT

movie & edited by Kosuke TANAKA

music by Yusuke NAKAMURA



サマースクールCriticのプロフィール

http://konya2008-2014.travelers-project.info/2013/07/2013critic.html

サマースクールの募集についてはこちら

http://konya2008-2014.travelers-project.info/2013/05/2013-2.html

紺屋サマースクール2013:Criticのプロフィール

紺屋サマースクール2013で、皆さんからの提案に応える
クリティックのプロフィールをご紹介します。
錚々たるメンバーが、お待ちしています!

応募についての詳細はこちらをご覧ください ↓
http://konya2008-2014.travelers-project.info/2013/05/2013-2.html
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池田美奈子【編集】

東京出身。ドイツの大学で美術史を学んでいた時にバウハウスと出会いデザインの道へ。帰国後、東京芸大大学院を修了し、同大学助手を務めた後、出版社に転職し、デザイン誌の編集者となる。独立し、IIDjを共同設立し、情報デザインを中心に活動を展開。2002年より九州大学准教授。専門はデザインと情報編集。編著書に「情報デザイン」「カラー版日本デザイン史」「編集デザインの教科書」等。


宇佐美陽一【身体表現】

1953年生まれ 長崎大学水産学部(鯛/ヒラメ種苗生産)、在独10年を経て、オイリュトミースタジオ・ルラ(1996~2010)、崇城大学芸術学部教授(2007~2011)。オイリュトミスト、作曲家、演出家として多方面で活動中。アート食堂3号線主宰。


大迫章代【映画宣伝】

映画宣伝プロモーター。タウン誌〈シティ情報ふくおか〉の映画担当を経て、ミニシアターの劇場宣伝に。その後、フリーランスで、福岡に支社のない映画配給会社の作品を中心に宣伝活動に携わる。


坂下和長【プロダクト】

2006年CRITIBA設立。2008年よりアルミ鋳造メーカー(株)エフキャストを母体とする。様々な素材の関係性と、そのモノのもつ背景やストーリーを大切にし、シンプルだが奥行きのあるデザインを目指す。伝統工芸とのプロジェクト等も進行中。国際家具見本市など出展多数。2006年グッドデザイン賞を受賞。


佐々木喜美代【まちづくり・広報】

福岡のタウン情報誌「シティ情報ふくおか」の創刊(1976年)に携わり、編集長、発行人などを務めた。2000年、編集者生活を中断し、九州大学大学院に入学。修士論文テーマは「集客の町・大名」。博士論文は戦後の「福岡市の都市文化史」を紐解いた。学位を得て、任期制の公務員として福岡市広報課長に。2011年3月で任期満了、現在はNPO法人アジアン・エイジング・ビジネスセンター 上席研究員。


田村馨【都市マーケティング】

福岡大学商学部教授。農林水産省政策研究所、(株)日本総合研究所、英国サリー大学サービス経営スクールなどで研究、コンサルティング業務に携わる。NPO法人九州アジア経営塾、公益財団法人ネイチャリング財団、福岡大学次世代人材開発研究所を足場に新しい時代を担うリーダー、人材の育成やプログラム開発、プロジェクト運営に取り組む。


中庭日出海【プロダクト】

なかにわデザインオフィス代表。在学中から数々のデザインコンペティションに入賞。2007年Design Ship TORAとしてミラノサローネ・サテリテに出展。2008年には4人のデザイナーが運営するお店「ヨンイチデザインストア」を立ち上げ、デザインした商品を直接ユーザーに届けている。


野田恒雄【建築】

1981年京都生・滋賀育ち。1級建築士。number of design and architecture 代表 / TRAVELERS PROJECT主宰。東京都立大学(小泉研究室)、青木茂建築工房勤務を経て、'05より現職。建物の再生企画・デザイン・運営などを行う。アーバンデザイン賞2010、福岡市都市景観賞2010(紺屋2023)などを受賞。


野呂英俊【グラフィック】

1972年鹿児島生まれ。1992年より15年間、デザイン制作ブロダクションを経て2008年にNORO Ad.D DESIGN(現HIQU DESIGN)設立。ロゴマークやブランディングを中心に行う。TRAVELERS PROJECTアートディレクター。福岡広告協会賞入賞。2009年ショールーム兼サロンであるHIQU ROOM開設。2011年に株式会社イングラを設立。


馬場真理子【磁器】

2006年佐賀県嬉野市にてホワイトフィールズポーセリン開窯。東京造形大学卒業後、佐賀県立有田窯業大学校専門課程、研究科にて陶磁器デザインを学ぶ。ドイツ、ハレ・ブルグギービシェンシュタイン芸術大学陶磁器学科にて研修。数々の陶磁器展でも入賞。


樋口龍二【福祉】

NPO法人まる代表理事。その他もエイブルアート・カンパニー福岡事務局長、NPO法人Co.D.Ex理事など多くの団体に関わる。障害のある人たちの表現活動と社会をつなぐ中間組織として、また、アートと社会の新しい関係を作るため「福祉」をキーワードに社会をデザインする活動を行なっている。


平山謙吉【コーヒー】

1977年福岡生まれ。ROASTER'S COFFEE 焙煎屋。1988年創業の自家焙煎コーヒー屋の2代目。カフェ勤務などを経て、2002年より有限会社クロップ設立と平尾店出店。 世界各地の高品質なコーヒー生豆を、丁寧な作業で更に純度を高める。

愛情込めた作品として、新鮮でハンドメイドなコーヒーが福岡の日常により身近になることを目指している。


宮本初音【アート】

アートコーディネーター、インディペンデントキュレーター。紺屋2023 #306「ART BASE 88」をインディペンデントアートセンターとして運営。まちとアートに関するプロジェクトの立案運営・コーディネート、福岡のアート情報の発信、プサンと九州のアートネットワーク「WATAGATA」、九州沖縄アジアアートマップの制作等。


村上純志【IT】

【人材育成=知識(教育)×経験(実ビジネス)×人間性(コミュニティ活動)】を理念とし、高度な技術力や知識、経験を養成するAIPの事務局長。某システム会社で働いていたが、AIPの理念や活動に惹かれ転職。前職の経験を活かし、自らも講師を務める。


吉川伸彦【デザイン】

九州産業大学 芸術学部 卒業後、グラフィックデザイナーとして株式会社 宣研を経て独立。2000年にデザインオフィス、グラ風 として活動開始。プリントメディアだけでなく、Webなど インタラクティブメディア、映像制作も行う。現在、株式会社SIIISに参加。熊本デザイン専門学校・香蘭女子短期大学 非常勤講師。UX Fukuoka 運営スタッフ。デザイン教育と、「ヒト」と「モノ・コト・情報」の間に存在するインターフェイスとそのインタラクションのデザインに携わっている。