アストロさん誕生会

先週アストロさんの誕生会をしました。
料理のテーマは無意味にスペインです。オレ!

スパニッシュオムレツをひっくり返すのに大騒ぎ。
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プランターで放置栽培している西洋パセリが活躍してる~嬉しい。

プレート料理とは思えない完璧すぎるパエリア。
料理隊長のみきさんマジすごいっス!自分、尊敬っス!
やさぐれにも来てくれないかなあ。
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今回の主役アストロさんが買ってきてくれた16区の「ギャレット・デ・ロワ」。
肝心の写真撮るの忘れた...ま、これでいいか。
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新年を祝うお菓子なんだそうです。
中にフェーブという陶製の小さな飾りを入れて、当たった人を新年の王様として祝福。
方角が吉というだけで年末にサンクトペテロブルグまで行ったというトコさんが「一番運がいいのは私よ!」と自信たっぷりに...外しました。
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今年の王様はさやかさん。
ルネッサーンス!
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アストロさんお誕生日おめでとうございます。
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福祉をかえる「アート化」セミナーに参加

平成23年度の福岡市共働事業提案制度として採択された「障がい者アートプロジェクト事業」のプロジェクトのもう一つの催しとして、1月14日(土)~15日(日)の2日間「福祉をかえる『アート化』セミナー福岡」が開催されました。

九州で初めての開催、障がいのある人たちのアート活動を仕事として開拓するために、人材育成とともに障がいのある人たちの新しい仕事を生み出すノウハウを学ぶというセミナー。

障がいのある人たちのアート活動は全国的に盛んになり、福岡市内でも活動の中心としている事業所や作業所が増えてきています。
しかし、Tシャツやカレンダーなど事業所ごとのオリジナル商品としての展開は増えつつも、著作権の2次使用や企業などとの商品展開、また、作品を販売する巡回展など、施設外での販路や公共へのアウトプットは未だ発展途上の状況です。

このセミナーでは「障がいのある人たちのアート活動の可能性を広げる」を目的に、福祉施設スタッフや表現活動をサポートする人たちを対象に、アート活動の可能性を考える講義をはじめ、作品や著作権などの管理、アートを仕事に展開するノウハウなどを学ぶというもの。

なぜ、私が参加したかというと、実は、このセミナー主催者のひとつである障害福祉サービス事業所「工房まる」の理事なんかをしとるのです。

きっかけは、10年ほど前、九州大学大学院の修士課程時代に、福岡市内の福祉作業所、福祉施設の実態を調査するというアルバイトをして、30ヵ所ほど回りました。
その中に、まだ無認可の福祉作業所だった「工房まる」と出会い、それ以来応援してきたわけです。

福祉作業所の多くが、アルミ缶の収集やビーズ刺繍、クッキー、石鹸などを作って収益をあげているなか、障がい者の人たちが描いた作品で収益をあげているのを見て、可能性を感じました。

そして、それらのモデルとなっているのが、奈良県にある「たんぽぽの家」だと知りました。 

今回のセミナーで基調講演をされたのが、「たんぽぽの家」を創設した播磨靖夫さんです。

播磨さんは平成21年度の芸術選奨 文部科学大臣賞(芸術振興部門)を受賞されています。

受賞理由は「早くから社会福祉活動の中にその重要な要素として芸術活動を位置づけてきた先駆者の一人。特に、周縁にあると考えられていた「障害者アート」を大きく見直し、それぞれの表現の違いを個性として捉え、障害者の表現こそが、芸術活動の全体を多様化し、芸術運動として既存の規範を超えるものとして「エイブル・アート」を提唱した。これにより福祉の分野と芸術分野の双方に大きな果実をもたらした。国際的な貢献も大きく、播磨氏は、長年にわたる活動のひとつである「わたぼうし音楽祭」をアジア太平洋にも広げ、平成21年には10以上の国際ネットワークを樹立するに至った。」というもの。

播磨さんはもともと新聞記者で、高度成長期に取材をしながら、この繁栄の中で置き去りにされている人たちがいると感じ、置き去りにされてきた人たちをどうにかしたいとの思いから障がいのある人たちの施設づくりを思い立ったそうです。

もう人間的にも魅力たっぷりの方で、話してても飲んでても楽しい!
ずっと話をしていたいと思わせる方です。
機会があったら、ぜひ奈良県の「たんぽぽの家」を訪問してください。

播磨さんの影響を受けて福祉施設を運営している人が、いまや全国にたくさんいます。このアート化セミナーも、運営母体となっている「アート・エイブル・カンパニー」も「たんぽぽの家」から出発しました。

これを読んでちょっとでも興味を持たれたら「工房まる」でも遊びにきてください。

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→Able Art Companyのアート作品をご覧になりたい方はこちらから
http://www.ableartcom.jp/top.php

年末年始の芝居・コンサート報告

2011年の年の瀬から2012年の年明けまで、観劇三昧でした。

12月23日は、もう福岡で恒例行事となった「博多座文楽」人間国宝6人が毎年来てくれます
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昼の部、夜の部、ずっと博多座におりました。
必見は義太夫の竹本住太夫さんと、人形遣いの吉田蓑助さんですが、住太夫さんは87歳、蓑助さんは78歳というご高齢ながら、その義太夫節の心のこもり方と蓑助さんが操る人形のあだっぽさは耳と目を見張るばかりです。

ほとんどの場合、住太夫さんと蓑助さんは昼の部と夜の部に分けられるので、どちらも見なければならない状況となります。
文楽未見の方は、今年ぜひ!

翌日の24日は久保田利伸のコンサート、福岡市民会館というキャパ1,100人ほどの比較的小さなホールで行われました。(この市民会館好きなミュージシャンは多いらしい。3階席までが舞台に近いので、ライブハウスのような空間。山下達郎もここが好き。)

25周年記念ライブなので、懐かしい曲が中心。
会場はもう踊りだす客もいて、ディスコ状態でした。
10年ぶりくらいの久保田のライブ、幸せな時間でした。

27日は辻井伸行くんのソロリサイタル
辻井くんのツアーにはUBSグループというスポンサーが付いておりましたが、ここ、スイスに本店を置く個人富裕層を顧客にしている金融会社。
会場のアクロスにも、お金持ちそうな方々がいらっしゃっておりましたよ。

曲目はモーツァルトとベートーヴェン。
初めての鑑賞でしたが、ランランもビックリの速弾きでした。
アンコールで弾いてくれたカーネギーホール公演のために作ったという「ジェニーへのオマージュ」まで、心が洗われるような演奏です。

そして、31日の大晦日にふさわしい「ローキーホラーショー」!!
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そう、あの伝説のロックミュージカル!
主役は劇団新感線の古田新太、演出はいのうえひでのり、これまでの日本公演に出演した藤木孝、ROLLY,岡本健一も総出演です。

古田新太が痩せたのは、このためだったのか!と認識。
2時間ほどの公演でしたが、アンコールでは大晦日ということで、観客も混じって「第九」の大合唱
いやあ、楽しかったああ!!

2012年、年明けはタイガースですよ。
沢田研二のコンサートとしか知らされてなかったのですが、実はサリーもタローも、ピーも復帰のタイガース公演。
曲は全曲、タイガース時代のものなので歌えるんですなあ。
観客もほとんどがアラ60。

ジュリーが太ったとはいえ、その歌声は変わらず。
驚くのはピーの変わらない体型とドラムの技術
高校の教師をしていたので、ハンディは大きいはず。なのに、技術と体力は衰えず!すごい!
タイガースは1967年から1971年までのたった4年間しか活動してなかったことを初めて知りました。

1月8日は北九州芸術劇場で「90ミニッツ」。
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三谷幸喜生誕周年記念最後の芝居です。
登場人物は西村雅彦と近藤芳正二人だけ。
実際に起こったことを題材にした医療問題がテーマですが、なぜ今、このテーマを選んだのか。

三谷さん生誕50周年の新作は4本。
「国民の映画」「ペッジパードン」「ろくでなし啄木」とこれ。
ナチス時代の映画政策、夏目漱石、石川啄木、そして医療の話。
ペッジパードンだけは見逃しましたが、三谷さんのテーマ選び、興味あります。

新年早々にあった「中居のかけ算」は萩本欽一×三谷幸喜×中居正広の初顔合わせが面白かった。
もっとも感心したのは、中居くんのインタビュー力でした。

今年も芝居にミュージカル、コンサートと楽しむ1年とします!

1月の観劇ツアー

年開けから怒涛の観劇ツアー中です。

...しかし何故こんなに詰めてしまったのか。
バカだから観劇後のハイテンションで夜中まで飲んでしまい、翌日フラフラになりながら劇場へ行く始末。
途中記憶をなくしそうになる自分との死闘を繰り広げ、終演後は矢吹ジョーのような憔悴ぶり。

耐久観劇レースかよ(だったら飲むな)

という事で、今年に入って見た芝居から3本ご紹介します。
これからツアーが続く芝居なんでポイントだけ。

『ロッキー・ホラー・ショー』

リチャード・オブライエンの舞台をもとに1975年に映画化されてから以降、世界的にカルトな人気を誇る作品です。

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めがねは10年くらい前に再映で映画を観ました。

「映画館で紙吹雪をまいたり傘をさしたり大騒ぎしても怒られないよ」と力説するコテコテファンの友人の勧めで、初見にも関わらずコスプレをして数人の仲間と大騒ぎ。
そういう事をしてもいい回だったはずなんですが、まじめに観ていたお客さんが中盤でついにブチ切れ、厳重注意を受けて全員シュンとなったことも今ではいい思い出です。

その『ロッキー・ホラー・ショー』をあの劇団☆新感線のいのうえさんが演出!
古田新太主演、右近健一出演
と聞いて大興奮。
しかも年末から年明けにかけてキャナルシティ劇場でやってくれる!(単にいのうえさんが里帰りしたかったんじゃないかという噂も)

客席にはサイリウムを持った人やメイド服の女子(筋金入りファン)がチラホラ。
正直に言うと、意外とまじめな『ロッキー・ホラー・ショー』だったんですが、いのうえさんはじめ出演者にもファンが集っただけあって、愛を感じる公演でした。

とにかく古田新太のフルターが美脚!
でも首から上デカっ!
◎ンピースのイワンコフにそっくりなんですけど。

あとニーコがめがねツボでした。
なんか、こう...子供の妖怪のような(酷)常に手足がジタバタしてる不可思議な動きが気になる。
そして声は「家庭教師ヒットマンREBORN!」のリボーンです(あ、みんな知ってる?汗)

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→劇場内限定のポップコーン500円(高い)
もとをとるために開演前5分くらいに出てくる、ボインなメイドさんから買ってみてください。面白いことがおこります。

『うるう』

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キャー!コバケンよ~!(お約束)

私のコバケン好きを差し引いても、今回のK.K.P秀逸でした。
言葉遊び、映像や影絵を使った凝ったアプローチなどの小林ワールドに加え、洗練された舞台美術と徳澤青弦さんのチェロとのコラボで、1本の演劇作品として完成度が高かったと思います。

人間社会から離れて、たった1人森に住む青年・ヨイチ。そこに突然小学生の男の子が迷い込んできます。最初は頑なに人との交わりを拒むヨイチですが、だんだん少年に心を開いていき...。

後半は会場からすすり泣きが。
今回は福岡で6日~11日までたっぷり公演してくれるので嬉しい限りです。
明日も見に行くんだ~うふふ。

『90ミニッツ』

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作・演出:三谷幸喜、西村雅彦、近藤芳正が主演の2人芝居。
『笑の大学』以来15年ぶりの顔合わせとあって、チケットは当然即完。

やった!チケット取れた!と狂喜しましたが、そのあとキャナルシティ劇場で公演決定。

...北九州よりキャナルの方が断然近かった。

...いや、いいんですけどね。全然気にしてませんけど...

交通事故に遭い手術が必要な少年。しかし地域の習慣から輸血を拒む父親(近藤芳正)とその父親を説得する役目をまかされた整形外科の副部長(西村雅彦)。

少年の命のリミットは90分。上演時間も90分です。
軽妙な掛け合いにクスクス笑いつつ、時間と共にあせりはじめる副部長の気持ちに感情移入して、こっちまでハラハラ。
『笑の大学』に通じるシンプルなシチュエーション。
観劇後「うーむ」と考えさせられます。

ちなみに、めがねに身体が2つあったら観てみたいのがこの舞台。
『トンマッコルへようこそ』2月11日(土)福岡・大博多ホール

舞台や映画で活躍するチャン・ジン作。
映画の方は宣伝を担当させていただきました。

あの映画の舞台版というだけでも観てみたいと思うんですが、演出が桟敷童子の東憲司!
チャン・ジンと東憲司かあ~どんな化学反応起こすんでしょうね。
まず間違いなく泣けると思うんですよね~観たいなあ。

でも同じ日に中日劇場『仮面のロマネスク』を観劇予定。
そうです。今年で退団が決まった大空祐飛の名古屋公演です(知ってる前提で話を進めるけど)

あ、そうだ。中日の宣伝もしておこう。
私の大好きな柴田侑宏先生脚本、そして今めがねから絶大な信頼を得ている植田景子先生演出です。

原作は今から200年以上前に書かれた「危険な関係」というフランスの小説。

動乱に揺れるフランス宮廷を舞台に、美貌の青年貴族ヴァルモンと若き未亡人メルトゥイユ侯爵夫人の冷徹で官能的な恋の駆け引き(宝塚公式HPから)

「仮面のロマネスク」というタイトルがぴったり。
大人の女子でもお勉強になる男女の倒錯的な恋の駆け引きが描かれています。
さすがフランス。200年も前からフランスです(偏見)

めがねとちびっこOが敬愛するヨン様が出演した『スキャンダル』も「危険な関係」がもとになってるんです。
...ヨン様はその後、松尾スズキに似てるとか言われてさんざんでしたが(「似てないもん!」と強く言えない)

これがポスターです。

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うおー黒髪ウェーブ!エッロ!(鼻血)
名古屋コーチンも楽しみだみゃー。

福岡のクリスマスイルミネーションです!

天神の警固公園
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キャナルシティ博多
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博多駅前
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どのイルミネーションが好きですか?