2012年アジアフォーカス福岡国際映画祭

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今年のアジアフォーカス福岡国際映画祭は例年よりグレードアップして開催!
プロジェも宣伝のお手伝いしております。

開催日は2012年9月14日(金)~23日(日)。
初日には初の野外レッドカーペット、野外上映『ダンシング・クイーン』(11年/韓国)を行います。韓流スターも登場予定で、一気にお祭り気分に!
他に『終の信託』公開記念周防正行監督トークショーや『黄金を抱いて飛べ』特別試写会の井筒和幸監督の舞台挨拶などイベントも盛りだくさんです。みなさま是非、お越しください。

詳しくはコチラから
http://www.focus-on-asia.com/

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ビートルでプサン★女子旅キャンペーン!

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25年ぶりに再会した少女時代の仲良しグループ、"サニー"のメンバーが、再会をきっかけに、輝いていた頃の自分とかけがえのない友情を取り戻していく姿を描いた爽やかな感動作『サニー 永遠の仲間たち』。歳を忘れて、ガールズトークに花を咲かせる事ができる"女子とも"は女性にとって人生の宝物です。
そんな"女子とも"同士の旅行にもおススメなのが、エステにグルメにショッピング+韓流イケメン&Kポップと、女子旅の魅力満載な韓国。
そこで、2011年の韓国で口コミで広がり750万人動員のロングランヒットを記録した本作と、プサン女子旅を積極的にプロモーション中のJR高速船ビートルとのコラボキャンペーンを実施します。

①試写会へご招待!
ビートルにご乗船の方から抽選で15組30名を試写会にご招待
【応募期間】4月28日(土)~5月6日(日)(9日間)
【内容】期間中、ビートルの乗船手続き時に応募用紙を配布。チケットカウンターに設置の応募ボックスに応募していただいた方の中から抽選で15組30名様を試写会にご招待します。

(試写会日時)5月17日(木)18時30分開場、19時開映
(試写会場)T・ジョイ博多(JR博多シティ9F)
(主催)CJ Entertainment Japan

②ビートルの乗船券をプレゼント!
映画『サニー 永遠の仲間たち』をT・ジョイ博多でご鑑賞いただいた方の中から、抽選でペア2組4名にビートル乗船券をプレゼント!
【応募期間】5月12日(土)~上映終了
【内容】劇場に設置の応募用紙に半券を貼付の上、必要事項を記入後、ロビー内設置の応募ボックスに応募していただいた方の中から抽選でペア2組4名にビートルの乗船券をプレゼントいたします。
【協力】JR九州高速船株式会社

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映画『サニー 永遠の仲間たち』は4月26日(土)より、T・ジョイ博多他にて公開

公式HPはコチラ→http://sunny-movie.com/index.html

映画『レンタネコ』公開記念パネル展実施!

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映画『レンタネコ』のパネル展を下記のスポットで実施します。
愛らしく個性豊かな猫が随所に登場する本作、見ているだけで癒される映画の世界観を、パネル12点でお楽しみください。
また書斎りーぶる、大丸パサージュ広場、小倉駅前アイムでは、愛猫と飼い主さんのための総合情報紙「ねこのきもち」とのコラボ企画"わが家の師匠コンテスト"を同時開催。
映画に登場する【うた丸師匠】(猫)にも負けない貫禄ある愛猫の写真の中から、予選を通過した20点を展示し、お客様の投票で1位を決めます。投票いただいた方には、抽選で映画のオリジナルグッズなどをプレゼント!
また、書斎りーぶるでは、猫関連書籍のコーナー組、インキューブではキュートな猫関連グッズやステーショナリーも取り揃えております。猫好きの方には是非ご参加いただきたいイベントです。

■書斎りーぶる (福岡市中央区天神4-1-18サンビル1階)
【時期】 4月28日(土)~5月20日(日)
【内容】 映画パネル展+「ねこのきもち」コラボ企画「わが家の師匠コンテスト」。猫関連書籍フェアも同時開催。
【問合せ】 書斎りーぶるhttp://www.shosai-livre.com/main/welcome.html

■雑貨館インキューブ天神店(福岡市中央区天神2-11-3ソラリアステージビルM3階~5階)
【時期】 4月24日(火)~5月20日(日)
【内容】 4階ステーショナリーコーナーにて映画パネル展を開催。映画鑑賞券プレゼントも実施いたします。また、3階キャラクターコーナーでは、ネコグッズコーナーが期間限定で登場。こちらには、映画のエンドロールにもイラストを書き下ろしている"くるねこ大和"のブログ漫画「くるねこ」グッズも揃っています。
【問合せ】 雑貨館インキューブ天神店http://www.incubenews.com/

■大丸福岡天神店 パサージュ広場(福岡市中央区天神1-4-1)
【時期】 4月23日(月)~5月2日(水)
【内容】 映画パネル展+「ねこのきもち」コラボ企画「わが家の師匠コンテスト」。
大丸福岡天神店http://www.daimaru.co.jp/fukuoka/

■小倉駅前アイム(北九州市小倉北区京町3-1-1)
【時期】 4月28日(土)~5月20日(日)
【内容】 8階エレベーター前にて、映画パネル展+「ねこのきもち」コラボ企画「わが家の師匠コンテスト」を開催。期間中、8階でお買い物をされた方に抽選で、映画のチケットなどがあたるプレゼントキャンペーンも実施。
【問合せ】 小倉駅前アイムhttp://www.im-kokura.info/

映画『レンタネコ』は、5月12日(土)から、KBCシネマ1・2他で公開!

映画『レンタネコ』公式HPはコチラ→http://rentaneko.com/

「ねこのきもち」の公式サイトはコチラ→http://www.benesse.co.jp/pets/cat/lp/

映画『レンタネコ』コラボ商品★"スコティッシュもなかちゃん"発売!

太宰府政庁跡より出土した"鬼瓦"を模した鬼瓦もなかで人気の和菓子屋・天山
ネコ好きの社長が、愛猫のスコティッシュ、その名も"もなかちゃん"をイメージして作ったねこスイーツ・シリーズ"スコティッシュもなかちゃん"は、「かわいすぎて、食べられない!」と口コミで広がり、全国のネコ好きからお取り寄せが急増中の人気スイーツです。
そんな"スコティッシュもなかちゃん"と映画『レンタネコ』がコラボしました!映画をイメージして考案されたオリジナルの2商品を期間限定で発売します。

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【商品概要】
①うた丸師匠もなか(キャラメルあん) (3個入)
商品概要: 天山の看板商品"スコティッシュもなかちゃん"シリーズのもなかに『レンタネコ』のコラボバージョンが登場。劇中に登場するネコ・うた丸師匠(スコティッシュフォールド?)の毛の色(ライトな茶色)から発想されたキャラメルあんです。上品な白あんと洋風のキャラメル・テイストが見事にマッチした商品です。

②白ごまキャラメル(6枚入)
商品概要:スコティッシュもなかちゃんのもなかの皮に白ゴマ・キャラメルを詰めた商品。たっぷりの白ゴマが入ったキャラメルは、ヘルシー&素朴でどこか懐かしいおばあちゃんの味。主人公サヨコが"おばあちゃんっ子"であることにちなんで考案されました。香ばしい白ゴマキャラメルと、"サクッ"ウエハースのようなもなかの皮の口当たりが病み付きになる、コーヒーにも緑茶にも合うスイーツです。

【販売期間】 5月12日(土)~6月末(予定) 
【金額】 各525円(税込) ※数量限定/要予約
【販売スポット】 
太宰府参道天山本店、筑前町店。一部上映劇場でも販売の予定です。
※天山公式HPからお取り寄せも可能です。http://www.monaka-de.com/
【問合せ】 有限会社ビクトレージ TEL 092-403-3990 福岡県朝倉郡筑前町二(フタ)100番1

映画『レンタネコ』は、5月12日(土)から、KBCシネマ1・2他で公開!

公式HPはコチラ→http://rentaneko.com/

2012ゆうばり国際ファンタスティック映画祭②/2

ここからはプログラムの部門別に、映画祭をレポート!

1 招待作品部門...公開前の話題作を観られる有料試写会的部門
オープニングの『シャーロック・ホームズ』、クロージングの『僕等がいた<前編>』をはじめ『ヘルプ 心がつなぐストーリー』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』など全10本を上映。オープニング、クロージング以外はすべて2000円のゆうばりファンタパスポート(通し券)で観られるという太っ腹さ。

『作者不詳』 (配給:ソニーピクチャーズ)は、まだ邦題も決まっていない段階でいち早く上映されていたので鑑賞しました。
監督が『インディペンデンス・デイ』や『2012』のローランド・エメリッヒなんで、勝手に宇宙人モノのSFアクションかと思っていたら、なんと16世紀を舞台にしたコスチュームもの。文学界で長年議論が続いている"シェイクスピアの謎"にまつわる歴史ミステリーでした。
主演はリス・エヴァンス!(出世したな~) 
知識的には着いていけないところも多々でしたが、「え~っ、そうなの?(いや、そうかもしれないの?)」と知的好奇心を刺激される大人の文芸エンタテインメント。
見ごたえありましたよ。邦題、何になるのかな? 


2 オフシアター・コンペ部門
"ファンタスティック"をコンセプトに短編、中編、長編の区別なく公募された313本の中からノミネートされた12作品を上映。グランプリを受賞すると、次回作の制作支援が受けられるとともに翌年の映画祭でお披露目されるというシステム。『どんてん生活』の山下敦弘監督や『SRサイタマノラッパー』の入江悠監督もこのコンペのグランプリ出身です。

本年のグランプリ受賞作は、石原貴洋監督の『大阪外道』
残念ながら映画は未見ですが、監督や出演者はパーティで見かけました。タトゥーとかスーツに毛皮な男性陣...見るからにただ者ではない異彩を放ってました。
あっ、これもスカパーで放送...したみたいです。
http://www.sukachan.com/movie/SJ0000074860/


3 特別プログラム&イベント
『息もできない』で注目された女優キム・コッピの特集や、最新作『ゾンビアス』を含めた異色の奇才・井口昇監督特集、ゆうばり映画祭出身で映画祭常連の山口雄大監督最新作『手鼻三吉』など、ホラーからウルトラマン、アニメ、旧作までゆうばりカラーあふれる何でもありの36本。

出来たてホヤホヤのワールドプレミアだった『手鼻三吉』は、夜10時~の上映だったにもかかわらず会場はほぼ満席。ちなみに、山口監督は2003年『地獄甲子園』で本映画祭ヤングコンペ部門のグランプリ獲得。看板役者・坂口拓とは1998年のデビュー作『手鼻三吉』以来の仲なんですね、きっと。

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山口雄大監督(右)とと三吉役の坂口拓

コチラは、デビュー作『手鼻三吉と2(トゥワイス)志郎が往く』
http://www.youtube.com/watch?v=9otxL9ps45Y

坂口拓、若っ!でも、作風は全然変わってない。
三吉シリーズは山口監督&坂口拓のライフワーク的シリーズなのかな?
ゆうばりのファンには、このノリがお約束らしく、超高速4コマ漫画的なスピード感で、ストーリーもタッチもキャラも自由自在にスイッチングしていく三吉(さんきち)ワールドに、会場はドカンドカンの大爆笑。私もあっけに撮られながら笑いました。
そして、ちゃっかり坂口さんに2ショット写真をとってもらったり(赤面)。
配給や公開はまだ未定らしいです。


4 フォアキャスト部門
これは、どういうコンセプトかな...新人監督部門かな?中編・長編合わせて20本を上映。
『サマータイムマシン・ブルース』や『曲がれ!スプーン』の映画化でも注目される京都出身の人気劇団 ヨーロッパ企画の企画短編集とかもやっていたみたいですが、残念ながらこの部門はまるっと見逃しました。ここからコンペ部門に巣立っていくんだろうな。


5 インターナショナル・ショート・フィルム ショウケース部門
いわゆる短編・中編部門ですね。これは「ホラー&スプラッター」、「スリラー」、「ファンタジー」、「ドラマ」4プログラム編成で、会場の1つホテルシューパロの1階で出入り自由の無料上映をしていたので、空き時間に5本ほど観ました。

面白かったのは、『ハトは飛ばない』(韓国・18分)というアニメ。
飛べないばかりに、自分の目の前であっさり他界してしまう父と母。そんなトラウマから夢も希望も捨て、天涯孤独に地上でサバイバルしてきた主人公のハトが、フライドチキンになるのが夢だという純真無垢なニワトリと出会い...。
ほのぼの、おとぼけな絵のテイストとはミスマッチなシニカルな語り口がセンスいいなあ。
http://fanplus.jp/_cinema247_/goods/contents/3907/

私は見逃しちゃったんですが、会う人に「何か面白いのありましたか?」と聞いたら3人くらいからタイトルを聞いたのがコチラ。
「エンカウンターズ」 (監督:飯塚貴士・30分)
Http://www.youtube.com/watch?v=EtXc-tXXYr4
すごいすっとぼけた語り口の人形アニメですね。
バカバカしそうだけど、観てみたい。


他にも、シンポジウム1つと、ゆうばり映画祭の名物らしいストーブパーティに参加しました。

シンポジウム「夢みる子供たちの未来へ 映像教育フォーラム in ゆうばり」
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 前日の夜、偶然居酒屋で『ナビィの恋』の中江裕司監督とばったり会って誘われたので覗いてみたのですが、これがなかなか面白かった。監督とは『ホテル・ハイビスカス』と『真夏の夜の夢』の福岡キャンペーンで2度ご一緒したことがあるんです。

映画や映像制作を取り入れた教育プログラムは最近各地で行われているようで、この日は、中江監督が金沢で講師をした「こども映画教室」で小学生が撮ったドキュメンタリー(なんとテーマは"愛")や、北海道コミュニティシネマ・札幌のワークショップの2011年作品『命の樹』など、子ども達がとった作品3本を観たあとシンポジウム。
中江裕司監督ほか、埼玉の映像ミュージアム SKIPシティのマネージャー、鈴木みどりさん、北海道コミュニティシネマ・札幌の代表で市民出資のミニシアター、シアターキノの代表、中島洋さんなどがパネリストとして参加していて、司会は映画評論家、寺脇研さん。

正直、小中生が撮る映画なんてオママゴトみたいなものかと思っていたら、なかなかどうして。
中江監督の「子どもは面白い映画撮るよ」という言葉の意味が分かりました。

例えば、"愛"をテーマにしたドキュメンタリーでは、小学生が道行くカップルを捕まえては、「2人は恋人同士ですか?」「キスしたことありますか?」「今ここでキスしてください」と大人では考えられないストレートさでカップルたちに迫り、結果、インタビューされたカップルのいろんな関係性(愛の形?)が浮き彫りになるという計算外の面白さ。

札幌のワークショップ作品『命の樹』は市民公募した脚本を元に、中学生達が脚本のなおしから演出、出演、音楽まで手分けして制作した作品。
親に不満ばかりの普通の中学生のもとに、かつて北海道の貧しい開墾時代に懸命に生きていた同じ年頃のぞ先祖様(少女)が現れて...というファンタジックな物語のですが、中学生達の等身大の感性と演技に、ぐんぐんストーリーに引き込まれました。
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こういう制作過程を体験することで、メディアリテラシーとか仕事に対する意識(役割分担)や自分の特性に気づかせていくことが目的なんですって。
年々、高年齢化していく映画ファン層の若返りを図るためにも、こういうプログラムは有効かも。
個人的には、授業に映画鑑賞の時間を取り入れてほしいです。
読書感想文コンクールと同じように映画鑑賞文コンクールとかもあればいいのに。
うん、絶対いいと思う。


最後に、ストーブパーティ。
結構な寒さにも関らず、屋内ではなく野外で行われるんです。
カンパ箱に気持ちのカンパを入れると、紙コップや紙皿をくれて、広場内のいたるところで振舞われているあったかい鍋やジンギスカン、海鮮バーベキューを食べながらストーブを囲むという。
この寒さの中で飲む日本酒の熱燗は最高!(あっという間に冷酒になりますが...)。

そんな中、30歳のイケメン・鈴木直道夕張市長も、映画ファンにまざってストーブを囲んでました。
なんと鈴木市長の名刺をゲット!(オープニングパーティでお会いしたときに)
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いや~、この好青年ぶり、ファンクラブができそう。

ストーブパーティでは、『デビルズ・ロック』の監督を発見。
酔った勢いで話しかけ、好きなホラー映画とかを聞いちゃいました。
ポール・カンピヨン監督は、『ロード・オブ・ザ・リング』などのピーター・ジャクソン作品のVFXにも参加しているそうで、『デビルズ・ロック』(映画はナチもののオカルトホラー)のセクシーな女悪魔のクリーチャーは自分でデザインしたそうです。
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『エクソシスト』や『死霊のはらわた』など70~80年代の正統派ホラーをリスペクトしているそうで、「リング」や「ほの暗い水の底から」などジャパニーズホラーも結構観ているとか。
ホラー好きな私としては、監督の次回作にも期待したいところです。

<ゆうばり国際ファンタスティック映画祭>データ
会期:2012年2月23日(木)~2月27日(月)
上映本数:112本(長編・短編含む)
観客動員数:12577人(昨年12577人、※過去最高は2001年の24983人)

オフシアター・コンペティション受賞結果
☆グランプリ 『大阪外道』 石原貴洋監督
☆審査員特別賞 『くそガキの告白』 鈴木太一監督
☆北海道知事賞 『ビートルズ』 坂下雄一郎監督
☆シネガーアワード 『くそガキの告白』 鈴木太一監督